以下の【病院機能評価受審ニュース】は平成14年10月30日から、平成15年3月18日までの3ヶ月間、毎週院内に発信したものです。

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病院機能評価受審ニュース No 1
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平成10年4月に、財団法人 日本診療機能評価機構 による病院機能評価を受け認定されてから、5年経過しました。 H15年4月19日で認定証の期限が切れます。

これまでは、この認定証は、本院が一定の認定基準に達していることを客観的に示すものでありましたが、本年10月からの診療報酬改訂により、外来化学療法室や緩和ケア病棟の設置基準に、本機構による認定が含まれましたので、再受審して認定を受けることが、病院の質の客観的評価に加えて、診療報酬上、不可欠なものになりました。

5年前の評価審査時に比して、問われる内容もかなり詳細かつ高い質のものになってきましたので、病院をあげて取り組まねば到底準備ができない状況となっています。

今後、本ニュースによって、審査内容についての説明や、資料作成の要請など、順次解説や進捗状況・新たな取り組みなどについて、お知らせして行きたく思います。

なお、受審に関する準備をしているのは、医療サービス向上委員会(構成員については、「国立大阪病院会議・委員会の所掌事項および構成員について」を参照して下さい)が核となって動いております。

この件に関しまして、ご提案・ご質問・ご意見などがありましたら、上記委員会メンバーにお伝え下さい。

今後のニュース内容の予告
No 2:審査内容の概略
No 3:病院の理念と基本方針
no 4:資料作成のための協力要請

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病院機能評価受審ニュース No 2
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どのような審査によって評価されるのかを、簡単に説明します。
1)審査領域
 1.第1領域から第6領域に分けて審査されます。

第1領域:病院組織の運営と地域における役割
・病院の理念と基本方針 ・病院の役割と将来計画
・病院管理者・幹部のリーダーシップ
・病院の組織運営 ・情報管理機能の整備と活用
・関係法令の遵守 ・職員の教育・研修
・医療サービスの改善活動
・地域の保健・医療・福祉との連携
・地域に開かれた病院

第2領域:患者の権利と安全の確保
・患者の権利 ・説明と同意 ・患者の安全確保
・医療事故への対応 ・院内感染管理

第3領域:療養環境と患者サービス
・接遇と案内 ・医療相談
・患者・家族の意見の尊重 ・バリアフリー
・プライバシー確保 ・療養環境とアメニティ
・災害時の対応

第4領域:医療の質の確保
・診療組織と運営体制 ・医師の人事管理と教育研修
・診療録管理 ・図書室機能 ・臨床検査部門
・病理診断部門 ・放射線部門 ・薬剤部門
・輸血療法部門 ・手術麻酔部門 ・集中治療室
・救急部門 ・栄養部門 ・リハ部門
・診療の責任体制と記録の徹底 ・入院診療の計画性
・検査と診断 ・薬剤投与の管理 ・手術と麻酔の適切性
・栄養管理と食餌指導 ・効果的なリハの実施
・QOLへの配慮と緩和医療 ・行動制限への配慮
・院内感染への対応 ・療養の持続性の確保
・診療の質の保証

第5領域:看護の適切な提供
・看護部門の組織の確立 ・組織の運営
・職員の能力開発 ・看護の実践と責任体制
・看護の計画的対応 ・検査実施への看護の関わり
・与薬への看護の関わり ・周術期の看護の適切性
・栄養管理と食事指導 ・リハの適切な実施
・行動制限への配慮 ・看護の持続性の確保
・逝去時の対応 ・看護ケアの評価と質向上への努力

第6領域:病院運営管理の合理性
・人事管理 ・財務経営管理 ・施設設備管理
・物品管理 ・業務委託
・訴訟などへの適切な対応

2)審査方法
 1.自己評価表による評価(上記に関する詳細な設問に対して自己評価し採点する)
 2.書面審査(主に病院機能をデータで示す)
 3.面接(上記6領域に関して、自己評価採点とデータ結果から質問。主として院長・看護部長・事務部長が回答)
 4.実地検証として外来・病棟などあらゆる部署を訪問し、環境チェック・従事者への質問・患者への対処の観察などをおこなう。

3)審査におけるポイント
 1.病院を格付けるための評価ではなく、病院機能の向上を目的とした審査であることを認識すること。
 2.評価のポイントは、診療・看護など種々の病院機能の展開プロセスを評価することにある(そのプロセスが把握できる記録の存在が重要)。
 3.さらに、そのプロセスに問題があれば、それを検証し改善することが重要であり、高く評価される(検証・改善の過程を示す文書の存在が重要)

概要は以上の通りですが、調査票などに細かく目を通しますと、かなり緻密に準備しなければ、整合性のある取り組みにならない、と考えます。
各職場における全員一致体制で取り組むことが必要です。
頑張りましょう!

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病院機能評価受審ニュース No 3
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今回は、第1領域の最初に問われています「病院の理念と基本方針」について説明します。

病院の玄関を入った左手に、5年前に作成された理念と基本方針が掲示されています。本来、理念と云ったものは変わるべきものでも変えるべきものでもない、と仰る方もおられるかもしれません。

理念には、哲学上の定義(感覚世界の個物の原型である非物体的な永遠の真実性)と、事業・計画などの根底にある根本的な考え方、の2通りの意味があります。

後者の意味においては、時代の経過とともに社会的要請や病院自体の進歩・変貌から、当然、理念にも変化があっても良い、と考えられます。実際に、日本診療機能評価機構は、理念の見直しを問いかけています。

昨今の、人権に対する意識の向上や、組織における不透明さが社会的に問題視されていることを踏まえて、見直しを図り、幹部会議で承認を得ました。今後は、この理念や基本方針が、病院玄関のみで はなく、会議室や病棟・外来などにも掲示されることになります。

すこし解説を加えながら理念と基本方針を説明します;

(1)理念について
受審ニュース No 1 でお伝えしました医療サービス向上委員会でまずキーワードで当院の理念を考え、それらを煮詰めたものが、

・人権の尊重
・情熱と奉仕
・透明性・公平性
です。

次に、理念と理念に基づく使命をまとめ、以下のようにしました;

「国立大阪病院の理念と役割」

私たち、国立大阪病院の職員は、
1)医療に係わるあらゆる人々の人権を尊重します。
2)透明性と質の高い医療を、分け隔てなく情熱を持って提供します。
3)医学の発展に貢献するとともに、良き医療人の育成に努めます。

(2)理念に基づいた基本方針
どのような組織にも、組織の維持と運営のための方針がありますが、その方針が、上記の「理念と役割」の延長線上にあるものでなければなりません。
11月中に本院の年報が発行されますが、その中で当院の方針に関して院長が詳細に述べられていますので、お目通しください。

「国立大阪病院の診療・研究・教育方針」

1)高度先進医療への貢献
:技術開発・臨床研究・臨床試験の推進

2)政策医療の推進
:近畿がんセンター
:近畿循環器病センター
:近畿HIV・AIDS センター
:西日本災害医療センター
:専門医療施設 ・ 肝疾患 ・ 内分泌疾患 ・ 腎疾患・ 血液疾患 ・ 成育医療 ・ 骨運動器疾患
・ 免疫・アレルギー疾患 ・ 感覚器疾患

3)レベルの高い医療人を育成
:卒前教育 〜 医学生・看護学生・視能訓練学生
     〜 各医療職種学生実習生
:卒後研修 〜 研修医・看護師
:専門職育成 〜 レジデント・医員・看護師

4)情報開示と情報発信

さて、最初に書かれていた理念と役割を覚えておられますか?

これからは、院内のあちらこちらで目に留まるようにしますので、自然と頭に入ってゆくかと思いますが、覚えておいてください。

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病院機能評価受審ニュース No 4
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前回は、本院の「理念と役割」「理念に基づく基本方針」について説明しました。

今回は、これらをより分かりやすく端的に表現したモットーや、理念から派生したキャッチフレーズなどについて説明します。
モットーとは、標語のことです。当院の理念や私たち医療従事者の役割を、簡単なフレーズで多くの人々に知らせることができれば、また、本院に対する愛着感・親近感なども湧いてくるかと思いますし、より理解されるかと考えます。

 ●「正しく、品よく、心をこめて」

平成14年10月発行の Osaka National Hospital News に井上院長が、ロゴと本モットーについて、簡単に説明されています。また、11月下旬には発刊されます当院のH13年度年報にも、記載されていますので、またお読み下さい。そのうちに、当院の外周壁の北面(阪神高速道路側)に、ロゴとモットーとを合わせて、病院名が掲げられます。このモットーは私たち医療従事者の姿勢を表したものです。

 ●「より多くの人に、より安く、良い医療を」

皆さんよくご存知のモットーです。5年前の最初の病院機能評価の際には、簡単で明解と評判になったものです。本院の診療方針の一端を簡明に表しています。

 ●「私たちは、適塾の伝統を現代に生かし、日本の医療に範を垂れることを目指します」

大阪は緒方洪庵によって近代医学を伝承させた地の一つであり、その洪庵が洋学を教えていたのが適塾です。ここからは、江戸末期・明治維新の日本の一端を担った人々を輩出させています。
さらに、適塾出身の大村益次郎(村田蔵六)は、京都で刺客に合い、この地でシーボルトの娘 イネに看取られてこの世を去っています(本院外周の北東角地に大村益次郎の銅像があることはご存知のことと思います)。

私たちも高い理想をもって、模範となる医療をこの地で実践してゆくことに大いに意義があります。

日本診療機能評価機構の作成した病院機能の自己評価表解説書には、病院の基本理念があり、その病院の各部署には、病院の基本理念と役割に沿った、各部署ごとの理念があり、さらに診療理念や看護理念といったものが整備されており、職員一同が同じ理念を胸に抱いて前進する、ことが書かれています。

看護部には、以前から、「看護部の理念」が掲げられています。今後は、診療部の理念」といったものも考えねばなりません。
また、各科・各部署においても、[病院の理念と役割]に準じた、整合性のある理念があって然るべきでしょう。お考え下さい。

本年9月に総務省の医療の安全に関する監査がありました。その際に、当院の医療の安全に関する理念は何ですかと問われていましたので、Risk Round Meeting の中で作成したのが下記に示すものです。今後は、この理念を、医療安全管理に関する部署や医療事故防止マニュアルに掲載する予定です。

 ● 国立大阪病院の医療の安全に対する理念

「患者の立場に立った安心して医療が受けられる環境、および医療に係わるあらゆる人々の安全性を保障できる環境を整備し、当院における医療安全文化の確立を図ります」

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当院で働いておられる職員のおよそ20%ほどは直接に患者との接触は無いかと思います。しかし、誰もが間接的には患者と関係を有しており、患者の病気の回復や健康維持に関与しています。だれもが、同じように本院の、また自分の所属する部署の理念や役割を心得ておくことも大切です。

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病院機能評価受審ニュース No 5
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【利便性とバリアフリー】

病院側の患者さんに対する配慮として、キーワード【利便性とバリアフリー】でまとめられる設問があります。

たとえば、入院患者の利便性として、日常生活の延長線上の設備とそのサービスが問われています。また、入院生活の規則が、患者本位になっているか?も問われています。

職員は患者さんに医療を提供する側にいますので、殆どの方々は入院生活を経験していないのでは、と思います。短期間の入院では余り問題点は見えてこなないのかも知れませんが、長期入院や医療の介入量の多い場合には、いったいどうなんでしょうか? 

職員およびその家族の方々が入院された際に感じられたことなどを情報としてよく聞き出しておくことも、今後のサービス提供には有用です。

また、病院内の施設がバリアフリーになっているか、も問われています。歩行が覚束ない患者さんや車椅子の使用者には重要な問題ですが、院内を一度その目で見て、歩いてみてください。玄関の車寄せからしてそのようにはなっていません。傾斜を付ければバリアフリーであると考えてはなりません。 
多くの職員の方々からの情報提供を待っています。お知らせ下さい。

また、相談窓口が、背の低い方々や車椅子対応になっているか、も重要な問題です。あちらこちらにある受付窓口のカウンターの高さです。カウンターが低く車椅子対応になっていても、車椅子で近寄れなければ困ります。車椅子がカウンターの下に入れないと、車椅子の足台がつかえて近寄れません。カウンターから少し離れたところからでも話は出来ますが、プライバシーのことを考えますと(大きな声で話さなければならないので)、好ましくはありません。

職員の方々が自分の職場や院内施設を利用される際に、このような視点から眺めてください。問題があれば、お教え下さい。

どこまで受審日までに改善できるか分かりませんが、問題箇所をしっかりと把握しておくことが大切です。

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病院機能評価受審ニュース No 6
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今回は、キーワード【ボランティア】について、説明とお願いです。

当院で多くのボランティアの皆さんが患者さんを支援しておられることは、よくご存じでしょう。病院としてボランティア活動をどのようにとらえているか、との設問があります。すなわち病院で働く全ての職員が、ボランティア活動をどのように捉えているのか、が問われています。
あるボランティアから聞いた話ですが、当院の職員が、あたかもボランティアを当院の準職員かのように仕事の指示をする、人手不足の補いではないのに、と嘆いておられました。何か勘違いされているのでは、とも。

ボランティアとは、言葉通り、自主的に行動を起こし個人または地域社会に貢献することかと思います。主体性のある行動であり、強制的な奉仕でも単なる無料奉仕とも異なります。「自分が相手と同じ環境に立てば、自分にして欲しいことを、相手にすること」であり、「痒いところに届く手」となることでもある、と云えましょうか。

当病院におけるボランティア活動をご存知でしょうか?
 
ボランティアさんは、病院の医療活動と連動して、患者さんの受診に際しての種々の支援を行い、患者さんに便宜性・安心感・和み・安らぎなどを提供して戴いています。ボランティアの方々は、病院の良きパートナーであるとの認識が必要です。

具体的には、現在、患者さんがおこなう初診手続きのお手伝いや、各科外来・検査室などへの案内、入院時の病棟への患者さんの案内、縫製作業などを日常的にして戴いてます。また、ご存じのように夏と冬には、音楽ボランティアの方々によるコンサートが開催されますが、その際にも、病院ボランティアの方々は黒子として会場の設営や患者・家族の会場への案内・誘導など、人目に付かないところでも多くの支援をしてくださっています。

確かに、結果的には病院の人手不足により病院サービスの至らぬところを、ボランティアの方々がカバーされています。しかし、これと人手不足対策とは全くスタンスが異なっています。万が一にも、職員の中にボランティアの支援を誤解されている方がおられましたら、お考えを改めて戴きたく思います。

ボランティアの方々は、患者さんからのお礼の言葉を聞くと、ボランティア活動をしていて本当に良かった、と云われます。それだけ、患者さんにも感謝されています。職員の皆さんも、ボランティアさんに会われれば、「ごくろうさん」と一言声をかけたり会釈をするなどして、病院の感謝の気持ちをお伝え下さい。
 
 *** 職員ボランティアの募集 ***

病院職員の方々の中で、以下の特技をお持ちの方はお知らせ戴けないでしょうか? 外来や入院の場で患者さんが困られている際に、院内ボランティアとして支援して戴ければ、と思います。
 
できれば、特技とその持ち主の職員名をリストアップし、総合案内や医事課・看護部に保管しておけば、必要時に支援の要請が出来、患者さんも喜ばれるのではないでしょうか。 
何卒、ご協力のほど、お願いいたします。

求めている特技 手話(多少とも出来れば結構ですので---)
点字文書作成
外国語:ハングル語・中国語
     :スペイン語・ドイツ語・フランス語

その他 (あればお教え下さい 〜 例えば、イラストレーションなど)

→→→ ご協力戴ける方は、メールで結構です。お返事を下さい。

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病院機能評価受審ニュース No 7
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今回のキーワードは、【説明と同意】= Informed Consent です。

診療機能評価機構では、結構このあたりを綿密に尋ねてきています。

日本語で「説明と同意」と云われたり又書かれたのを見ると、非常に軽く、かつ簡単に表面的に、この言葉を受け取ってしまいます。

しかし、説明の質が問われています。単に状況を話すことでも解説することでもありません。もっと深い意味があります。

 speak(= あらゆる口頭伝達に用いる。一語の発話から長時間におよぶ講演でも"speak"で通用する)
 talk(= 内容の軽い発話に用いる)
 explain(= 説明する・解説する)
 inform(= 相手を十分に納得させる、理解させる、精通させるように情報を伝える、知識を与える・啓発するなどの意味で用います。一方では、密告などの意味もあります。)

日本語では、[説明と同意]と簡単に済まされてしまいますが、上記のような意味があります。

簡単に「IC」などと云いますが、患者さんに理解させるのは大変です。その時は分かった積もりでも(分かった気がしても)、少し時間が経つと、全く白紙と同じような状態にある患者さんも多くいます。繰り返し何回も説明し、問題のポイントだけでも理解して貰わねば、治療の重要さや手術の危険性も解って貰えません。治療後の経過が思わしくないとき、説明が十分にされていない患者は、何か医療サイドの間違いで悪くなったのでは、と思ってしまうかも知れません。

人に解りやすく説明する術は、有る程度訓練しなければ身につきません。流暢に淀みなく話すような術は不要です。木訥でも誠意のある、かつ分かりやすい話し方が必要です。相手の立場に立った話し方でもあります。
 
現在、医療事故防止対策委員会の常日頃の活動としてリスク・ラウンドを施していますが、そのリスク・ラウンドチームで[IC マニュアル]を作成中です。研修医や若い先生方は、一度は目を通して戴きたく思います。

以前のリスク・ラウンドで手術・処置説明のカルテ記載に関するチェックをしましたが、内容記載の不十分な科が多数ありました(この時は、1科につき10 人のカルテ調査でした)。そのうちに本年の IC に関するカルテ記載調査を開始します。

「ムンテラ」と言う語を今でも使用されている先生がおられるかもしれません。Mund Therapie(独)の略です。これには2通りの意味があり、一つは患者さんへの説明に相当します。もう一つは、話術でもって治療することに相当します。精神科領域の言葉ですが、日本では、話術でもって患者さんを適当にあしらったり誤魔化したりする悪い意味にも使用された時代があり、適切な用語とは云えません。

なお、話術につきましては、医師や看護師のみならず、医療に携わるあらゆる職種の方々が、患者さんと接するときに、上手な話し方が求められます。事務職といえども必要なことです。

時には吉本興業の TV 番組でも見て、話術や「つかみ」の術を身につける工夫をするのは如何でしょうか ?

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病院機能評価受審ニュース No 8
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今回のテーマは【喫煙/分煙/禁煙】について(1) です。

調査項目
第3領域 療養環境と患者サービス
*3.6 療養環境の整備
*3.6.1 療養環境の整備体制が確立している
*3.6.2 患者が使用する設備・備品が整備されている
*3.6.3 院内の清潔管理が適切に行われている

*3.6.4 禁煙・分煙に配慮されている
 3.6.4.1 禁煙区域が設けられている
 3.6.4.2 禁煙区域の内外に適切な表示がある
 3.6.4.3 喫煙場所の換気に配慮されている
 3.6.4.4 職員に対して院内における分煙が徹底している

との、問いかけがあります。

喫煙が、健康に非常に良い、と思っている人はいないと思います。多くの愛煙家すら、煙草は身体に良くないことを気にしています。

また、最近、JR や私鉄でも駅の構内での分煙化は、非常なスピードで進んでいます。市民会館など、多くの人の集まるところでも、分煙化はおこなわれています。
これらのことに、すでに皆様方はお気づきでしょう。

これは来年4月から施行される法令「健康増進法」に基づいた取り組みです。

すなわち、

健康増進法 第2節 受動喫煙の防止
  第25条 学校・体育館・病院・劇場・観覧場・集会場・展示場・百貨店・事務所・官公庁施設・飲食店その他の多数の者が利用する施設を管理する者は、これらを利用する者について、受動喫煙(室内又はこれに準ずる環境において、他人のたばこの煙を吸わされることをいう)を防止するために必要な措置を講ずるように努めなければならない。

とあります。

因みに代表的な国立病院や大阪近隣の大病院などの分煙化/禁煙化の状態を調べてみますと、

国立病院(8):仙台・国際医療・東京医療・名古屋・京都。呉・金沢・九州医療 
公立病院(2):大阪市立総合医療センター・大阪府立病院 
民間病院(6):住友・大阪厚生年金。北野・淀川キリスト・大阪日赤・済生会中津

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場所         病棟部門      外来部門      職員部門
(職員のみ利用する施設)
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館内全域禁煙     69 %        31 %        6 %
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空間分煙        31 %        69 %       75 %
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時間分煙         0           0         0
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対応なし          0          0         19 %
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*** なお、敷地内全域の禁煙を施行している病院はありませんでした。
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このデータに見られますように、主要な病院では、
1)少なくとも入院部門の館内全域禁煙が7割で施行されています。
しかし、
2)職員の分煙/禁煙化は進んでいません。
当院でも、来年4月に発効する「健康増進法」に向けて、分煙/禁煙 キャンペーンを繰り広げるとともに、実行に移してゆく予定です(12月4日の幹部会議におきまして、分煙/禁煙化は承認されました)。

詳細な分煙/禁煙化への移行に関する予定は来週にはお伝えできるかと思います。

問題は、当院の職員から先ず率先して、分煙/禁煙に向けて取り組む必要があります。職員が励行しないものを、患者に強く求めることは出来ませんし、患者に分煙/禁煙を呼びかけても迫力がありません。

上記のデータが示すように、案外、職員の分煙/禁煙化への取り組みが困難であるのかも知れません。しかし、徹底化を図る積もりです。

まだ分煙化が進んでいない各職場におきましては、早速にご検討を開始して下さい。その心づもりをしてください。

また、院内分煙/禁煙化に関してのご意見がありましたら、どしどしとメールを送って下さい。

ときには、理念を思い起こしてください;

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病院機能評価受審ニュース No 9
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私たちは、適塾の伝統を現代に生かし、日本の医療に範を垂れることを目指します
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【喫煙/分煙/禁煙】について(2)
今週も前週の続きです。院内禁煙に関する今後の当院の方針の枠組みと分煙実施に向けての予定を述べます。
ここにお伝えする内容は、医療サービス向上委員会での議論を経て幹部会議(12月11日)で承認されております。

1)目的:タバコの喫煙(受動喫煙を含む)による健康被害から、当院受療中の患者および職員を守るためにおこなう。

2)分煙化の時期
1.職員は[2月1日]一斉スタートの予定
2.患者(病棟・外来)は[3月1日]一斉スタートの予定

3)喫煙場所
1.職員 :管理棟4階喫煙ブース*1
:地下1階西出口 ELV Hall 周辺
:東12 階喫煙所(部外者立入禁止区域)〜整備予定

 *1:救命センター病室からブース北面ガラス越しに喫煙者が見
  えるので、このガラス面を遮蔽(カーテンなど)する予定。

2.患者 :外来棟1階喫煙所
:南および北玄関屋外喫煙場所
 (簡易屋根および目隠し腰板あり)

4)公式通告
1.分煙化実施に関する通告は12月中に掲示予定
  〜 各病棟・外来各科・中央サービス部門受付
   医務部・看護部・検査科・薬剤科・事務部など
   タバコ自販機など
2.入院案内・患者手帳に通達文添付
3.食堂・喫茶室・売店への通達

4)分煙化キャンペーン
1.ポスターによる分煙化推進(1月から予定)
2.薬局モニター上で表示予定
3.その他

5)分煙化に必要な作業
1.喫煙場所の整備点検
2.トイレを中心とした煙センサーの整備
3.分煙化励行巡視チームの結成(療養環境ラウンドチーム)
4.喫煙備品などのの撤去
  〜 タバコ自販機撤去・全館の灰皿撤去・病棟喫煙ブース撤去

各部署において、円滑に分煙化に移行できるご配慮をお願いいたします。

とくに、医局・カンファレンス室・会議室・当直室など、多数の職員が利用する施設内では禁煙です。 

また、外来診察室近辺の休憩室での喫煙やナースステーション休憩室内での喫煙も禁止になります。

職員の分煙化が徹底していなければ、病院に来られる方々に対して、強いことが云えません。よろしくお願いします。

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病院機能評価受審ニュース No 10
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「正しく、品よく、心をこめて」
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早いもので、あと1週間で今年も終わりです。
皆様方にとって、今年はどんな年でありましたでしょうか?

本年後半の3-4ヵ月は、受審準備態勢に入り、いろいろと施設内が様変わりしつつあります。

1)LOGO の決定とバッチ配布
2)理念と理念に基づく当院の基本方針の見直し
3)施設内分煙化の決定

などです。

医療安全管理に関する整備も尚一層充実したものが求められています。そのため、医療安全管理と医療事故予防対策に関する多くの規定・規約・細則の見直しと新規作成をおこなっております。

受審のために辻褄合わせをしているように思われるかも知れません。しかし、これを機会に当院の医療安全管理に関する見直しをおこない、至らぬ点を改善することは、当院にとって有益なことであり、大いにプラスになります。

本日、午後に倫理委員会が開催されます。
ここでは、日頃の臨床の中で生じてくる倫理的問題に関する相談機関としての倫理委員会臨床部会の設置を提案しています。

1月のニュースで詳細をお知らせしますが、これなども診療評価機構が求めているものであり、診療の質の向上には重要な機能を提供してくれます。

これまでなら主治医が1人で悩んで解決していた倫理的な問題も、臨床部会がお手伝いすれば、主治医の精神的負担も軽減し、また、より普遍的な判断が得られるかと考えます。

どうか「良いお年をお迎え下さい」

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病院機能評価受審ニュース No 11
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明けましておめでとうございます。

年末年始、如何お過ごしでしたでしょうか?

例年になく長期にわたる休みでしたが、仕事に来院された方も多くおられ、本当にご苦労さんでした。

この1年、国立病院体制の最後の年です。
今後はどうなるのか五里霧中のところも多々ありますが、まずは患者さんのために、より一層の診療の充実化を図ることが私ども医療人の使命かと考えます。

本年もどうぞよろしく。

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「私たちは、適塾の伝統を現代に生かし、日本の医療に範を垂れることを目指します」
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受審ニュース No 10 で少し触れましたが、今回は【倫理委員会臨床部会】について説明します。

診療評価機構の問いでは、
  4.1.3:診療における倫理に適切に対応している
   4.1.3.1 倫理上問題となる症例や課題について検討する仕組みがあり機能している。
   4.1.3.2 診療における倫理に関する教育・研修がおこなわれている。
   4.1.3.3 治験・臨床研究に関する規程があり遵守されている。
と問いかけています。

病院幹部会議メンバーで構成されるプロジェクト会議において、以前から、臨床部会のような相談機能をもった組織に関しての議論がありました。

たとえば、
・不可逆的昏睡と延命治療
・DNR 指示の可否
・延命治療、安楽死、尊厳死などに関する事前指示の可否
・宗教的理由による治療や輸血拒否などへの対応
・告知の問題
・生殖補助医療
その他、もろもろの上記のような問題が日常的に生じてきますが、その中で、主治医や家族は如何に判断すべきか迷うことも少なくありません。
主治医として、自分はこう考えるが、倫理的にはどうなんだろう、と不安に感じることもある、かと思います。また、主治医と患者・家族との間での考えが異なり、どうすべきか困ってしまうこともあるでしょう。

そのような際に、臨床倫理に関する相談機関として[倫理委員会臨床部会]が機能します。

構成は倫理委員会の院内メンバーがあたります。緊急に解決しなければならない際には、院内委員3人以上の出席で部会は成立します。〜 7名の外部委員には電話などで連絡しますが、連絡がつき、来院出来るようであれば参加していただきます。
院外委員が参加出来ない場合には、臨床部会の判断を院外委員に事後承諾して戴くことになります。
ただし、部会で得た見解に関して、外部委員から別の意見が出た場合には、今後の審議方針に、その意向を取り込むことになります。

部会で審議されて得た結論は、部会としての見解です。相談を要請された主治医は、部会の見解を参考にして最終的に判断して貰います。部会の見解を主治医に一方的に押しつけるものではありません。
〜 いずれ、数多くの事例相談をこなし、部会としても内容的に成長した時点では、多少とも強制力を持つようになるかも分かりません。今後は、職員全員で考えながら、部会を成長・発展させればよい、と考えます。

年末に開催されました倫理委員会で[倫理委員会臨床部会 細則]が審議されましたが、一部、条文などの手直しが必要です。
また、本日の幹部会議において、一部の修正はありましたば、承認されました。
H15年1月15日から施行されることになります。
細則の修正がすめば、皆様方にお知らせ致します。

1月15日までに、上記の様な事例があれば、副院長・臨床研究部長・診療部長・看護部長にご連絡下さい。
*** 年末から、病棟や外来部門に、「分煙の徹底についてのお知らせとお願い」が貼られています。もう、お読みになられましたか?

そのうちに看護部で作成された種々のポスターがお目見えします。

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病院機能評価受審ニュース No 12
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「国立大阪病院の理念と役割」

私たち、国立大阪病院の職員は、
1)医療に係わるあらゆる人々の人権を尊重します。
2)透明性と質の高い医療を、分け隔てなく情熱を持って提供します。
3)医学の発展に貢献するとともに、良き医療人の育成に努めます。
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今週、書面調査書類を診療機能評価機構に提出します。
あらゆる部署の方々のご協力で作成されましたが、これらのデータを参考にして、3月の本審査の際に病院施設・機能をチェックされます。

2月からは何回も院内各所をラウンドし、不備なカ所の再チェックと手直しにかかります。また、接遇などの改善・強化を再度図りたく考えています。

今回は、各侵襲的検査・手術に対して適用基準を持っているか、との問い(第4領域:医療の質の確保)に対して考えてみます。

当院のように、多くの科がそれぞれ合併症を伴った非常に重症の症例を取り扱っている病院では、個々の症例ごとに適用を検討する必要があり、一律の適用基準では対応できないと考えます。
そのため、各科でのカンファレンスの重要性を病院としては説明しています。

問題は、カンファレンスはどこの科もしっかりと施行されているでしょうが、その記録です。カルテまたはカンファレンス・ノートなどに記録を何処まで正確に記載されているかが、重要なポイントです。

今からでも結構です。
きちっとカンファレンスで指摘された問題点、再検討すべき点、方針変更の理由、その他重要な点を記録しておいて下さい。

これは受審とは関係なく大切なことです。

患者からクレームの来る事例の多くは、カルテへの記載が少ない、また重要ポイントの記載が洩れている、などの問題があります。
一方、あらゆる点に良く配慮されている先生は、カルテも充実しており、患者からのクレームも非常に少ない、といえます。

カルテに何を書くべきか、については診療録作成マニュアルができています。ご参考にして下さい。

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病院機能評価受審ニュース No 13
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【接遇と案内】
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「より多くの人に、より安く、よい医療を」
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第3領域「療養環境と患者サービス」では、

接遇と案内、医療相談、患者・家族の意見の尊重、利便性とバリアフリー、プライバシー確保への配慮、療養環境の整備、快適な療養環境、災害時の対応などが、項目別に問われています。

その中から、(接遇と案内)を取り上げます。

すでに接遇に関する研修会が催されましたので、受講された方々には、言わずもがな、かも知れません。しかし、決して受講者は多くはありませんでしたので ---。(2回で計5-60名)

 *** 接遇・応対への配慮

  身だしなみを常日頃から整えており、
柔和で温厚な態度(表情)で
言葉遣いに配慮して、
余裕をもって親切に分かりやすく   

対応することが、

大切であると頭の中では分かっていても、
ホテルマンの様に訓練されていません。

なかなかどころか、とてもじゃないけど、そのようにはできません。

常日頃からホテルマンのように対応していなければ、付け刃ではとても出来ません。とって付けたような態度になってしまいます。精神的に余裕が無ければ無愛想でぶっきらぼうな対応になってしまいます。

笑顔をと云わずまでも、気持ちよく接して、分かりやすく説明をする、と言うことはそんなに簡単に出来るものではありません。

常日頃から窓口業務をされている方々は、対応に馴れておられるでしょうが、あまり患者さんと面と向かって対応されない方々が患者さんに何かを尋ねられた場合など、得てして機械的なぶっきらぼうな対応になりがちです。

しかし、病院に来られる方は、皆さん、心身共に助けを求められている方々です。尋ねようかどうしようか、と迷いに迷った挙げ句に尋ねられる方も少なくはありません。

どうか、優しく丁寧に、分かりやすく対応してあげてください。

道案内などでは、説明だけでは理解されない場合もあるでしょう。
時間が許せば、患者さんと一緒に目的の場所まで案内してあげて下さい。

   特別な手法などはありません。
   親切な気持ちが大切です。


 *** 以前から何回か ”院内ボランティア”募集の記事を流しました。
 しかし残念なことに、無反応(または、該当者がおられないのかも---)。

第3領域の接遇と案内の項でも問われていますが、当院に視聴覚障害者が来院された場合や、日本語や英語を話されない外国の方が受診された場合の対応を考えておかねばならないからです。

聴覚障害者の場合、手話ができれば一番かと思いますが、筆談という手段もあり、これであれば何とか対応できます。しかし、込み入った話は出来ず、時間も要します。もう7-8 年前になりますが、整外病棟に手話の出来る看護師がいて、たまたま聴覚障害の患者さんが入院され非常に感謝されたことを思い出します。安心して手術を受けることが出来たと、喜んで退院されました。

最近では、外来に毎日、複数の外国人の受診があります。大抵の方々は流ちょうな日本語が喋れるか、英語で意志の疎通が得られます。しかし、時にはスペイン語だけしか喋れない患者さんもおられます。英語以外の外国語を少しでも(片言でも)話される方がおられれば、できれば院内ボランティア登録(といっても正式な制度などありませんが---)していただければ、と考えています。我こそは、と云う方がおられればご遠慮なくお申し出ください。お願い致します。

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病院機能評価受審ニュース No 14
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【倫理委員会臨床部会規約】

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「正しく、品よく、心をこめて」
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病院の北側と東側の外壁をご覧になった方も多いと思います。何の変哲もない病院名だけの看板から、ロゴとキャッチフレーズの入った看板に変わるだけで、明るく楽しげな雰囲気が醸し出されているかと思います。まだ見ておられない方は、一度は見ておいて下さい。

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さて、昨年12月に倫理委員会臨床部会の話を致しました。
臨床の現場においては、疾患や病態の性質上、治療方針の180°の方向転換や治療中止などの問題が生じることがあります。そのような際、これまでであれば、主治医が一人で悩んで決定していたかと思います。

医学的に問題となるのか、ということに加えて倫理的にもそのような方針変換が受け入れられるのか、と云うことです。そのような場合、倫理委員会臨床部会に相談を持ちかけられれば、緊急に対応し、臨床部会としての意見を述べ、主治医の判断を助けます。

現在のところ、臨床部会が決定権をもって主治医に一つの判断を押しつける、といったことは考えていません。あくまでも、第三者的に一つの判断を示し、主治医の最終的な決定の一助となれば、との考えです。

互いに経験を積みながら、皆でこの臨床部会を成長させる、という姿勢が大切かと思います。

すこし固苦しいですが、臨床部会の細則を示します。お目通しのほどを。


[国立大阪病院倫理委員会臨床部会細則]

前文
 日常の診療・看護等の医療行為の実施において、倫理的判断を必要とする事態が生じた場合、通常は、主治医等の当事者が、患者本人やその家族と話し合い、判断を行っている。しかし、別紙に示す事例のように、その内容によっては、当事者間では判断が行いがたい場合もあり得る。このような場合、
> 当事者や患者家族等の関係者から事情を聴取し、事態に対する解決策を提示し、助言する機関が必要となる。そこで、このような事態において、主治医の判断に資するために、主治医等に解決策の提示や助言を行う機関として、当院の倫理委員会に倫理委員会臨床部会を設ける。

[趣旨]
第1条 本細則は、国立大阪病院における医療行為全般において、当事者のみでは判断しがたい倫理的問題が生じた場合に、その解決を図ることを目的として定めたものである。

[倫理委員会臨床部会の設置]
第2条 本細則に基づき、倫理的問題の解決策を提示し、主治医等の判断に資する助言を行うため、当院に倫理委員会臨床部会(以下、「部会」という。)を置く。

[部会の構成]
第3条 部会の構成員は、国立大阪病院倫理委員会(以下、「委員会」という。)院内委員とする。
 2.部会長は診療部長が努め、副部会長には看護部長があたる。
 3.部会長は部会を招集し、議長となる。部会長に事故あるときは、副部会長は 部会長の職務を行う。

[部会の開催・成立・審議]
第4条 部会は、主治医等の当事者又は患者やその家族等が要請した場合、速やかに、部会長が招集する。
 2.部会長は、部会の開催を委員会院外委員に通知しなければならない。また、院外委員は部会に出席し、討議及び審議に加わることができる。
 3.部会の成立は、原則として部会委員全員の出席を要する。ただし、緊急に意思決定を求められている場合には3名以上の委員の出席により成立する。
 4.部会は必要に応じて、当該患者の主治医及び担当医、並びに、その他部会長が必要と認めた者の出席を求め、討議に加わることができる。ただし、委員以外は審議に加わることはできない。
 5.部会の決定は出席者全員の一致による。出席者の意見が一致しない場合は、少数意見を併記し、提示する。

[審議手続き・議事録]
第5条 部会の判断を要請する者は、別途定める様式にて所要事項を記載の上、部会長に審議を要請しなければならない。
 2.部会の議事録は医事課にて作成し、決裁後、医療安全管理部で保存する。
 3.議事録の保管期間は10年間とする。

[倫理委員会での承認]
第6条 臨床部会での審議結果は、速やかに倫理委員会に報告し、その意見を聞かなければならない。

[本細則の閲覧]
第7条 本細則は、患者及び家族等に対して公開し、院内の適切な場所で容易に閲覧できるようにしなければならない。

[細則の改訂]
第8条 本細則の改訂する必要のあるときは、部会並びに委員会の意見をもとに当院幹部会議の審議を経て病院長が行う。

附則
 1。この細則は平成15年1月15日から施行する。

(別紙)倫理的判断に困難が伴うと考えられる事例
  ・終末期における医療の実施に関すること
  ・心肺蘇生をしない(do-not-resuscitate: DNR)指示の適応の可否
  ・不可逆的昏睡状態における延命治療の可否
  ・事前指示(延命治療、尊厳死等)の使用の可否
  ・重度障害新生児に対する医療に関すること
  ・患者やその家族と医療者での重大な意見の対立:宗教的理由等による治療拒否など
  ・生殖補助医療に関すること
  ・根治を目的とする治療から代替治療・緩和ケアへの切り替えに関すること

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病院機能評価受審ニュース No 15
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3月から、館内分煙化が始まります
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○ 喫煙場所は、南北の玄関を出た所・外来1階です。職員用には、管理棟4階喫煙ブース・地下1階西出口。

○ トイレ内は禁煙区域です。

○ 喫煙の健康被害を考えると同時に、非喫煙者への煙害による健康加害、に対する取り組みであることを、ご理解下さい。


今週のテーマ 【マニュアルの整備・置き場・内容把握】

□ 受審を控え、諸マニュアルの見直しと作成に時間を費やしています。

□ 苦労して作成したマニュアルでも、誰も見向きしなければ存在価値がありません。

□ マニュアルを作った人だけがそのマニュアルに精通している、ことが屡々ありますが、これも、また意味の無いことです。

□ 多くの職員に愛されるマニュアルを作成しなければ、誰も目を通そうとしません。読みやすさ・見やすさです。また、知りたいことが書いてあるか、です。

□ 始めて検査をするとき、何に留意すれば安全か、何に注意をしなければ失敗するか、などが具体的に書かれていると、読者は安心します。

□ 困ったとき、ミスをしたときの対処法が書かれていると役立ちます。

□ 医療安全管理部でおこなっているリスク・ラウンドでは、これまでにも諸マニュアルが病棟の一定の場所に置かれているか、をチェックしています。

□ 常に一定の場所にあることが重要です。病棟が異なってもです。

□ 事故防止マニュアルは、事故が起こってから読むのではなく、先に読んで事故を起こさないようにするためにあります。

□ 自分の業務に関する部分のみをピックアップして先ず読むことが必要かと思いますが、関係が無いと思われる部分でも、読んでいると以外に役立つ情報が書かれています。

□ どの科の医師も、各科のマニュアルに目を通しておくことが必要です。

□ どの職員も多忙でなかなか読む暇もないかもしれません。そのような環境で、如何に多くの職員がこれらのマニュアルの内容を知ることができるか、各所職場での工夫が必要です。


○○○ 改訂されるマニュアル・新しく作成されるマニュアルは、
医療事故防止マニュアル(2003年改訂)
輸血マニュアル(2003年改編)
Informed Consent マニュアル(2003年新版)
感染症マニュアル(2003年新版)
  です。2月下旬には各病棟などに配布される予定です。
  必ず、お目通しのほどを、お願いします。

○○○ 「こんなマニュアルがあったら、いいなあー」というのがあれば、お教え下さい。

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病院機能評価受審ニュース No 16
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「私たちは、適塾の伝統を現代に生かし、日本の医療に範を垂れることを目指します」
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日本診療機能評価機構により当院の機能評価を受ける日が決定しました。

  3月11日(火)〜13日(木)

です。


簡単に3日間のスケジュールを記載します。

3月11日(火)(第1日目)
15:00-17:30 事前打ち合わせ

3月12日(水)(第2日目)
09:05-10:30 面接調査
  :領域1.0 病院組織の運営と地域における役割
  :領域2.0 患者の権利と安全の確保
  :領域3.0 療養環境と患者サービス

11:20-12:00 面接調査
  :領域4.0 診療の質の確保
  :領域5.0 看護の適切な提供
  :領域6.0 病院運営の合理性

13:00-15:40 部署訪問0(ケアプロセス・事務管理領域)
  :4病棟
  部署訪問1(事務管理領域)
  :病歴室・図書室・臨床検査部門・薬剤部門・栄養部門・ リハ部門・地域連絡室
15:40-17:00 部署訪問2(診療領域)
  :病理部門・放射線部門・輸血血液部門・手術麻酔部門・ 集中治療室・救急部門・ 部署訪問3(看護領域)
  :玄関/総合案内・外来部門・地域連絡室・MSW部門

3月13日(木)(第3日目)
09:05-10:30 部署訪問1(事務管理領域)
  :玄関/待合室・外来・医事課・廃棄物集積所・霊安室・ 電算室・物品倉庫・備蓄倉庫・ 部署訪問2(診療領域)
  :外来・病歴室・図書室・臨床検査部門・リハ部門・ 部署訪問3(看護領域)
  :栄養・救急・手術室/中材・霊安室
10:30-11:40 部署訪問0(ケアプロセス・事務管理領域)
  :2病棟

12:40-13:50 部署訪問0(ケアプロセス・事務管理領域)
  :2病棟
13:50-16:20 サーベイヤーミーティング
16:20-   講評
  訪問審査終了

延々と2日半にわたっての、詳細な調査です。
サーベイヤーの方もさぞかし大変かと思います。
部署訪問では、その場に居合わせた職員にも、いろいろと質問されるかと思います。
その際には、出来る限り、誇りをもって自分たちの職場の説明をして下さい。

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分煙徹底化まであと 2週間 です
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3月1日から喫煙区域以外は禁煙になります。
喫煙者には、すこし窮屈な状況となりますが、ご容赦ください。

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病院機能評価受審ニュース No 17
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外科系病棟の手術支援プログラムに用いている Mac に、産科 岡垣医長のご苦労によって、スクリーンセーバーに当院の理念・motto を入れて戴きました。美しいバラの花とともに眺めてください。
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今回は、直接には受審と関係ありませんが、平成13年7月から幹部会議メンバーで行ってきましたProject会議で取り上げられ、その後、体制化された幾つかの制度について触れます。
 いずれも医療の質を高めるために。側面から支援している制度かと考えます。

 1)倫理委員会 臨床部会(受審ニュース 11号・14号)
 2)Blue Call System
 3)Mortality & Mobidity Conference
 4)診療機能評価推進会議

などです。

受審では、直接には、このような制度を求めていませんが、当院の医療の質の向上のために存在する幾つかの体制の一つであることを、述べる機会があれば、述べようと、考えています。

 2)Blue Call System について触れます。

すでに活動しており利用された方や部署も増えてきております。

これは、院内で発生した突然かつ急性の心肺機能停止、またはそれに準じた事態に対応する、緊急蘇生支援隊と考えてください。

外国では一般的です。日本でも緊急蘇生チームを結成している病院は少なくないと思います。

病棟・外来・その他、敷地内で生じた急性心肺停止例に直面すれば、PHS で[7991]または[7992]にかけますと、蘇生チームの医師が駆けつけてくれます(総合救急部・循環器科・心臓外科からなるチームです)。

これまでに、10例以上の出動要請があり、3割近くの患者さんが救命されています。

* 放射線科外来で生じた事例で、一命を取り留めたあとでの放射線技師さんの感想です;
「医師が非常に早く駆けつけてくれたので救命出来たと思う。今回のように対応が早いと云うことが肝要であり、医療従事者は安心して業務を遂行することができる」

まだ、この制度があることを知らない職員がおられましたら、頭の片隅に PHS 番号を記憶しておいて下さい。

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病院機能評価受審ニュース No 18
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分煙徹底化まであと 5日 です
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受審まで、3週間を切りました。

今、医療サービス向上委員会WGでは、最後の追い込みに入っています。

受審の2日目(3月12日 水)、3日目(月13日 木)は、病棟・外来・中央サービス部門を訪問され、質問されます。部署の多くは、診療領域・看護領域・事務領域の調査員が、2日に分けて、領域別に2度 訪問されることになります。

大凡の予定が各部署に示されますので、予め、対応し・説明出来る医師・看護師・技師などを決めておいて下さい。本日中には、説明する方々の氏名の調査があるかと思います。現場の業務プロセスが分かっている方でなければ回答できません。

例えば、

1)放射線部門 3月12日pm 3:40 以降 診療領域の調査員訪問のみ

2)リハ部門  3月12日pm 1:00 以降 事務領域調査員訪問
     13日am 9:05 以降 診療領域調査員訪問

3)救急部門  3月12日pm 3:40 以降 診療領域調査員訪問
     13日am 9:05 以降 看護領域調査員訪問

4)外来部門  3月12日pm 3:40 以降 看護領域調査員訪問
     13日am 9:05 以降 診療領域調査員訪問、 事務領域調査員訪問

のように複数領域の調査員が訪問します。2領域の調査員が同時に訪問する場合の方が少なく、複数回の訪問を受けることになりますので、予めご了承下さい。

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「国立大阪病院の理念」

私たち、国立大阪病院の職員は、
1)医療に係わるあらゆる人々の人権を尊重します。
2)透明性と質の高い医療を、分け隔てなく情熱を持って提供します。
3)医学の発展に貢献するとともに、良き医療人の育成に努めます。
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〜 この理念をプリントしたものが、配布されます。名札ケースの裏側に入れておいて下さい。 ときには、理念を読みかえしてください。

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病院機能評価受審ニュース No 19
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国立大阪病院の理念」

私たち、国立大阪病院の職員は、
1)医療に係わるあらゆる人々の人権を尊重します。
2)透明性と質の高い医療を、分け隔てなく情熱を持って提供します。
3)医学の発展に貢献するとともに、良き医療人の育成に努めます。
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明日から本番が始まります。

多分、本日から、患者さんや患者さんへの面会の振りをしたサーベイヤーが来院されているかも分かりません。

何時もと同じように、患者さんに接してください。

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正しく、品よく、心をこめて」
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今回の受審を契機に、病院内の約束事や体制なども随分と改善されました。より良くなるのであれば、どのような機会であれ、上手く利用するに越したことはありあません。今後とも継続させることが重要です。

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私たちは、適塾の伝統を現代に生かし、
日本の医療に範を垂れることを目指します」
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気持ちよく、楽しく、明日からの評価を受けましょう。これが定期便としては最後の【受審ニュース】になります。

13日にサーベイヤーによる講評がありますが、それは、臨時受審ニュースとしてお伝えします。

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臨時 
受審ニュース No 20
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先ほど、サーベイヤーのリーダーによる講評を聞かせていただきました。簡単にポイントを列記します;

第1領域(病院組織の運営と地域における役割)
:理念の見直しや幹部の指導性などは非常に良い。強いてコメントを云うならば、
・ 救命センターおよび当院における救急医療が、一般の人々に、分かりにくい点があるので、もっと情報を流し外部にも分かりやすいものにする必要がある。
・ 各部署単位での職員の教育・研修は熱心におこなわれているが、病院職員全体としての教育研修の取り組みに難点がある。教育研修部による全職員を対象とする教育研の企画・実行が望まれる。

第2領域(患者の権利と安全の確保)
:整備されており問題はない。

第3領域(療養環境と患者サービス)
:接遇教育などは優れていると感じた。
一方、改善した方が良いと考えられる点は、
・ 選択できる食事メニューの作成。これは前回も指摘している点であるが、今の時代ではやはり必要なことである。
・ 病棟・外来に、その部署の責任者氏名の表示がない。
・ 投書箱・意見箱(病棟によって呼称が統一されていない)の設置場所に工夫が欲しい。

第4領域(医療の質の確保)
:概ね良好である。
・ 記録の不十分な部署がある。
・ ケアプロセスには大きな問題はないが、医師によるIC への看護師の立ち会いと、IC 後の患者のフォロー記録が少ない。
・ 看護師の資質は良く、医療安全管理・病床管理などへの積極的参加も評価される。
・ オーダリングシステムが有りながら、完全に手書きから脱却出来ていない。

第5領域(看護の適切な提供)
:全く問題が ない。種々の点で機構として参考にしたいところがある。

第6領域(病院運営管理の合理性)
:全体としては、書類などの整備は良くなされている。しかし、
・ 病院でも認識されているが、職種によっては人手不足の部署があり解決すべきである(臨床工学技士・MSW・診療情報管理士・PT・OT・ST など)。
・ 医療廃棄物の保管場所の整備が問題である。厚生労働省の指針にもあるが、守られていない(施錠できる屋根付きの保管場所に感染性医療廃棄物は保管し、一般のゴミ類と一緒に保管してはならない、がこれが守られていない)。〜 業者に委託している領域は、一般に管理などがルースになっているが、きちんとやらねばならない。

*** およそ6か月前から準備していたが、100 点は戴けなかった。しかし、印象として、サーベイヤーは好感をもって帰られたかと思っています。指摘された点は、虚心坦懐に受け止め、出来るものから早急に改めることが重要です。

それによって、さらに一歩前進する筈です。最終的な結果は2か月ほど先になります。
皆さん、長期にわたり、いろいろと本院を良くするためにご苦労下さり、本当に有り難うございました。

これを契機に。少しでも多くの方々が、本院を良くすることを考えていただければ、それで受審の目的の大半は達成されたかと思います。

重ねて御礼申し上げます。

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臨時 受審ニュース No 21
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まだ[ニュース]を送ってくるのか、とお叱りを受けるかも知れません。

殆ど全員と云っても間違いが無いほどに多くの方々と一緒に、本院の改善に時間を費やして来ました。

その最後の仕上げとして、各部署を巡回されたサーベイヤーからヒアリングを受けられ、各部署の責任者の方々は、色々と感じられたかと思います。

そこで、出来るだけ多くの方々から、今回の受審に際しての印象・感想をお聞かせいただきたいと思います。

少なくも、各部署の責任者から、特に医務部の先生方・部長の先生からの印象・感想をお聞かせ下さい。

また、肩書きに関係なく、どなたからのご意見でも大歓迎です。
色々な立場から、色々な観点からのご意見が、今後のよい参考となります。

お願いいたします。

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受審に際しての印象、感想
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東7病棟で、入院患者さまを対象とした医師の業務を説明された先生からの受審に際しての印象、感想をここにご紹介いたします。


『一番印象に残ったことは、普段仕事中、何気なく行っていることをすべてカルテに記載しなければならないということでした。

例えば、検査所見(採血、CTの所見etc)をすべて遅滞なく、 EGMAINで確認するだけでなく、確認したという証拠として記載する。
身体所見など、著変なければ具体的に何が変化ないのかを記載する。
ムンテラなど、患者様とのやりとりの中で発見したことを記載する。
他科とのやりとりをカルテに記載する。

言われてみれば当たり前のことですが、日々の忙しさを理由に完全には遂行できていないことを痛感しました。

合格するしないは特に気になりませんでした。
チェック項目のどの部分がまだまだ至らないかを受診を機会に確認し、かつ、自覚できたことが 私にとっても病院にとっても良かったのではないかと思います。

私個人は、自分自身のチェック項目を日々確認し前進してゆきたいと考えています。』



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