がん相談支援センターのご案内

 * 誰かに聞いてほしい話がある。
 * 医療費、生活費について悩んでいる。
 * 社会福祉制度を知りたい。
 * 家族、あるいは本人に何と話したらいいのだろう。
 * 今後の生活をどう考えたらいいのだろう。
 * 在宅医療、ホスピスの病院は、家の近くにあるだろうか。
 * 医師、医療スタッフとのコミュニケーションで悩んでいる。 (どういう風に伝えたらよいか、どういう
    風に聞いたらよいか)
 * 育児、介護のことはどうしたらいいのだろう。
 * 今の仕事の継続(あるいは退職)、これからの就職のことで相談したい。
   (就労支援を受けたい)
 * 誰に話したらいいのかわからなくて、ひとりで抱えていることがある。

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がんについてのさまざまな相談に、相談員(看護師、医療ソーシャルワーカー)が対応します。

地域の医療機関の皆さまからのご相談も承っております。

医療相談支援センターのご案内

TEL:06−6942−1331(代表) 
代表番号におかけ頂き、「がん相談希望」とお伝えください。
月曜日〜金曜日 10:00〜16:00

相談対応:看護師(がん看護相談も実施しております)・医療ソーシャルワーカー

※面談希望の方は、事前に電話や来室での予約をお願いします。
※当院に入院・通院中の患者さん、ご家族はもちろん、そうでない方もどうぞ遠慮なくご相談ください。
※プライバシーに配慮し、個人情報は厳守します。(匿名でのご相談にも応じています)
※費用は無料です。

【2016年度がん相談支援センター相談実績】

相談件数 5619件
就労支援 182件
2016年度相談実績グラフ

更に詳しいデータをご覧になりたい方はこちら→PDF

PDCAサイクルの実例 @相談対応と症例検討

国立病院機構 大阪医療センター がん相談支援センター

【こんな風にしました!】
 第1回:脳転移によって怒りやすくなっている患者・家族への介入

参加者5名

参加者の声

[検討中の気づき]

暴力となってしまった時の対策を検討することも必要ではあるが、辛さを患者さん自身が自覚されているので、ご本人へのサポートが重要である。
患者さん・ご家族はもちろん、医療者自身にもそれぞれの思いや行動があることに気づいた。

[検討中の学び]

相談員が夫婦間の気持ちを代弁するのではなく、相互コミュニケーションが取れるような介入を検討できた。
一面だけを捉えて全体像をわかったつもりになっていないか、振り返ることができた。

[今後の自身への支援にどう活用できそうか]

患者さんご自身が持っている力、乗り越えてきた経験を今の問題に活用できるような相談対応。
「いま」だけでなく、「少し先」を見据え、立ち止まって支援を検討することも必要。
各職種が抱え込まず、多職種間で話し合いを行なうことで、よりよい支援に繋がる。

[1か月後、実際に活用できた場面があったか、どう活用したか]

患者さん・ご家族のできることを相談員が代理でするのではなく、助言や支持をすることで、ご自身で取り組めるよう支援している。
「いま」に加え、「少し先」への視点を持ち続けている。

PDCAサイクルの実例 @相談対応と症例検討

国立病院機構 大阪医療センター がん相談支援センター

【こんな風にしました!】
 第2回:若年性乳がん患者への支援介入

参加者4名

参加者の声

[検討中の気づき]

長期に治療をして来られた方の中には、長くこの生活を続けることで、自身で工夫できていることも多く、生活上の問題に医療者の介入を希望されない方もいる。

[検討中の学び]

多職種の介入が必要であると医療者が感じる場合でも、患者さんご自身やご家族がそれを望むかは別である。

[今後の自身への支援にどう活用できそうか]

各職種が直接関わることだけではなく、現在関わっているスタッフへの間接的支援を続けること
スタッフが不安なく対応できるような助言、体制を整えること。

[1か月後、実際に活用できた場面があったか、どう活用したか]

多くのスタッフが直接関わるだけでなく、他のスタッフのサポートをすること、また、自身もサポートされながら患者さんの支援を心がけている。
患者さんご自身のペースに合わせた支援を意識できるようになったと感じる。

PDCAサイクルの実例 @相談対応と症例検討

国立病院機構 大阪医療センター がん相談支援センター

【こんな風にしました!】
 第3回:患者さんが支援を希望しない状況での支援を考える

参加者3名

参加者の声

[検討中の気づき]

がん相談支援センターには、患者の今後を心配して、院内スタッフが相談員の介入を依頼することも多いが、患者自身が必要性を感じていないこともある。相談員は、スタッフがなぜ「支援が必要」と感じたか、の把握、スタッフはなぜ「支援が必要」と感じたか、の患者への説明、を大事にしていきたい。

[検討中の学び]

相談員にとっては、スタッフ自身もまたクライエント(相談者)である。相談内容を評価するのではなく、今後どんな時にどのような支援が必要になるかも含めた、様々な方向からの検討が必要だと感じた。

[今後の自身への支援にどう活用できそうか]

スタッフからの相談に対し、課題を整理し、解決策をともに見出すことにより、スタッフが再度患者さんと今後について相談できるように支援することが、間接的な患者支援にもつながる。

[1か月後、実際に活用できた場面があったか、どう活用したか]

スタッフが相談してきた「理由」についても視点が向けられるようになった。
課題に対し、スタッフとともに取り組むということを意識できている。

PDCAサイクルの実例 @相談対応と症例検討

国立病院機構 大阪医療センター がん相談支援センター

【こんな風にしました!】
 第4回:外来通院中のホスピス入院希望患者への支援を考える

参加者3名

参加者の声

[検討中の気づき]

入院中のように日々患者家族と話せる環境ではない中で、ホスピス申し込みに至る状況や心情には、より配慮が求められる。
それぞれのスタッフ、受け入れ病院の説明は、時に異なり、時に辛い内容が伏せられていることもある。患者さん・ご家族の思いを十分に聴いたうえで、状況説明が必要である。

[検討中の学び]

方針確認や方針決定の際に、患者さん目線になっているか、ご家族目線になっているか、を改めて振り返る機会になった。

[今後の自身への支援にどう活用できそうか]

院内スタッフには、相談開始前に、相談内容や思いを繋ぐよう意識して関わっていただく。
実際の相談場面で、患者さん目線、ご家族目線になっているかがどれだけ意識できるかが取り組みの一歩になると思うので、意識して取り組んでいきたい。

[1か月後、実際に活用できた場面があったか、どう活用したか]

相談支援センターに介入依頼があった際には、患者さん・ご家族の心情に配慮した面談設定になるよう、調整を行なっている。

相談業務のPDCAサイクル A研修受講と業務改善

国立病院機構 大阪医療センター がん相談支援センター

【こんな風にしました!】
例1:がん相談支援センター相談員指導者等スキルアップ研修
〜情報支援から始まるがん相談支援〜  2016年05月21日

主要ながんに関する診療ガイドラインの整備

書籍購入やインターネットからのダウンロードでガイドラインを整備
「根拠に基づく対応」が可能となる土台をつくった。随時更新を行なっている。

がん相談支援センターに寄せられる情報の精査

ただ、寄せられる情報を蓄積するのではなく、偏りがないか、過度な期待を持たせないか、患者さん・ご家族に有益か、について相談員が評価し、その情報の活用方法を決定できるよう簡易な評価カードを作成し全員で共有している。現在も継続中。

例2:がん相談支援センター相談員指導者等スキルアップ研修
〜高齢がん患者と家族の伴走者を目指して〜  2017年06月09日

臨床フレイル・スケールの相談支援での活用

身体的フレイル(加齢によって心身機能および生理的予備能が低下し、ストレッサー(=ストレスを引き起こす原因)に脆弱になった状態)の程度を判別するための9段階の尺度。
相談対応をする際に、このスケールで患者さんの状態を確認する期間を設けた。相談員である程度共有できたため、活用は個々のケースで判断することとした。

相談業務のPDCAサイクル B利用者評価と対応改善

国立病院機構 大阪医療センター がん相談支援センター

【こんな風になりました】
アンケート集計結果 (2016.4〜2017.10)

有効回答数:32

項目平均値(1〜5)
1あなたは、相談員に話をじっくり聴いてもらえたと感じましたか?4.84
2相談員は、あなたの困りごとをいろいろな側面から把握しようとしていましたか?4.81
3相談員と話すことで、今の困りごとは整理されたと感じましたか?4.66
4相談員から十分な情報提供や説明をうけることができましたか?4.88
5困りごとを解決するために、今後何をすればよいかがはっきりしたと感じましたか?4.59
6相談員に決めつけたりされることなく、あなたの困りごとを話せましたか?4.81
7相談員はあなたの気持ちをわかってくれたと思いますか?4.78
8あなたは、あなたの気持ちや感情を相談員に話せましたか4.69
9相談員は、相談の場面で、落ち着いて対応していましたか4.94
10相談員に善悪の判断をされることなく、相談することができましたか4.97
11あなたは、大切なことを自分で決めることができましたか4.69
12相談員はあなたのプライバシーに配慮していましたか4.88
全体的な満足度4.91

相談業務のPDCAサイクル B利用者評価と対応改善

国立病院機構 大阪医療センター がん相談支援センター

【こんな風になりました】
アンケートから分析した取り組み重要事項

項目別満足度と総合満足度から、ポートフォリオ分析で改善項目を分析した結果、いずれも高い項目が8項目、分析に乗らない項目が4項目となった。

よって、総合満足度への影響が最も高い以下の2点を改善項目とした。

■困りごとを解決するために、今後何をすればよいかがはっきりしたと感じましたか?

■あなたは、大切なことを自分で決めることができましたか?

スタッフ間で共有し、相談の中で、

@相談者が今後何をすればよいかがわかること、

A大切なことを自分で決められるように支援すること

を、大事に相談対応を行なうことを確認した。

今後事例検討や院内研修に活かしていく。

(2017.12現在)