臨床検査科

福原吉典

1.部門構成
 医師 4名(うち2名は兼務) 臨床検査技師 36名  検 査補助 2名
2.臨床検査技師配置
 臨床検査技師長、副臨床検査技師長 3名
 外来検査室4名
 総合検査室9名
 輸血管理室3名
 生理検査室7名
 微生物遺伝子検査室4名
 感染情報室1名
 病理細胞検査室4名
 検体集積室1名
3.紹介  平成12年4月から第2次オーダリングシステムが本格稼働し、検体検査部門を中 心に一層の自動化と省力化が推進されてきた。生理検査もオーダリング対象となり、 現在心電図検査成績のみが端末で参照可能となっている。自動分析機器の更新に伴い 迅速化が進み、外来での診察前検査の拡充、24時間体制での緊急検査業務の拡大充 実化が図られ、診療支援に貢献している。
 一方、先端技術も導入にも積極的に取り組み、PCR法による感染症の迅速診断が日 常検査として行われている。特に、HIVや肝炎ウイルスの同定・定量、薬剤感受性 検査を積極的に行っている。
院内感染防止対策の強化
 本年度からinfection control team(ICT)が設置され活 動を始めたが、臨床検査科として2名の構成員を派遣するとともに、情報発信の拠点 としてMRSA週報、感染分離菌・薬剤感受性情報の4半期毎の集計報告を行っている。
エコーセンターの充実
 本年度は心エコー機器の更新が行われた。専門医による精度の高い検査と、臨床検 査技師によるスクリーニング検査が平行して効率よく行われ、検査待ち時間の短縮が 図られてきている。
病理検査
 当院では悪性腫瘍の取扱い数が多く、これを反映して婦人科悪性腫瘍、大腸癌をは じめとする消化器癌、乳癌、血液系腫瘍が多い.これらの診断には、免疫染色(酵素 抗体法)が併用され、診断率の向上、治療法の選択に寄与している。

【平成13年度研究業績発表】
―著述発表―
SHIMAKAGE M, SASAGAWA T, KAWAHARA K, YUTSUDO M, KUSUOKA H, KOZUKA T: Expression of Epstein-Barr virus in cutaneous T-cell lymphoma including mycosis fungoides. Int J Cancer 92: 226-231, 2001

KUROKAWA Y, HASUIKE Y, TSUJINAKA T, KAWAHARA K, TAKEMASA I, TAKEDA Y, TONO T, KIKKAWA N: Carcinoma of the head of the pancreas after excision of a choledochal cyst. Hepatogastroenterology 48: 578-580, 2001

KAWAHARA K, NIGUMA T, YOSHINO T, OMONISHI K, HATAKEYAMA S, NAKAMURA S, HIROTA S, MOTOI M: Gastric carcinoma with psammomatous calcification after Billroth II reconstruction: case report and literature review. Pathol Int 51: 718-722, 2001

KAWAHARA K, KURATA A: Myofibroma of the thigh in adult - A case report-. Arch histopathol D D 8: 54-57, 2001

A-3
山下保喜小野利枝菅原 純岡田都史吉崎 悦郎倉田明彦福原吉典、岡 尚人:血漿FDP測定試薬の基礎 的検討と血漿・血清検体間におけるFDP測定値乖離例の解析。医学と薬学 46(5):773-780、2001

河原邦光岡田 恵林 輝子藤田幸久佐々 木正和岡田都史倉田明彦:胃癌と急性胃粘膜病変を合併した 原発性大動脈十二指腸瘻の一剖検例。臨床病理49:77-81、2001

河原邦光岡垣篤彦木村 明河野 明東堂 龍平倉田明彦楠岡英雄:院内オーダリングシステムにおける 病理検査のオンライン化の経験−病理医の視点から−。病理と臨床19(7): 781-787、2001

里見絵里子池田昌弘清水健太郎津田南都子岡 成光清水健吾西村善也道田知樹金子  晃結城暢一山本佳司加藤道夫河原邦光 倉田明彦:内視鏡的に切除し得た多発性直腸カルチノイドの1例。 Endoscopic Forum for digestive disease 17(1)44-47, 2001

道田知樹西村善也池田昌弘辻中利政河原 邦光倉田明彦:早期胃癌に対するEMR(3)胃腫瘍性病変のEMRの適応− 内視鏡所見・生検診断の再検討。臨床消化器内科16:1647-1650、2001

河原邦光:病理医が知ってほしい法医学的諸問題(8)。病理と臨床 19(11)1240-1241、2001

大畑千佳、河原邦光:スピッツ母斑の1例。Skin Cancer16(3): 310-313、2001

―口演発表―
B-4
新田幸一渡邉清司笠原素子磯村和正古屋 晃子吉崎悦郎福原吉典倉田明彦:ラテックス免疫 比濁法による梅毒脂質抗体検査の検討。第56回国立病院療養所総合医学会、 仙台、2001年11月

河原邦光岡垣篤彦楠岡英雄倉田明彦:院内オー ダリングシステムにおける病理検査のオンライン化の経験。第90回日本病理学会 総会、東京、2001年4月

河原邦光木村 明河野 明藤田幸久林  輝子大橋澄子倉田明彦岡垣篤彦楠岡英雄 :院内オーダリングシステムにおける病理検査のオンライン化の経験。第 48回日本臨床検査医学会総会、横浜、2001年8月

河原邦光木村 明河野 明藤田幸久林  輝子大橋澄子岡垣篤彦楠岡英雄倉田明彦 :院内オーダリングシステムにおける細胞診検査のオンライン化の経験。第 40回日本臨床細胞学会、米子、2001年11月

山下保喜:血漿・血清検体間でのFDP測定値乖離例の検討。第33回日本自 動化学会、横浜、2001年9月

木村 明河野 明藤田幸久林 輝子大橋 澄子吉崎悦郎河原邦光倉田明彦福原吉典 岡垣篤彦東堂龍平楠岡英雄:オーダリングシステ ムを含む病理業務支援システムの構築。第56回国立病院療養所総合医学会、 仙台、2001年11月

B-5
河原邦光:スライドセミナー 乳腺。第27回日本臨床細胞学会近畿連合会 学術集会、和歌山、2001年9月

B-6
岡田都史山下保喜小野利枝菅原 純吉崎 悦郎:血漿検体を用いたFDP測定に関する検討。第28回国立病院臨床検査技師 協会 近畿支部学会、京都、2001年6月

三嶋秀行河原邦光:症例検討(直腸)。第309回大阪胃研究会 、大阪、2001年3月

家口 尚河原邦光久田原郁夫倉田明彦:大腿軟 部腫瘍。第83回関西骨軟部腫瘍研究会、大阪、2001年6月

三嶋秀行河原邦光:症例検討(大腸)。第311回大阪胃研究会 、大阪、2001年6月

井上信正河原邦光:MDSより急性白血病に移行し、末期に原因不明 の呼吸障害をきたし死亡した一例。第124回阪神合同臨床病理討議会、大阪、 2001年9月

久田原郁夫河原邦光家口 尚、松峰昭彦、倉田明彦 、荒木信人:小児に発生した下腿皮下軟部腫瘍。第84回関西骨軟部腫瘍研究 会、大阪、2001年10月

B-7
河原邦光倉田明彦:平成13年度臨床病理技術士資格認定試験(第 84回二級臨床病理技術士資格認定試験)。資格試験試験委員、京都、2001年 7月