看護部
近藤りつこ
 平成15年7月1日、二つの施設が一つとなって国立病院大阪医療センターが誕生しました。人事交流の機会を得た看護では、この機を一段と飛躍する機会と受け止め、看護部の組織つくりに取り組むと共に、一人一人の看護職員が専門職者として、自らが主体的に自己研鑽することを軸とする人材の育成に努めてまいりました。
 看護部には、政策医療分野における看護プロジェクトとして「がん看護プロジェクト」「エイズ看護プロジェクト」「災害看護プロジェクト」「循環器プロジェクト」がそれぞれの役割を認識した活動を行っていますが、特に、情報発信・研究・教育の分野での成果は多方面に良い影響を与えているものと評価しています。また、看護記録プロジェクトや経年別研修プロジェクト、各ワーキングプロジェクトの活動により、年度目標とした看護部の組織つくりと人材の育成が発展的に展開できている現状を頼もしく受け止めています。
 看護師の研究活動も年々活発化し、各種学会での研究発表や著述活動、また、多方面での講演会講師を担当するなど、看護専門職者としての活動フィールドも飛躍的に拡大しています。私たち看護部組織に限らず「人」の活用は、医療機関である国立病院大阪医療センターの成果・評価に直結します。看護部職員の一人一人が目標管理体制を十分に自覚し、主体的、且つ積極的な医療職者としての行動として、更なる成果に繋げられる活動を今後もつづけてまいりたいと考えています。

【平成15年度研究発表業績】
A-4
田中登美:外来化学療法を受ける患者へのセルフケア。看護技術、第49巻第2号:135-139、2003

田中登美:患者の意思決定を支えセルフケア教育を担うがん看護。 Home Care MEDICINE、第4巻第12号:15-17、2003

池田すみ枝:トリアージ:その考え方と実際 −妊産婦のトリアージ−。臨床看護、第29巻第14号:2202-2205、2003

芝池みどり、横山歩、鈴木厚子:エマージェンシー・ナーシング 交通外傷による多発骨折患者の看護 −危機的状態にある家族への関わりを通して−。 Emergency・Nursing、Vol.17 、No.3:79−84、2003

深井照美:ストーマリハビリテーションの知恵袋 −皮膚保護剤について知ろう!−。消化器外科NURSING、Vol.8 、No.9:(903-906)71-74,2003

深井照美:ストーマリハビリテーションの知恵袋 −ストーマ袋について知ろう!−。消化器外科NURSING、Vol.8 、No.10:(999-1001)75-77、2003

深井照美:ストーマリハビリテーションの知恵袋 −ストーマ装具を選択しよう!−。消化器外科NURSING、Vol.8 、No.11:(1145-1147)113-115、2003

名畑優保:ハートナーシング講座 −わかりますか?この不整脈!!− HEART nursing、Vol.16 、No.9:(850-852)22-24、2003

B-4
田中登美、小島操子、田中京子:呼吸困難のある終末期がん患者の心理・社会的ニーズと看護ケアについて。第17回日本がん看護学会、大阪、2003年2月

山中政子、廣瀬喜世子、田中登美、樋口久子:手術療法を受けた消化器がん患者の退院前の不安とストレスコーピング。第17回日本がん看護学会、大阪、2003年2月

田中登美、宮下まさみ、繁浦洋子、田中利夫、里美絵里子、辻仲利政:外来化学療法室の運用と問題点。第5回医療マネージメント学会、仙台、2003年6月

田中登美、宮下まさみ、繁浦洋子、田中利夫、里美絵里子、辻仲利政:外来化学療法室における看護師の役割。第8回日本緩和医療学会、千葉、2003年6月

野原悦子、安富優子、義岡素子、宮本かおり、窪山七恵、渡邊玲子:当院における母乳育児推進に向けての取り組み。日本母乳の会、京都、2003年8月

西本京子、乗松千鶴、渡邊玲子:災害看護研修の評価 −災害マネージメントナースの育成を試みて−。第5回日本災害看護学会、東京、2003年8月

森純子、吉岡春奈、鑓山ゆきえ、福井久美子:複式広汎性子宮全摘出術を受ける患者の自尿確立に影響を及ぼす因子と自己導尿導入時期の検討。第34回日本看護学会、神戸、2003年10月

森下典子:看護職の治験に対する認識調査。第58回国立病院療養所総合医学会、札幌、2003年10月

中村千賀子、藤岡紀子、田中康晴、光木悦子:狭心症・心筋梗塞患者及び家族への集団指導の評価。第58回国立病院療養所総合医学会、札幌、2003年11月

山中政子、廣瀬喜世子、田中登美、樋口久子:手術療法を受けた消化器癌患者の退院前後の不安とストレス・コーピング。第58回国立病院療養所総合医学会、札幌、2003年11月

田中登美、宮下まさみ、繁浦洋子、里美絵里子、田中利夫、辻仲利政:外来化学療法室の運用と問題点。第58回国立病院療養所総合医学会、札幌、2003年11月

田中登美:呼吸困難のある終末期がん患者の心理・社会的ニーズとニーズ充足のための看護ケアについて。第58回国立病院療養所総合医学会、札幌、2003年11月

石川綾加、福井久美子、里美絵里子:急性期消化器内科病棟における緩和ケアカンファレンスの取り組み。第58回国立病院療養所総合医学会、札幌、2003年11月

田中芳江、川端めぐみ、船津まみ、中村千賀子、乗松千鶴:救命救急センターICUにおける肺炎発症率の推移 −口腔ケアの強化とカフ圧調節を導入して−。 第58回国立病院療養所総合医学会、札幌、2003年11月

久保田千景、黒田イツ子、繁浦洋子、吉田謙、原田稔、岡本誉、小室普嗣、樋口孝次:外来で乳房温存術後に放射線治療を受ける患者へのクリティカルパス導入の有用性 −患者からみた教育の有用性―。第58回国立病院療養所総合医学会、札幌、2003年11月

下司有加、織田幸子、大平仁子、繁浦洋子、上平朝子、白坂琢磨:社会的環境を整備しながら在宅支援導入に至った一症例 ―患者のQOL・人権的観点から見た社会的脆弱性への地域の現状と課題。第58回国立病院療養所総合医学会、札幌、2003年11月

深井照美、吉田美和子、坂本冨士美、羽白誠、青野勝成、川西園代、鞍田三貴、伊藤浩一、霜野正幸:国立大阪病院における褥瘡対策への取り組みと課題。 第58回国立病院療養所総合医学会、札幌、2003年11月

渡部洋子、阪井亜紀子、田口貴子、安田奈穂、笹山久美代、辻仲利政:胃・大腸手術パス改訂のプロセスとアウトカム −早期経口摂取の提案−。第4回日本クリニカルパス学会、広島、2003年11月

久保田千景、黒田イツ子、繁浦洋子、吉田謙、原田稔、岡本誉、小室普嗣、樋口孝次:外来で乳房温存術後に放射線治療を受ける患者へのクリティカルパス導入の有用性 −患者からみた教育の有用性−。第4回日本クリニカルパス学会、広島、2003年11月

織田幸子、安尾利彦、上平朝子:「痛みの軌跡」死との直面から生へ、生から生きる意味を探して。第17回日本エイズ学会、神戸、2003年11月

織田幸子:抗HIV療法におけるチーム医療 −医療情報の有効活用を考える−。 第17回日本エイズ学会、神戸、2003年11月

織田幸子、下司有加、繁浦洋子、青木理恵子、榎本てるこ、上平朝子、白坂琢磨:当院受診外国人患者の抱える問題への対応と課題 −HIV−NGO・NPOとの連携を通して−。第17回日本エイズ学会、神戸、2003年11月

河崎千亜紀、四方文子、荒木紀子、高島景子、名畑優保、光木悦子:虚血性心疾患患者の自己管理支援 −[私の健康ファイル]を使用しての指導効果―。 第1回国立病院看護研究学会、東京、2003年11月

B-6
上みゆき、西村智子、横木宏美:当院の開心術後のリハビリテーションの実際 −OP前にパンフレットを用い統一した指導を試みて―。 循環器疾患看護研究会、大阪、2003年6月

西田ひとみ、谷野成美、吉田美和子:眼科患者の腹臥位安静時の身体的苦痛を知る。眼科看護研究会、札幌、2003年7月

西本京子、乗松千鶴、渡邉玲子、小池美津子、小山洋子:災害発生時に求められる看護内容の抽出と災害看護研修の検証。第45回近畿地区看護学会、大阪、2003年9月

奥野まどか、笹山久美代:短腸症候群の患者に対する栄養評価の有効性。第45回近畿地区看護学会、大阪、2003年9月

阪井亜紀子、渡部洋子、黒田イツ子、久保田千景、笹山久美代、吉田謙、増田慎三:乳房温存療法における放射線療法クリニカルパスの運用。関西BCN研究会、大阪、2003年11月

安富優子、浅野智子、宮本かおり、窪山七恵、野原悦子、義岡素子、渡邊玲子:当院のBFH認定に向けての取り組み。大阪母乳の会、大阪、2003年11月