脳神経外科
山崎麻美
1. 新しい診療コンセプト;従来の経験に頼った外科手術から、近年の神経科学の進歩と医療工学機器の開発により、疫学的証拠に基づいた医療と最新の医療工学機器を駆使した低侵襲な治療をめざしています。簡単に言えば初心に立ち返ってこの病院に来られた患者さまが『この病院に来て良かった』と、この病院を紹介して下さった先生方が『この病院に紹介して良かった』と思える医療を目指しています。
2. 24時間対応の救急体制をとり、脳血管障害や頭部外傷の急性期治療にも積極的に取り組んでいます。
3. 若々しい脳外科;現在脳神経外科には、5人の厚生技官と1人のレジデント、1人の研修医が在職し、5人の厚生技官は全員脳神経外科専門医です。それぞれが脳神経外科のsubspeciality(脳血管障害・脳腫瘍・小児脳神経外科・頭部外傷など)をもち、年間260の手術を行っています。お互いに活発に意見を述べ合い、切磋琢磨し、常に研修・研鑽を積み向上していくことを目指しています。特に脳腫瘍の手術は大学病院をしのぎ、近畿でも8位の手術件数を誇っています。
4. 先天性水頭症や再生医療の全国的な研究の拠点として活躍しています。

【平成15年度研究業績発表】
A-0
NAKAMURA Y, YAMAMOTO M, ODA E, YAMAMOTO A, KANEMURA Y, HARA M, SUZUKI A,YAMASAKI M, and OKANO H:Expression of Tubulin Beta Uin Neural Stem/Progenitor Cells and Radial Fibers During Human Fetal Brain Development.Laboratory Investingation ,83:479-489,2003

MISUMI M,SUZUKI T,MORIUCHI S:GLORIOSO JC,BESSHO M. In vitro thymidine kinase/ganciclovir-based suicide gene therapy using replication defective herpes simplex virus-1 against leukemic B-cell malignancies(MCL,HCL,B-CLL).Leuk Res,27(8):695-9,2003

KINOSHITA M,IZUMOTO S,OSHINO S,NONAKA M,MORIUCHI S,MARUNO M,YOSHIMINE T:Primary malignant lymphoma of the trigeminal region treated with rapid infusion of high-dose MTX and radiation:case repor and
review of the literature.Surg Neurol,60(4):343-8;discussion348,2003

A-2
山崎麻美:先天性疾患の遺伝子検索の意義、「脳神経外科 周術期管理のすべて」松谷雅生、田村 晃、395-399、メジカルビュー社、東京、2003年

A-3
都築貴、中島 伸、SHAYNE M、久村英嗣、尾中敦彦、当麻美樹、田伏久之、吉峰俊樹:頭蓋底骨折に併発する頭蓋内内頚動脈損傷の検討。神経外傷 26:122-126

A-4
山崎麻美:水頭症、小児疾患診療のための病態生理2、35(427)598-601、東京医学社、2003

山崎麻美、金村米博:神経幹細胞の供給源 胎児脳・成人脳、CLINICAL NEUROSCIENCE21(10)、1119-1121、中外医学社、2003

A-6
中島 伸:脳外科的電解質異常。レジデントノート4(10):103-104、2003

中島 伸:有意義な昼めし その1〜ムチウチ診断の巻〜 レジデントノート4(11):93-96、2003

中島 伸:有意義な昼めし その2〜ムチウチ治療の巻〜 レジデントノート4(12):137-140、2003

中島 伸:簡単な講演1つ油断すな! レジデントノート5(1):114-117、2003

中島 伸:魂を抜かれた災害訓練 その1。レジデントノート5(2):102-104、2003

中島 伸:魂を抜かれた災害訓練 その2。レジデントノート5(3):110-112、2003

中島 伸:シナリオ通り。レジデントノート5(4):140-141、2003

中島 伸:私のルンバール人生。レジデントノート5(5):142-143、2003

中島 伸:レセプトチェックの泣き笑い。レジデントノート5(6):120-122、2003

中島 伸:術野に消えた針。レジデントノート5(8):118-120、2003

中島 伸:若手脳神経外科医フォーラム。レジデントノート5(9):93-95、2003

B-2
YAMADA J, SAWADA K, NONAKA M, MORIUCHI S, NAKAJIMA S, YAMASAKI M:Hydrocephalus with adult myelomeningocele-continuous ICP monitoring for indication of shunting。International Society for Pediatric Neurosurgery 31st Annual Meeting、Monaco、September2003

NONAKA M, YAMADA J, NAKAJIMA S, MORIUCHI S, SAWADA K, YAMASAKI M:Infantile cavernous angioma of the fourth ventricle. A case report.International Society for Pediatric Neurosurgery 31st Annual Meeting、Monaco、September2003

B-3
山崎麻美:水頭症の分子遺伝子学?遺伝子診断の意義と葉酸の神経管閉鎖障害発症の低減効果について?。第7回日本水頭症治療シンポジウム、出雲、2003年4月

山田淳二、山崎麻美、埜中正博、中島 伸、森内秀祐、澤田憲治:ストラータバブルの使用経験 Usefulness of programable valze system(Strata) for treatment of hydrocephalus。第7回日本水頭症治療シンポジウム、出雲、2003年4月

澤田憲治、中島 伸、森内秀祐、埜中正博、山田淳二、山崎麻美:脊髄髄膜瘤に合併する水頭症の成人期における問題点?シャント再建の適応における髄液圧測定の意義? Hydrocephalus with adult myelomenigocele ?ICP monitoring for indication of shunt revision-。第7回日本水頭症治療シンポジウム、出雲、2003年4月

山崎麻美:先天性水頭症の診断:未解決の問題点。第23回日本脳神経外科コングレス、大阪、2003年5月

山崎麻美:水頭症の管理update。第62回日本脳神経外科学会総会、仙台、2003年10月

B-4
森内秀祐、山崎麻美、吉峰俊樹、丸野元彦、鈴木 強:E2f-1 promoterによる腫瘍特異的増殖型HSV-TK発現HSV-1用いたGlioblastomaに対する新規遺伝子治療。第7回遺伝子医療研究会、大阪、2003年3月

森内秀祐、澤田憲治、中島 伸、埜中正博、山田淳二、山崎麻美:Pterional approachによる頭蓋底脊索腫摘出 Subtotal removal of chordoma in upper clivus by pterional approach。第12回脳神経外科手術と機器学会、福岡、2003年4月

森内秀祐、丸野元彦、泉本修一、鈴木 強、山崎麻美、吉峰俊樹:無症候性髄膜腫の腫瘍増大予測におけるMRI T2強調と腫瘍周囲浮腫の重要性について。 第12回日本脳ドック学会総会、大阪、2003年6月

森内秀祐、丸野元彦、島本茂利、井上武宏、山崎麻美、吉峰俊樹:サイバーナイフ治療後放射線壊死を呈した髄膜腫および中脳グリオーマの病理学的検討。第12回日本定位放射線治療学会、京都、2003年6月

埜中正博、山崎麻美、中島 伸、森内秀祐、山田淳二、澤田憲治:内視鏡下開窓術超音波ナビゲーションが有用であった半球間裂くも膜嚢胞の3例。第31回日本小児神経外科学会、新潟、2003年7月

山崎麻美、金村米博、埜中正博、岡本伸彦、坂本博昭、北野昌平、高橋義男、長坂昌登、夫 敬憲、森本一良、佐藤倫子:L1CAM遺伝子解析と水頭症発症要因としての検討 −27家系の臨床解析−。第31回日本小児神経外科学会、新潟、2003年7月

山田淳二、山崎麻美、埜中正博、澤田憲治、森内秀祐、中島 伸:成人期脊髄髄膜瘤患者における水頭症 −持続髄液圧測定によるシャント再建の適応評価−。第31回日本小児神経外科学会、新潟、2003年7月

山崎麻美、金村米博、埜中正博、岡本伸彦、坂本博昭:X連鎖性劣性遺伝性水頭症におけるLICAM遺伝子解析と水頭症発症要因としての検討 −27家系の臨床解析−。第4回日本分子脳神経外科学会、東京、2003年9月

埜中正博、長坂昌登、夫敬憲、伊藤千秋、西山健一、北野昌平、佐藤倫子、下川尚子、白根礼造、重田裕明、長嶋達也、山崎麻美:先天性水頭症の診断基準と治療指針作成に向けて −単純性水頭症に関する調査結果報告−。第62回日本脳神経外科学会総会、仙台、2003年10月

森内秀祐、丸野元彦、泉本修一、鈴木 強、山崎麻美、吉峰俊樹:グリオブラストーマに対する集学的治療の有効性についての検討。第62回日本脳神経外科学会総会、仙台、2003年10月

山崎麻美、金村米博、岡本伸彦、埜中正博、北野昌平、坂本博昭:L1CAM遺伝子解析と水頭症発症要因としての検討 −新規L1CAM遺伝子異常24家系の報告−。第48回日本人類遺伝学会、長崎、2003年10月

森内秀祐、澤田憲治、中島 伸、埜中正博、山田淳二、立石明広、二宮貢士、山崎麻美:定位放射線治療、動注化学療法、および手術摘出が奏功した再発悪性リンパ腫の1例。第21回日本脳腫瘍学会、淡路島、2003年11月

埜中正博、山田淳二、中島 伸、森内秀祐、山崎麻美:内視鏡支援下に嚢胞外膜切除を行ったくも膜嚢胞の3例。第10回日本神経内視鏡学会、名古屋、2003年12月

山田淳二、師田信人、持木かなえ、平本 準:新生児モンロー孔部脈絡叢嚢胞の治療経験。第10回日本神経内視鏡学会、名古屋、2003年12月

師田信人、藤山陽子、山田淳二、持木かなえ、左合治彦、林 聡:胎児脳室拡大:現状と問題点。第31回日本小児脳神経外科学会、新潟、2003年7月

師田信人、山田淳二、平本 準:成育医療における脳神経外科の役割。第62回日本脳神経外科学会総会、仙台、2003年10月

師田信人、山田淳二、平本 準:胎生期頭蓋内出血後水頭症の実態調査。第62回本脳神経外科学会総会、仙台、2003年10月

山田淳二、持木かなえ、師田信人:中頭蓋窩くも膜嚢胞の治療戦略について。第21回こども病院神経外科医会、名古屋、2003年11月

師田信人、山田淳二、平本 準、埜中正博:乳幼児水頭症術後硬膜下液貯留の治療。第21回こども病院神経外科医会、名古屋、2003年11月

師田信人、山田淳二、平本 準:新生児・乳児水頭症に対する神経内視鏡治療。第10回日本神経内視鏡学会、名古屋、2003年12月

B-5
山崎麻美:特別講演『水頭症の分子遺伝子学』。第15回岡山新生児研究会、岡山、2003年1月

山崎麻美:水頭症の分子遺伝子学と最近の話題。第32回神奈川小児神経懇話会、横浜、2003年7月

B-6
山崎麻美:先天性水頭症関連疾患発症における危険因子・予防因子としての薬剤?バルプロ酸・抗コレステロール剤・葉酸に関する最近の知見、厚生労働科学研究 萌芽的先端医療技術推進研究事業「マイクロアレー、プロテインチップを活用した、ヒト正常神経細胞を用いた薬剤安定性評価システムの開発」平成15年度研究成果報告会、大阪、2003年2月

山田淳二、森内秀祐、中島 伸、埜中正博、澤田憲治、山崎麻美:水頭症として治療され1年後に増大し確定診断された松果体奇形腫の1例。第33回日本小児神経学会近畿地方会、京都、2003年3月

埜中正博、山田淳二、中島 伸、森内秀祐、澤田憲治、山崎麻美:発達障害、周期性嘔吐にて発症した第四脳室内海綿状血管腫の1例。第33回日本小児神経学会近畿地方会、京都、2003年3月

森内秀祐、澤田憲治、中島 伸、埜中正博、山田淳二、山崎麻美:Pterional approachによる頭蓋底脊索腫摘出。第57回近畿脳腫瘍研究会、大阪、2003年3月

埜中正博、山崎麻美、中島 伸、森内秀祐、山田淳二、澤田憲治:複数回の内視鏡下開窓術を要した半球間裂嚢胞の一例。第45回日本脳神経外科学会近畿地方会、大阪、2003年4月
澤田憲治、森内秀祐、中島 伸、埜中正博、山田淳二、山崎麻美:脳室内を充満した脳原発脳室内悪性リンパ腫の一例。第45回日本脳神経外科学会近畿地方会、大阪、2003年4月

埜中正博、山崎麻美:simple hydrocephalusについて。厚生労働省研究費特定疾患対策事業「先天性水頭症」調査研究班平成15年度第1回班会議、大阪、2003年6月

立石明広、森内秀祐、澤田憲治、中島 伸、埜中正博、二宮貢士、山崎麻美:頭蓋骨内圧モニターが有用であった脳室拡大の無い頭蓋内圧亢進を呈したNF2の1症例。第46回近畿地方会、大阪、2003年11月

森内秀祐、中島 伸、埜中正博、山田淳二、立石明広、二宮貢士、山崎麻美:髄膜癌腫症における全脳照射および局所化学療法の有効性についての検討。第58回近畿脳腫瘍研究会、大阪、2003年11月

中村康寛、山本統彦、小田えり子、金村米博、山本英幸、宮戸健二、山崎麻美、岡野栄之:Purkinje cellの新しいマーカーとしてのKIAA0864 proteinについて。厚生労働省難治性疾患克服研究事業「先天性水頭症」調査研究班平成15年度第2回班会議、東京、2003年12月

上口裕之、山崎麻美:神経接着分子L1の極性分布の維持機構。厚生労働省難治性疾患克服研究事業「先天性水頭症」調査研究班平成15年度第2回班会議、東京、2003年12月

金村米博、正礼智子、種村光代、上口裕之、岡野栄之、山崎麻美:神経接着因子L1CAM遺伝子異常を有するヒト胎児神経幹細胞の生物学的特性の解析。厚生労働省難治性疾患克服研究事業「先天性水頭症」調査研究班平成15年度第2回班会議、東京、2003年12月

小林洋介、山崎麻美、本山 昇:DNA polymeraseλ遺伝子の上流の新規未知遺伝子の同定-DNA polymeraseλKOにおける水頭症との関連-。厚生労働省難治性疾患克服研究事業「先天性水頭症」調査研究班平成15年度第2回班会議、東京、2003年12月

岡本伸彦、金村米博、山崎麻美:L1CAM異常によるX-linked hydrocephalusとHirschsprung disease。厚生労働省難治性疾患克服研究事業「先天性水頭症」調査研究班平成15年度第2回班会議、東京、2003年12月

渡辺通子、富和清隆、岡崎 伸、坂本博昭、北野昌平、下川尚子、伊達裕昭、山崎麻美:先天性水頭症の患者及び家族への包括的支援に関する研究 アンケート調査から。厚生労働省難治性疾患克服研究事業「先天性水頭症」調査研究班平成15年度第2回班会議、東京、2003年12月

森竹浩三、宮嵜健史、永井秀政、長廻紀子、赤木真希子、朝山玲子、山崎麻美:先天性水頭症出生前・出世後診断例の転帰比較-全国疫学調査(2000)より。厚生労働省難治性疾患克服研究事業「先天性水頭症」調査研究班平成15年度第2回班会議、東京、2003年12月

埜中正博、山田淳二、山崎麻美:simple hydrocephalusについて。厚生労働省難治性疾患克服研究事業「先天性水頭症」調査研究班平成15年度第2回班会議、東京、2003年12月

持木かなえ、山田淳二、師田信人:巨大嚢胞を伴った家族性多発性海綿状血管腫の一例。第91回日本脳神経外科学会関東地方会、東京、2003年9月

平本 準、師田信人、山田淳二、持木かなえ:無症候性巨大第3脳室コロイド嚢胞の小児例。第92回日本脳神経外科学会関東地方会、東京、2003年11月

師田信人、埜中正博、平本 準:包括的脳性麻痺治療における機能的脊髄後根切断術の役割。第43回多摩小児神経懇話会、東京、2003年12月

B-8
山崎麻美:学童期における水頭症・二分脊椎のケア。第3回国際二分脊椎・水頭症シンポジウム−患者・家族と共に− 神戸、2003年3月

山崎麻美:学童期における水頭症・二分脊椎のケア。広島、2003年6月