看 護 部

                             
山田泰子

 看護部では、看護実践の中で、EBNを検証した取り組み、事例を通して看護介入の開発など臨床研究の取り組みを院内だけにとどめず、情報発信・教育活動を活発に行っている。これらの活動は、一人ひとりの看護師が看護の専門職者として主体的に取り組んでいるが、特に、専門看護師・認定看護師などのエキスパート看護師の活躍は、当院の看護の質向上のみに留まらず、各種学会での研究発表や国立病院機構のネットワーク、他の設置主体、地域など講演会講師などを通して、広く看護の質向上に貢献している。
 平成16年の研究発表は院内発表会31題、院外発表29題、雑誌発表8題であった。院外での教育講演は、がん看護2件、HIV看護1件の計3件であった。他施設・学校等での講師派遣は、がん看護13件、HIV看護10件、感染管理3件、創傷ケア2件、安全管理2件、重症集中ケア1件の計31件であった。
 今年度、新たにがん性疼痛看護認定看護師が誕生した。これら豊かな人材を活用し、看護の専門性が看護実践・教育研修の中で発揮でき、広く情報発信できるよう支援していきたいと考えている。

【平成16年度研究発表業績】
A-4
織田幸子:進まない長期療養型施設での感染者受け入れ患者増や療養期間長期化に備え 受け入れ態勢の整備は必須。公衆衛生情報、第34巻第2号:51-54、2004

田中登美:紙上CNS相談 「外来化学療法を受けている患者のセルフケア教育の進め方」。ナース専科、第24巻第6号:88-91、2004

田中登美、宮下まさみ、繁浦洋子、田中利夫、里見絵理子、辻中利政:独立行政法人国立病院機構大阪医療センターにおける外来化学療法室の運用と問題点。医療マネジメント学会雑誌、第5巻第2号:381-384、2004

福井久美子:独立行政法人化により臨床現場はどう変わったか−看護師長の立場から−。看護展望、第29巻第1号:60-63、2004

松本昌子、長尾加奈子、齋藤さえ子、江原愛、深井照美、北山典子:独立行政法人国立病院機構大阪医療センター泌尿器科病棟・外来施設訪問。ウロナーシング、第9巻11号:65-68、2004

綾部志津:パスの工夫はここが決め手−食道切開術−。消化器外科ナーシング、第8巻第7号:82-89、2004

笹山久美代:日帰り手術の看護。がん看護ケアのストラテジー、第3巻第3号、5-6、2004

西村美紀:見直しておきたい感染対策の基礎知識。総合消化器ケア、第9巻第1号、6-8、2004

B-4
石山薫、山中政子、田中登美、福井久美子、樋口久子:再発期の婦人科癌患者の情報に対するニーズと対処方略。第18回がん看護学会学術集会、東京、2004年2月

丸山千登、岡本万里子、石山薫、北野千代美:2泊3日糖尿病教育入院の教育効果の評価。第47回日本糖尿病学会年次学術集会、東京、2004年5月

田中登美、増田慎三、田中利夫、新井竹貴士、繁浦洋子、辻仲利政:外来化学療法システム−チームワーク医療における当院の工夫−。第12回日本乳癌学会総会、北九州市、2004年6月

吉田美和子:人工呼吸器装着下での筋萎縮性側索硬化症患者のパス。第6回医療マネジメント学会学術集会、高松、2004年6月

丸福直子、木谷めぐみ、田口貫、安田菜穂、益沢徹、三宅正和、笹山久美代、福田利明、辻仲利政:胃手術クリニカルパス改訂前後のバリアンス比較−早期経口摂取の評価−。第6回医療マネジメント学会学術集会、高松、2004年6月

山田亜紀:1泊白内障患者のパス。第6回医療マネジメント学会学術集会、高松、2004年6月

田中登美、宮下まさみ、田中利夫、里見絵理子、辻仲利政:外来化学療法室の動向と院内全体へのがん看護専門看護師の活動。第6回医療マネジメント学会学術集会、高松、2004年6月

川崎広子、岩見有里子、鈴木厚子、坂本冨士美:当院災害医療班看護師に対する研修の評価。第6回日本災害看護学会年次大会、高知、2004年7月

福井久美子:患者・家族を支える心のケア−看とりの現場から−。第35回日本看護学会精神看護、大阪、2004年7月

趙映実、今井愛子、松元香、木本一二三、福井久美子:肝細胞癌患者の倦怠感の傾向と対策。第35回日本看護学会成人看護U、佐賀、2004年8月

上みゆき、荒木紀子、光木悦子:当院における経皮的冠動脈形成術後合併症と苦痛の度合い−アプローチ部位別の評価−。第52回日本心臓病学会、京都、2004年9月

市村真希、藤原さやか:母乳栄養継続率と自己肯定感尺度との関連。第45回母性衛生学会、東京、2004年9月

梅本真紀子、佐々木美香、本田千晴、光木悦子:当院の急性心筋梗塞患者における指導時期と指導項目の検討。第35回日本看護学会成人看護T、名古屋、2004年10月

安岡真由香、長尾加奈子、奥田須美代、山中政子、石山薫、田中登美、福井久美子、樋口久子:がん看護専門教育によるインフォームドコンセントにおける看護師の役割に関する認識の変化、第35回日本看護学会看護管理、徳島、2004年10月

川崎広子、濱田智子:当院手術室看護師の自己啓発への影響因子−キャリア発達過程、環境、個人背景から考える−。第26回日本手術医学会総会、名古屋、2004年11月

田中登美:大学院CNSコースでの学びとがん看護専門看護師としての実践。第24回日本看護科学学会学術集会、東京、2004年12月

深井照美:大阪医療センターにおける褥瘡患者の実態調査−死亡退院患者に注目して−。第2回国立病院看護研究学会学術集会、大阪、2004年12月

福井久美子、田中登美、樋口久子、空山直子、中村理枝、淺井映子:近畿管内国立病院機構がん基幹病院・専門病院のがん看護に関する認識調査。第2回国立病院看護研究学会学術集会、大阪、2004年12月

織田幸子、下司有加、安尾利彦、岳中美江、上平朝子、白阪琢磨:当院のHIV/AIDS重複感染の現状と予防の取り組み。第18回日本エイズ学会学術集会、静岡、2004年12月

下司有加、織田幸子、加藤ひとみ、丸山千登、北野千代美、西村輝明、森正彦、谷岡理恵、白阪琢磨:自立した在宅療養が可能となった症例。第18回日本エイズ学会学術集会、静岡、2004年12月

浅野智子、下司有加、森川瑞穂、長尾菜穂、国清直美、北野千代美、笹山久美代:当院が行うHIV/AIDS実務者研修の効果。第18回日本エイズ学会学術集会、静岡、2004年12月

B-6
西村葉月、小岩るみ子、杉原愛、鈴木厚子:救命センターにおける自己抜去行動の背景調査−急性期の抑制についての判断基準作成を目指して−。第89回近畿救急医学研究会、大和郡山、2004年2月

織田幸子、下司有加:患者数と推移と傾向が示す問題と課題。近畿エイズ研究会、大阪、2004年6月

河島恵里子、義岡素子、池田すみ枝、大空美由紀:妊婦への母乳育児指導。大阪母乳の会、大阪、2004年9月

青木尚子:当院の切開・剥離法における介助と工夫。第73回日本消化器内視鏡学会近畿地方会、大阪、2004年9月

福井久美子:ICにおける看護の役割。第46回看護学会、大阪、2004年9月

西村美樹:医療従事者の手指衛生に対するコンプライアンスを高めるためのプロセス・サーベイランス実施による効果、第46回看護学会、大阪、2004年9月

高森香、前川由紀子、宇二澄子、坪井陽子、芝池みどり、松野昌美、岡本美香、藤井秀子、福峯美智代、吉木こずい、井上磨智子:プリセプティのストレスの現状とプリセプターとの間におけるストレス認識のズレ。第46回看護学会、大阪、2004年9月

沼田絵里、豊田千晴、北野千代美、石山薫、西本京子:血糖管理医師指示表導入前後のインスリン指示受けに対するインシデント件数の変化。第41回日本糖尿病学会近畿地方会、大阪、2004年11月

B-8
織田幸子:看護職のための職務上のHIV暴露と感染。第13回茨城HIV・感染症研究会特別講演、土浦市、2004年4月

田中登美:悩んでないで話してみよう。市民フォーラム、大阪、2004年11月

田中登美:外来化学療法による悪心・嘔吐の軽減が困難であった事例。がん看護セミナー2004、大阪、2004年5月