栄養管理室

内海繁敏

 入院患者の約30%が栄養不良に陥っている事実を踏まえNST(Nutritional support team)を導入し、平成17年10月にNSTの活動開始1年となった。NSTシステムが確立した年であり、システムと実践についての報告が中心となった。栄養療法をチームで実践することにより、患者の予後に大きな差が生じることは事実である。しかし、個々の栄養療法は代謝上の特徴や、合併症を有するため、適応決定や施行には慎重かつ細心性が求められる。また、入院患者のみならず、在宅介護の面から地域と連携した栄養管理も求められることが推察できる。今後はNSTの質の向上を図ることを目的に、栄養療法の科学的理論と臨床応用の両面についての研究と、教育を重点目標としたい。

【2005年研究発表業績】
A-0
HIRAOM,TSUJINAKAT,TAKENOA,FUJITANIK,KURATAM,:Patient-controlledDietary Schedule Improves Clinical Outcome after Gastrectomy for Gastric Cancer, World J.Surg.,Vol.29 No.7:853-857,2005

A-3
鞍田三貴:臨床栄養学U疾患と栄養編、栄養欠落、284-295、第一出版株式会社、2005年3月

鞍田三貴:臨床栄養管理学各論、クリティカルケア、143-148、講談社サイエンティフィク株式会社、2005年4月

A-4
鞍田三貴:臨地実習の実際、臨床栄養、Vol.106 No.2:186-191、2005

鞍田三貴:倦怠感のあるがん患者の栄養管理とサポートpalliative care食の意義、看護技術、Vol.51 No7 39-43、メヂカルフレンド社、2005年6月

B-3
鞍田三貴:肝疾患の栄養管理 NST活動における栄養士の関わり方、第8回日本病態栄養学会年次学術集会、国立京都国際会館、2005年1月

鞍田三貴、角谷勲、笹山久美代、東堂龍平、沢村敏郎、辻仲利政:NSTの問題点、第20回日本静脈経腸栄養学会総会合同シンポジウム、名古屋、2005年2月

鞍田三貴、笹山久美代、東堂龍平、沢村敏郎、辻仲利政:パネルディスカッション新しいチーム医療NSTに期待される役割と実践、第7回医療マネジメント学会、福岡、2005年6月

B-4
井上聡子、森田有美、野崎恭子、的場美智子、鞍田三貴、沢村敏郎、辻仲利政:大阪医療センターNST依頼における終末期患者の背景、第20回日本静脈経腸栄養学会総会、名古屋、2005年2月

森田有美、井上聡子、野崎恭子、的場美智子、藤田朋子、真鍋悟、内藤浩史、鞍田三貴、笹山久美代、沢村敏郎、辻仲利政:Palliative care(PC)食の意義、第20回日本静脈経腸栄養学会総会、名古屋、2005年2月

内藤浩史、森田有美、的場美智子、藤田朋子、真鍋悟、鞍田三貴、笹山久美代、沢村敏郎:終末期患者へPC(Palliative care)食の提供〜調理師のNST参加により影響〜、第10回日本緩和医療学会、横浜、2005年6月

森田有美、内藤浩史、的場美智子、藤田朋子、真鍋悟、鞍田三貴、笹山久美代、里見絵里子、沢村敏郎:NST活動における終末期患者への対応〜PC(Palliative care)食の意義〜、第10回日本緩和医療学会、横浜、2005年6月

真鍋悟、今西健二、鞍田三貴、内海繁敏、松本昌子、上野裕之、東堂龍平、沢村敏郎、辻仲利政:大阪医療センターNST今後の課題、第59回国立病院総合医学会、広島、2005年10月

表順子、藤田朋子、森田有美、内藤浩史、的場美智子、真鍋悟、今西健二、内海繁敏、鞍田三貴、松本昌子、沢村敏郎:NST活動における終末期患者への対応〜PC(Palliative care)食の意義〜、第59回国立病院総合医学会、広島、2005年10月

B-5
鞍田三貴:施設における栄養管理の理想と現実、日本健康・栄養システム学会第4回九州地方会、佐賀、2005年11月

鞍田三貴:これからの栄養管理、北海道東北国立病院管理栄養士協議会学術部研修会、仙台医療センター、2005年2月

今西健二、森田有美、表順子、藤田朋子、真鍋悟、鞍田三貴、内海繁敏、松本昌子、上野裕之、沢村敏郎、東堂龍平、辻仲利政:大阪医療センターNSTの現状と栄養士から見た問題点、第15回近畿輸液栄養研究会、大阪、2005年10月

鞍田三貴、脇昌子:医師と栄養士が手を結べば何ができるか、第27回日本臨床栄養協会近畿地方会、大阪、2005年10月

鞍田三貴、表順子、藤田朋子、真鍋悟、今西健二、内海繁敏、鈴木智子、沢村敏郎、辻仲利政、東堂龍平:耐糖能異常を有するNST依頼患者の背景(シンポジウム)、第42回日本糖尿病学会近畿地方会、大阪、2005年11月

鞍田三貴、今西健二、内海繁敏、上野裕之、松本昌子、沢村敏郎、辻仲利政、東堂龍平:ワークショップNSTの運営と実践「大規模病院におけるNSTの運営〜問題点と課題」、第27回日本臨床栄養学会総会、横浜、2005年11月

B-6
藤田朋子、森田有美、表順子、内藤浩史、真鍋悟、今西健二、鞍田三貴、内海繁敏、沢村敏郎:NST活動における終末期患者への対応〜PC(Palliative care)食の意義〜、第2回栄養士協議会栄養研究会学会、大阪、2005年10月

難波奈々、藤田朋子、鈴木智子、高原充佳、滝秀樹、今西健二、鞍田三貴、沢村敏郎、東堂龍平:当院における糖尿病患者に対するNST介入が有効であった1症例、第42回日本糖尿病学会近畿地方会、大阪、2005年11月

B-8
鞍田三貴:NST活動における肝臓病教室の立ち上げ、第4回関西肝臓栄養治療ファーラム、大阪、2005年1月

鞍田三貴:介護予防としての栄養改善、低栄養状態の早期発見とその対応について、大阪北ブロック市町地域保健関係職員研修、大阪、2005年8月

鞍田三貴:介護予防としての栄養改善、第1回NSTセミナー、ニチダン株式会社、2005年8月

鞍田三貴:急性期病院におけるNST、第2回NSTセミナー、ニチダン株式会社、2005年9月

鞍田三貴:肝疾患とNST活動−栄養士の関わり方−第4回チーム医療としての肝臓病栄養治療を考える会、東京、2005年9月

鞍田三貴:これからの臨床栄養について、NST研修セミナー、ニチダン株式会社、2005年11月

鞍田三貴:パネルディスカッション、「NST活動における肝臓病教室の現状と成果」、肝疾患患者指導研究会、大阪、2005年11月

鞍田三貴:これからの臨床栄養について、NST研修セミナー、ニチダン株式会社、2005年12月

鞍田三貴:特別講演;臨床における管理栄養士活動の実際、広島女学院大学生活科学部、2005年12月