看護部

山田泰子

 平成17年度の看護部の活動は、「患者の満足と安心が得られる質の高い看護の提供とチーム医療の充実」をテーマに、看護サービスの質、人材育成の充実、安全管理等に取り組んでいる。平成17年4月には教育専任看護師長・副看護師長を配置し、「看護職員能力開発ガイドライン」に基づいた、機会教育と集合教育の連動、看護職員個々の主体的学習への支援として横断的に行動している。
平成17年の看護研究業績としては、院外発表では、国立病院総合医学会、医療マネジメント学会、日本がん学会、緩和医療学会、循環器看護学会、災害看護学会、エイズ学会、感染管理学会等へ45題の発表がされた。雑誌発表は11題であった。院内発表では、「安全管理」「看護ケアと患者教育」「現任教育」「政策医療における看護」などのテーマで発表が行われ、いずれも臨床看護実践に結びついた発表であった。
今年度、新たにがん性疼痛認定看護師1名、がん化学療法認定看護師1名が認定され、当院の専門・認定看護師は、がん看護専門看護師1名と認定看護師7名となった。これら専門・認定看護師などのエキスパート看護師は、専門的で高度な知識と的確な判断能力を用い、組織横断的に活動を行い、質の高い実践ができる看護師の育成のために教育的機能を発揮し、高度総合医療を担う当院の看護ケアの質をより向上することを期待している。

【2005年度研究発表業績】
A-4
田中登美:消化器がん化学療法の看護実践ガイド−第1回化学療法を受ける患者を看護するための基礎知識と看護の役割−。総合消化器ケア、第10巻第1号:31-43、2005

田中登美:消化器がん化学療法の看護実践ガイド−第3回抗がん剤の有害事象とその対策−。総合消化器ケア、第10巻第3号:31-45、2005

田中登美:ここまで知っておきたい!最新がん化学療法と看護Q&A 患者教育と援助。月刊ナーシング、第25巻13号:70-72、2005

田中登美:外来化学療法における専門看護師の役割。東海病院管理学研究会16年度年報、15-20、2005

田中登美:特集「看護教育を取り巻く現状と課題」。季刊ナースアイ、第18巻4号:44-51、2005

飯野京子、田中登美:外来化学療法における看護の役割。看護学雑誌、第69巻8号:13-20、2005

藤井秀子、樋口久子:消化器がん化学療法の看護実践ガイド−第2回消化器がんの化学療法における抗がん剤とレジメンの知識−。総合消化器ケア、第10巻第2号:20-30、2005

戸高絹代、田中登美、福井久美子:消化器がん化学療法の看護実践ガイド−第4回抗がん剤の有害事象に対する看護ケア。総合消化器ケア、第10巻4号:34-45、2005

戸高絹代、田中登美:消化器がん化学療法の看護実践ガイド−第5回化学療法を受ける患者に対する個別指導−。総合消化器ケア、第10巻5号:30-41、2005

綾部志津:食道疾患のケア。消化器外科ナーシング、第10巻1号:11-11、2005

樋口久子、藤井秀子、上野裕之、辻中利政:パスの工夫はここが決め手!−第19回癌化学療法@−。消化器外科ナーシング、第10巻4号:74-89、2005

B-4
織田幸子:HIV感染症者の外来管理とコーディネート。HIV感染症研究会、大阪、2005年1月

織田幸子:はじめての医療者のためにHIV/AIDS診療の歩み。JANAC HIV/AIDS看護研究会、東京、2005年2月

趙映美、今井愛子、福井久美子:肝細胞癌患者の倦怠感の傾向と対策ー倦怠感アセスメントスケールを用いて。第19回がん看護学会学術集会、仙台市、2005年2月

内田華奈子、木下梓、山中政子:終末期ケアの内容とそのケアに関する看護師の困難感−看護記録とターミナル看護サマリを分析して−。第19回がん看護学会学術集会、仙台市、2005年2月

田中登美、宮下まさみ:外来化学療法を受ける患者のセルフケアに関する教育ニーズ。第19回がん看護学会学術集会、仙台市、2005年2月

中島英子、柏崎正樹、田中綾子、森岡亜希子、樋口久子:当院におけるMRSA交差感染予防への取り組み。第20回日本環境感染学会、神戸市、2005年2月

西村美樹:当院における中心静脈カテーテル関連血流感染発生状況の報告1泊白内障患者のパス。第20回日本環境感染学会、神戸市、2005年2月

西村美樹:スタンダードプリコーション及び感染経路別予防策について。第20回日本環境感染学会、神戸市、2005年2月

坪倉美由紀、西村美紀、鈴木厚子、田中康晴、小池美津子、白阪琢磨:当院におけるリンクナース会の企画と運営の現状。第20回日本環境感染学会、神戸市、2005年2月

高島景子、浅野宏美:心不全急性増悪を繰り返す低心機能患者への看護−心負荷予防の視点から−。第69回日本循環器学会総会、横浜、2005年3月

沼田絵里、豊田千晴、北野千代美:血糖管理医師指示表導入の効果。日本糖尿病学会、神戸、2005年5月

田中登美、辻仲利政:がん化学療法について;外来化学療法の役割と課題。第15回がん臨床研究フォーラム、東京、2005年6月

田中登美、増田慎三:乳がんチーム医療におけるがん看護専門看護師の役割。第13回日本乳癌学会総会、倉敷、2005年6月

田中登美、辻仲利政:外来化学療法室の運用状況と医療者向け教育活動。第7回医療マネジメント学会学術総会、福岡、2005年6月

伊藤文代:個人情報としての診療情報−看護記録、看護情報システムの問題点と改善策−。第7回医療マネジメント学会学術集会、福岡、2005年6月

山中政子、田中登美、福井久美子:婦人科病棟における緩和ケアチームの活動と連携する病棟看護師の意識。第10回日本緩和医療学会、横浜、2005年6月

田中登美、小川朝生:当院緩和ケアチーム「がんサポートチーム」におけるがん看護専門看護師の活動と今後の活動。第10回日本緩和医療学会、横浜、2005年6月

織田幸子:Problems of foreign PLWHA in japan and the support system。第7回アジア・太平洋地域エイズ国際学会、神戸、2005年7月

川崎宏子、鈴木厚子、松本洋美、中村千賀子:災害訓練におけるマネジメントナースの評価と今後の課題。第7回日本災害看護学会、淡路市、2005年8月

田中登美:急性期病院における終末期がん患者に対するがん看護専門看護師のかかわり。日本健康心理学会第18回大会、神戸、2005年9月

久保田千景、宮地由紀子:救命救急領域の面会時における家族看護に関する研究、第12回日本家族看護学会、幕張市、2005年9月

川崎広子、濱田智子:二交替制勤務導入による時間外勤務時間短縮の効果。第27回日本手術医学会総会、東京、2005年10月

久保田千景、湯室順子、中村千賀子、宮地由紀子:救命救急領域の面会時における家族看護に関する研究。第7回日本救急看護学会、札幌、2005年10月

下司有加、古川直美、菊池嘉:クリティカルパスによるHIV感染者へのケアの均質化。第58回国立病院総合医学会、広島、2005年10月

木下梓、長尾加奈子、山中政子、吉田梨恵、福井久美子:がん性疼痛を訴える患者のアセスメント能力の検討−当院卒後1・2年目看護師を対象に−。第58回国立病院総合医学会、広島、2005年10月

四方文子、今井愛子、奥野まどか、庄林久仁子:がん医療における緩和ケアに関する看護師の認識。第58回国立病院総合医学会、広島、2005年10月

寺崎玲子、福井久美子、渡邉洋子、三好ゆきえ、龍香織、奥田須美代:がん医療における緩和ケアに関する看護師の認識。第58回国立病院総合医学会、広島、2005年10月

田中登美、福井久美子:当院緩和ケアチーム「がんサポートチーム」におけるがん看護専門看護師の活動と今後の展望。第58回国立病院総合医学会、広島、2005年10月

福井久美子:職員用クリティカルパスの統一と患者用クリティカルパスの見直し。第58回国立病院総合医学会、広島、2005年10月

熊谷由美子、藤川幸、松本洋美:職員用クリティカルパスの統一と患者用クリティカルパスの見直し。第58回国立病院総合医学会、広島、2005年10月

伊藤文代:診療情報管理と個人情報保護−看護記録における個人情報保護の課題−。第53回日本職業・災害学術大会、大阪、2005年11月

山本加奈子、宇多川綾子、吉見桂子、本田千晴、光木悦子:CCU内の快適な環境−ラジオを用いた効果の検討−。第2回日本循環器看護学会、大阪、2005年11月

稲波紀子、古川亜希子、松本舞、池田ひとみ、光木悦子:CCU内の快適な環境−ラジオを用いた効果の検討−。第2回日本循環器看護学会、大阪、2005年11月

下司有加、織田幸子、森田美揚子、白阪琢磨、井上磨智子:受診中断患者の背景と受診再開への支援と経緯。第19回日本エイズ学会学術集会、熊本、2005年12月

浅野智子、下司有加、織田幸子、白阪琢磨、上平朝子:当院におけるHIV母子感染予防対策の現状。第19回日本エイズ学会学術集会、熊本、2005年12月

久保田千景、中村千賀子、宮地由紀子:CPAクリニカルパス作成への取り組み−経過記録の効率化を目指して−。第6回日本クリニカルパス学会、新潟、2005年12月

安田奈穂、村谷琴美、前田梨佐:下部消化管手術パスにおける早期経口摂取食事スケジュールの課題について。第6回日本クリニカルパス学会、新潟、2005年12月

B-6
湯室順子、西川伊津子、深井照美、水戸祥江:大阪医療センターにおける褥瘡患者の実態調査。近畿地区看護研究学会、神戸市、2005年2月

太田美樹:手術終了を待つ家族ニードの実態。近畿地区看護研究学会、神戸市、2005年2月

津村麻衣子、山田千紗子、中村辰江、鈴木厚子:入院オリエンテーション内容に対する患者の認識調査。第47回看護学会、大阪、2005年9月

西山ひとみ、木本一二三、鈴木佐知子、福井久美子:新人看護師の反応の変化からインシデント発生後の効果的な指導法。第47回看護学会、大阪、2005年9月

田中登美、福井久美子:近畿管内がん基幹病院及び専門病院に勤務する看護師のがんネットワーク教育プログラム。第47回看護学会、大阪、2005年9月

西本京子:信頼される病院を目指して。第13回大阪病院学会、大阪、2005年10月

藤井育子:肝臓病教室における看護師の役割。肝疾患患者指導研究会、大阪、2004年9月

B-7
石山薫、櫻井真知子、名畑優保、北川智子、政道修二、是恒之宏、楠岡英雄:治験セミナーへの受講者のニーズ変化。第5回CRCと臨床試験のあり方を考える会議2005in横浜、横浜、2005年10月

B-8
織田幸子:HIV感染症者/AIDS患者の理解と看護。第1回エイズと日和見感染症研究会、仙台市、2005年1月

田中登美:臨床試験におけるチーム医療の果たす役割「がん看護専門看護師の立場から」。堺市民公開講座、大阪市、2005年9月

福井久美子:C型肝炎の治療最前線。NHK土曜フォーラム、東京、2005年8月

田中登美:がん化学療法における看護師の役割と実際。日総研看護セミナー、福岡、2005年11月

田中登美:がん化学療法における看護師の役割と実際。日総研看護セミナー、大阪、2005年12月

田中登美:アメリカにおけるがん疼痛緩和の看護ケア。第6回TMC国際看護セミナー、大阪、2005年11月