看護部

 

山田泰子

 

 平成19年度の看護部の活動は、「KSK行動に基づいたチーム医療の実現」、「EBMに基づいた看護実践能力の強化」「看護の質の保障によるDPCの効率的・効果的運用」「魅力ある職場づくりによる看護職員の離職防止」の4つの柱を目標に掲げ、取り組みました。教育支援体制は、昨年同様、教育専任看護師長を中心に「看護職員能力開発プログラム」に基づいた機会教育と集合教育の実施、看護職員個々の主体的学習への支援を行いました。今年度新たに取り組んだ点は、マンツーマンでのプリセプター制度を廃止し、チーム全体で新人職員をフォローしていく体制を整えたこと、全部署の教育担当副看護師長に集合研修への参画を行ったことです。

平成19年の看護研究業績としては、院外発表では、国立病院総合医学会、国立病院看護研究学会、日本環境感染管理学会、日本エイズ学会、日本救急医学研究会、日本集中治療医学会、日本股関節学会、日本緩和医療学会、ヘモフィリア研究会、二分脊椎研究会、近畿地区国立病院看護学会、がん治療学会、日本クリニカルパス学会等へ36題の発表を行いました。雑誌投稿は9題です。院内発表では、「医療安全・感染管理」「看護ケア」「教育」「接遇・家族看護」「緩和ケア」をテーマに37題の応募があり、いずれも臨床看護実践に結びついた発表内容でした。

現在、当院のスペシャリストはがん性疼痛2名、がん化学療法1名、感染管理2名、重症集中ケア1名、皮膚・排泄ケア1名、救急看護2名の認定看護師とHIVコーディネーター4名、CRC2名の計15名です。さらに19年度は、看護教員、皮膚・排泄ケア、緩和ケア、がん化学療法、乳がん看護等の研修に5名の看護師が参加しています。専門的で高度な知識と的確な判断能力を用い、質の高い実践ができる看護師を育成することで、高度総合医療を担う当院の看護ケアの質をより向上していけるものと期待しています。

 

2007年度研究発表業績】

A-4

戸絹代:エビデンスに基づいたがんの症状マネジメント 下痢・便秘。エビデンスにもとづいたOncology Nursing 2巻第2号:15-18 2007

 

戸絹代:特集1大腸癌スタンダード FOLFOX療法と看護 リザーバー管理のポイント。がんけあナビ 第1巻第1号:57-65 20079

 

四方文子消化器外科ナーシング:特集一目でわかる腕の見せどころ術前後3日間ベッドサイドケア徹底マスター、1211月号 メディカ出版

 

A-6

岡田 茜:看護学生の臨床実習においての技術経験率アップに向けての取り組み〜当病棟技術経験項目チェックリストの活用を試みて〜、「医療の広場

 

藤岡紀子:災害訓練時におけるマネージメントナースの行動評価と今後の課題〜災害訓練受講年数をもとに〜、「医療の広場

 

岡村稔子:私の実践指導者論、「HANDSON」 2007年夏号:36-372007

 

山口壽美枝:救急看護認定看護師に必要とされる基礎知識、「EMERGENCY CARE」 

 

丸山子他東西9階看護師:消化器外科看護マニュアル〜いちからわかる超入門〜、消化器外科NURSING2008年春季増刊号

 

A-8

戸絹代認定看護師に学ぶケモナース必須の抗がん剤ABC 日総研グループ公開セミナー、大阪、200712

 

B-3

阿島美奈:チーム力を高める専門性の発揮 リンクナースとの活動を通して。49回近畿地区国立病院看護学会、大阪、20071014

 

B-4

須子寛子:末梢点滴静脈注射中の血管外漏出・静脈炎の要因の分析。61回国立病院総合医学会、名古屋、200711

 

笹田泉樹:インシデントレポートを用いた卒後12年目の職員のエラー分析と新人教育の課題。61回国立病院総合医学会、名古屋、200711

 

藤原泰子:術後創傷処置方法の変更におけるSSI発生率の変化〜イソジン消毒、ドレッシング材使用を比較して〜。61回国立病院総合医学会、名古屋、200711

 

市原絵里香:帝王切開術後早期における安楽な授乳介助方法の効果。国立総合医学会、名古屋、200810

 

坪倉美由紀:心臓血管外科手術部位感染(SSI)サーベイランス効果の検討。第61回国立病院総合医学会、名古屋、20071116

 

藤岡紀子:災害訓練時におけるマネージメントナースの行動評価と今後の課題〜災害研修受講年数をもとに〜。第61回国立病院総合医学会、名古屋、200711

 

米澤満佐子:がん化学療法パンフレット使用による患者・看護師への効果。第61回国立病院総合医学会、名古屋、2007年11

 

塩田千佳:新人看護師に対する痙攣時デモンストレーションの効果。第61回国立病院総合医学会、名古屋、2007年11

 

岡田 茜:看護学生の臨床実習においての技術経験率アップに向けての取り組み〜当病棟技術経験項目チェックリストの活用を試みて〜。61回国立病院総合医学会、名古屋、200711

 

高橋由美子PCAポンプの自己管理を高める指導方法の検討−PCA操作方法の理解度を調査して−。国立病院看護研究学会学術集会、東京、20081

 

渡邊奈緒美:化学療法による悪心・嘔吐に対する指圧の効果−。国立病院看護研究学会学術集会、東京、20081

 

阿島美奈:麻疹に対する感染予防対策〜職員の抗体価測定と予防接種実施〜。23回日本環境感染学会総会、長崎、2008222

 

坪倉美由紀:心臓血管外科手術部位感染(SSI)サーベイランス効果の評価。23回日本環境感染学会総会、長崎、2008222

 

大谷加奈:当院のMRSA発生状況の把握と発生数低減に向けた課題の検討。23回日本環境感染学会、長崎、2008年2月

 

田中 舞:手術室における血液・体液曝露予防策の取り組み。23回日本環境感染学会、長崎、20082

 

織田幸子:HIV感染者の薬物使用の問題:実態調査をふまえて。21回日本エイズ学会学術集会、広島、200711

 

垣端美帆:入院中のHIV/AIDS患者に対する患者指導の現状。21回日本エイズ学会学術集会、広島、200711

 

治川知子:出張という形式へ変更後の院内レクチャーの効果。21回日本エイズ学会学術集会、広島、200711

 

武部裕美:救命救急センターにおけるせん妄評価法の検討。96回近畿救急医学研究会(日本救急医学研究会)、大阪、20077

 

久保田千景、宮地 由紀子:ER搬入後に死亡確認された患者家族の心理に関する考察―CNS-FACE家族アセスメントツールを用いて35回日本集中治療医学会、東京、20083

 

熊谷由美子:人工股関節術後再脱臼に使用する軟性ヒップサポーターの有用性の検証。

34回日本股関節学会、金沢、200710

 

尾池真理:地域連携を目指した緩和ケアチームの課題。21回緩和医療学会、岡山、  20076

 

磯元則子:薬害エイズを合併した血友病患者の一症例を振り返って。ヘモフィリア研究会、神戸、20076

 

B-5

谷口公子:二分脊椎症児の臀部のスキンケアの妥当性の検証。二分脊椎研究会、千葉、20086

 

尾池真理:地域連携を目指した緩和ケアチームの課題。2回関西がんチーム医療研究会、大阪、20083

 

B-6

大谷加奈:入院患者の接遇認識調査〜患者・看護師の接遇アンケート調査〜。49近畿地区国立病院看護学会大阪200710

 

若月麻央:二分脊椎症児の臀部のスキンケアの妥当性の検証。49回近畿地区国立病院看護学会、大阪、20089

 

戸絹代STAS-Jを用いた急性期病院緩和ケアチームの介入評価と今後の課題。12回日本緩和医療学会総会、岡山、20076

 

戸高絹代、乳癌患者におけるドセタキセル施行時のFrozenGroveの有用性に関する評価。45回がん治療学会総会学術集会、京都、200710

 

戸絹代:外来化学療法室の支援体制について〜プチリフォームを通して〜。2回関西がんチーム医療研究会、大阪、20083

 

尾池真理:緩和ケアチームの再編成。1回関西がんチーム医療研究会、大阪、20083

 

水間かおり:パスの質向上に向けた取り組み。日本クリニカルパス学会、大阪、2008年1月

 

田中由紀乃、西山舞、神澤あす香、馬場和美、阿島美奈:ICU患者の家族看護〜二重ABCXモデルを用いたストレス対処の分析を行って〜。52回日本集中治療医学会近畿地方会総会、大阪、2007630

 

阿島 美奈ICT活動 患者QOL向上を目指して〜薬剤耐性菌感染対策〜。2回関西がんチーム医療研究会、大阪、200831

 

B-8

阿島美奈感染防止教育と現場のモニタリング~人と環境の側面から~ 院内ラウンドの実際~ICTラウンドの秘訣〜。36回 日本福祉医療学会、教育講演、東京、200711