臨床検査科

 

真能正幸

 

臨床検査科は当センターに与えられた医療を推進するため精度保障された医療情報を迅速に医療現場に提供することを使命としている。職員は常勤医師3名(臨床検査管理医1名、病理専門医2名)、臨床検査技師39名(非常勤技師9名含む)と検査助手3名で構成されている。また、高度な専門的病理診断に対応するために4人の非常勤病理専門医を招聘している。日本臨床検査医学会、日本臨床細胞学会や日本環境感染症学会の認定をうけ、認定輸血検査技師指定施設でもある。

『精度管理』 臨床検査の精度は検査前に始まることから外来部門での採血を実施している。外部精度管理として複数の全国規模の調査に参加している。また、輸血検査(認定技師3人)、細胞検査(同4人)、細菌検査(同1人)や超音波検査(同5人)はそれぞれの専門学会が認定した技師がその任務にあたり、そして人材育成にも力を注いでいる。

『緊急検査』 緊急検査は夜間・休日(二人体制)を含めた24時間体制で対応している。生化学検査、感染症検査、血中薬物検査、血液学的検査、凝固検査および輸血管理業務が含まれ、三次救急を含む救命救急医療に寄与しており、その取扱件数は年々増加の一途をたどっている。また、診察前検査にも対応して日常の外来診療の充実に尽力している。

『輸血管理』 血液製剤の一元管理により発注・管理・検査・払出し等、輸血管理業務のすべてを検査科で行うことにより、システムおよびリスク管理の強化をはかり、血液製剤の適正で安全な供給を目指している。また、副作用・使用状況・廃棄数などの情報を提供する事により、さらなる血液製剤の適正使用に貢献している。

『院内感染防止』 院内の診療レベルを図る上で院内感染対策がどの程度徹底しているかは大きな評価ポイントである。臨床検査科内に感染情報室を設置し臨床側に定期的に情報発信するとともにICTの主要メンバーとして中心的役割を果たしている。

『病理検査』 複雑な標本作製過程を、少ない人数で安定して出来るよう、積極的に機械化を導入し作業環境の改善のため、安全キャビネットや、プッシュ・プル換気装置付の切り出し台も設置した。術中迅速診断を含む日常業務だけでなく、臨床各科とのカンファレンスや臨床病理検討会(CPC)などを通して、研修医の教育や、診療レベルの向上にも寄与している。

『生理検査』 患者のからだから出ている生体信号を調べる検査であり、循環器系、呼吸器系、消化器系、神経系、聴覚系等の様々な分野の検査実施している。直接に患者様と接する検査であるため、待ち時間を少なくし、意思の疎通することをこころがけ、迅速に正確な検査を提供できるように努めている。

 

2007年度研究発表業績】

A-0

MATSUYAMA J, DOKI Y, YASUDA T, MIYATA H, FUJIWARA Y, TAKIGUCHI S, YAMASAKI M, MAKARI Y, MATSUURA N, MANO M, MONDEN M. The effect of neoadjuvant chemotherapy on lymph node micrometastases in squamous cell carcinomas of the thoracic esophagus.  Surgery 141: 570-80, 2007.

MAKIE T, YAMAMOTO Y, UEHIRA T, SHIRASAKA T, TAKEDA MTuberculous and Syphilitic Meningitis in a Patient Infected with the Human Immunodeficiency Virus, INTERNAL MEDICINE. 46:415-8, 2007

 

A-3

林淑文, 森内秀祐, 尾崎友彦, 高垣匡寿, モリス・シェイン, 埜中正博, 山中一功, 中島伸, 山崎麻美, 真能正幸, 竹田雅司, 上平朝子 免疫異常に合併し、悪性リンパ腫との鑑別を要した脳内病変の5 脳神経外科速報17: 855-861, 2007.

 

宮垣博道, 中森正二, 柏崎正樹, 池永雅一, 辻仲利政, 真能正幸 膵炎症状により発見された小細胞肺癌膵転移の1例 日本臨床外科学会雑誌 69 : 160-165, 2008.

 

B-2

TOKUDA Y, KURIYAMA K, NAKAMOTO A, SAI H, YUTANI K, KUNITOMI Y, HANEDA K, KAWAI M, MASUDA N, TAKEDA MEvaluation of suspicious nipple discharge by MR mammography based on BI-RADS MRI descriptors, Europian Congress of Radiology, Vienna, 2008, 3.

 

B-3

久田原郁夫, 玉井宣行, 上田孝文, 竹田雅司, 真能正幸, 小西英一:骨・軟部腫瘍における術中迅速病理診断の意義。40回日本整形外科学会骨・軟部腫瘍学術集会、山梨、20077

 

真能正幸:ランチョンセミナー:臓器別最適HE染色条件の検討。53回日本病理学会秋期特別総会、東京、200712

 

B-4

池永雅一, 三嶋秀行, 安井昌義, 宮崎道彦, 石飛真人, 柏崎正樹, 増田慎三, 平尾素宏, 藤谷和正, 高見康二, 中森正二, 竹田雅司, 辻仲利政Pagetoid spreadを伴った肛門管腺癌の1例。73回日本消化器内視鏡学会総会、東京、20075

 

小川久貴, 中森正二, 柏崎正樹, 石飛真人, 増田慎三, 池永雅一, 宮崎道彦, 平尾素宏, 高見康二, 藤谷和正, 三嶋秀行, 辻仲利政, 真能正幸, 竹田雅司:診断、治療に難渋した膵嚢胞性腫瘍の一例、38回日本膵臓学会大会、福岡、20076

 

石飛直人増田慎三竹田雅司真能正幸徳田由紀子吉田謙山崎秀哉辻仲利政:術前学療法症例における画像検査および針生検を用いたPathological CR予想法の有用性。15回乳癌学会総会、横浜、20076

 

安達智洋増田慎三石飛直人竹田雅司真能正幸中森正二辻仲利政Triple negative症例の検討。15回乳癌学会総会、横浜、20076

 

川崎宗謙高木景城大橋澄子林輝子糸山光麿石飛真人増田慎三竹田雅司真能正幸:術中センチネルリンパ節検索法についての検討。15回乳癌学会総会、横浜、20076

 

野村孝、森本卓、竹田雅司:タキサン系化学療法剤の長期投与により長期のCRを得られたStageW乳癌症例の検討。15回乳癌学会総会、横浜、20076

 

増田慎三, 石飛真人, 山田真美, 竹田雅司, 徳田由紀子, 山村順, 増田紘子, 真能正幸, 辻仲利政:乳頭異常分泌症例に対する赤外観察カメラシステム(PDE)を用いたMicrodochectomy45回日本癌治療学会総会、京都、200710

 

柏崎正樹, 中森正二, 宮本敦史, 辻江正徳, 安井昌義, 池永雅一, 宮崎道彦, 平尾素宏, 藤谷和正, 三嶋秀行, 真能正幸, 伊倉義弘, 辻仲利政:大腸癌肝転移に対するFOLFOX術前化学療法後の肝切除例の検討。69回日本臨床外科学会総会、横浜、200711

 

渡邊大, 岡本瑛里子, 蘆田美紗, 椎木創一, 笹川淳, 矢嶋敬史郎, 谷口智宏, 富成伸次郎, 牧江俊雄, 山本善彦, 上平朝子, 真能正幸, 白阪琢磨HIV-1感染症における血清サイトカイン値の解析。21回日本エイズ学会学術集会総会、広島、200711

 

徳田由紀子栗山啓子中本篤河合美佐羽田孝司國富裕樹油谷健司崔秀美増田慎三竹田雅司BI-RADS MRIに基づいた乳頭異常分泌症例の検討。17回日本乳癌画像研究会、東京、20082

 

B-5

竹田雅司:腋窩リンパ節微小転移の頻度と術中検索法。5回日本乳癌学会近畿地方会、教育講演、大阪、200712

 

B-6

福留裕美子岡田 恵菅原 純佐子 肇末武 貢山下保喜管尾龍彦益田喜信山本信夫竹田雅司真能正幸:当院における原虫検査の操作と検出状況。34 国臨協近畿支部学会、大阪、20076

 

西 智恵子岡田 恵菅原 純新田幸一末武 貢山下保喜管尾龍彦益田喜信山本信夫竹田雅司真能正幸:患者サービスの視点から見た採血システムの導入。34 国臨協近畿支部学会、大阪、20076

 

吉田謙、能勢隆之、山崎秀哉、吉田岑雄、樽井利明、三上麻里、武中正、大住隆、徳田由紀子栗山啓子竹田雅司増田慎三:乳房温存術後の高線量率組織内照射単独療法。日本放射線腫瘍学会-小線源治療部会第9回研究会、群馬、20076

 

石津宜丸, 山戸昌樹, 小向賢一, 佐々木典子, 山元博義, 廣岡慶治, 陳若富, 川口義廣, 安村良男, 楠岡英雄, 是恒之宏, 石坂透, 高橋俊樹, 真能正幸:右房内腫瘤を認めた心サルコイドーシスの一例。103回日本循環器学会近畿地方会、大阪、20076

 

小出雅雄, 片岩秀朗, 山戸昌樹, 廣岡慶治, 安村良男, 藤田知之, 高橋俊樹, 井上信正, 竹田雅司:化学療法が奏功した心臓に限局する悪性リンパ腫の一症例。103回日本循環器学会近畿地方会、大阪、20076

 

森田香織戸高明子大田真紀代末吉由佳西出憲史藤田 実太田高志長谷川裕子林 典子白畠伸宏葛下典由三田英治山本佳司加藤道夫池田昌弘竹田雅司:直腸MALTリンパ腫の2例。79回日本消化器内視鏡学会近畿地方会、大阪、20079

 

久田原郁夫上田孝文岩佐葉子、小西英一、真能正幸:左膝蓋骨骨腫瘍 112回関西骨軟部腫瘍研究会、大阪、20079

 

佐藤元孝, 福田聡子, 高橋徹, 原田泰規, 東田章, 安永豊, 岡聖次, 竹田雅司, 真能正幸:精巣Myxoma1例。196回日本泌尿器科学会関西地方会、京都、20079

 

木下幸保:南大阪地区における緑膿菌に対する Monte Carlo simulation 法を用いたカルバペネム薬の臨床効果予測。55 日本化学療法学会 西日本支部総会、神戸、200710

 

道下新太郎、森本卓、野村孝、竹田雅司、松山仁、橋本和彦:乳腺間質肉腫の1例、5回日本乳癌学会近畿地方会、大阪、200712

 

今田慎也平尾素宏黒川幸典藤谷和正山村順辻江正徳安井昌義増田慎三大宮英泰宮本敦史池永雅一宮崎道彦高見康二三嶋秀行中森正二岩佐葉子、竹田雅司、真能正幸辻中利政:胃悪性リンパ腫に合併した胃印環細胞癌の1例 561回大阪外科集談会、大阪、20081

 

B-8

新田幸一:土曜検査で実施している検査について。大阪・土曜日常設HIV検査事業スタッフ研修会、大阪、20081

 

佐子 肇:歯科・口腔外科領域の感染症と微生物検査。12回糖尿病療養指導士講演会、大阪、20082