耳鼻咽喉科はその名の通り耳科領域、鼻・副鼻腔領域、咽喉頭領域、頭頸部腫瘍、音声・嚥下領域に分かれますが、科長の専門分野は耳科領域です。具体的には、慢性中耳炎や他の伝音難聴の手術、めまい、突発性難聴、顔面神経麻痺などの治療を得意としております。西村の着任により2015年より人工内耳手術を開始しました。難治性メニエール病における内リンパ嚢開放術や顔面神経麻痺に対する顔面神経減荷術も行っています。
鼻・副鼻腔や咽喉頭の一般的な手術に関してももちろん行っています。鼻骨骨折や眼窩吹き抜け骨折の手術も行っています。頭頸部腫瘍に関しましては、咽頭・喉頭癌の積極的な治療は行っておりませんが、甲状腺腫瘍および唾液腺腫瘍は守備範囲と考え扱っています。

医療は日々進化しております。現在行われている治療の効果や安全性などを検討し、改善していくことでより効果的で安全性の高い治療法として進化していきます。 当科では、患者様によりよい医療を提供するために、病態や治療について個人が直接特定されない形で、学会発表、臨床研究、論文として使用させていただくことがあります。 ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
不明な点などございましたら当科にご相談下さい。

お問い合わせ先: 国立病院機構 大阪医療センター 
            耳鼻咽喉科・頭頸部外科(Tel:06-6942-1331)

 
 

西村科長の得意とする分野は耳科領域ですが、もちろんこれ以外の腫瘍、炎症、外傷、機能性疾患も扱っています。癌治療を除く耳鼻咽喉科の全領域に関してお気軽にご相談ください。
また、当科ではこれまで金曜の外来診療は行っていませんでしたが、平成26年4月より開始し、平日は毎日外来を行っております。手術日でも1診のみですが、少しでも先生方のお役に立てたらと考えております。当日でも結構ですので、ご連絡の上ご紹介ください。

 
 

西村科長は大阪大学の臨床教授を兼任しており、大阪医療センターでも阪大のクリニカルクラークシップの学生を受け入れています。また、阪大で助教としても勤務しており、若手の先生方の育成には経験があります。大阪医療センターは初期研修病院として大変人気がありますが、研修中には耳鼻咽喉科も回って頂き、気に入って頂ければ耳鼻咽喉科に進んで一緒に働きましょう。また、阪大の耳鼻咽喉科(リンク)は猪原教授になってから「女性を尊重する教室」を一つのスローガンに、女性医師にとって働きやすい医局をモットーとして教室運営されています。耳鼻咽喉科に興味のある先生は男女を問わず、お気軽にご連絡ください。

 
 
 
 

当院で中耳・側頭骨CT検査を受けられた方へ

●中耳・側頭骨CTにおける三次元的解析の検討(承認番号15070)

中耳・側頭骨領域において乳突洞や乳突蜂巣の空間の発育は重要な意味を持っています。その発育は2010年の耳科学会が提唱する中耳真珠腫の進展度分類では、MC0-3によって分類わけがなされています。しかし、この分類は乳突洞・乳突蜂巣の空間の発育を十分に評価していません。また、体積での評価はほとんど報告がないのが現状です。より正確にその発育を評価するために、我々は、乳突洞・乳突蜂巣の体積を測定する予定です。
・鼓室洞は後部鼓室の空洞の一つです。同部位は、中耳の手術(主に真珠腫性中耳炎)において、手術操作の困難な部位の一つです。同部位はDaniel Marchioniらによってその深さに応じてType A-Cに分類されています。この鼓室洞の発育がよい場合には、乳突洞・乳突蜂巣の空間の発育がよいと考えられていますが、詳細な検討はありません。そのため、鼓室洞の広がり(TypeA-C)および乳突洞・乳突蜂巣の体積について比較、検討する予定です。
・また、乳突洞・乳突蜂巣の粘膜ガス交換能は乳突蜂巣の表面積に依存すると考えられます。乳突洞・乳突蜂巣の表面積を測定し、発育良好例と不良例、含気良好例と不良例との差などを検討する予定です。
対象患者様は2013年4月から2015年3月までに当院で中耳・側頭骨CTを0.5mmスライスで施行され、頭部外傷、同部位の悪性腫瘍の既往、手術既往のない成人の方です。CTのデータを立命館大学情報理工学部メディア情報学科知的画像処理研究室(陳延偉教室)に委託する予定です。
個人の氏名やIDなどの個人情報は提供いたしませんし、治療に関して不利益になることはございません。また、この研究に不参加を希望される方は遠慮なくお申し出ください。
不明な点などございましたら下記にご連絡ください。

責任医師:北村貴裕 (このスタディの調査期間は終了しました。北村は異動になりましたのでこの件に関して質問があれば科長の西村まで)
国立病院機構 大阪医療センター 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 
〒540-0006
大阪府大阪市中央区法円坂2-1-14
Tel: 06-6942-1331
調査対象期間: 2013年4月から2015年3月

 
 

当院で鼻副鼻腔CT検査を受けられた方へ

●鼻副鼻腔CTの三次元的解析の検討(承認番号15016)

鼻副鼻腔領域は、個々の差が大きいことが以前より知られております。様々な鼻副鼻腔の形態を評価する方法として、長さ、面積、体積があります。長さや面積などの報告はありますが、体積を検討した報告はないのが、現状です。個々の差を検討するために当院では体積による鼻副鼻腔の評価が必要と考えております。対象患者様は2013年4月から2015年3月までに当院で施行した鼻副鼻腔CTを施行され、頭部外傷、鼻副鼻腔顔面の悪性腫瘍の既往、鼻副鼻腔領域の手術既往のない成人の方です。CTのデータを立命館大学情報理工学部メディア情報学科知的画像処理研究室(陳延偉教室)に委託し、個々の副鼻腔の体積評価を行い、解析、検討する予定でございます。
個人の氏名やIDなどの個人情報は提供いたしませんし、治療に関して不利益になることはございません。また、この研究に不参加を希望される方は遠慮なくお申し出ください。 不明な点などございましたら下記にご連絡ください。

責任医師:北村貴裕 (このスタディの調査期間は終了しました。北村は異動になりましたのでこの件に関して質問があれば科長の西村まで)
国立病院機構 大阪医療センター 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 
〒540-0006
大阪府大阪市中央区法円坂2-1-14
Tel: 06-6942-1331
調査対象期間: 2013年4月から2015年3月

 
 

咽頭手術(120件)
扁桃・アデノイド手術:85件
その他咽頭手術(中咽頭ポリープなど):10件
ラリンゴマイクロサージェリー:25件

鼻科手術(94件)
内視鏡下鼻副鼻腔手術:64件
眼窩底吹き抜け骨折整復手術(犬歯窩切開+内視鏡下):5件
その他鼻科手術(鼻骨骨折など):25件

耳科手術(80件)
鼓室形成術:38件(うち乳突削開術を含むもの11件)
内リンパ嚢開放術:7件
顔面神経減荷術:2件
鼓膜換気・排液チューブ留置術:25件
その他耳科手術(外耳道腫瘍摘出など):8件

頭頚部腫瘍(47件)
耳下腺・顎下腺手術:10件
甲状腺手術:13件
その他頭頚部腫瘍手術(頸部リンパ節生検など):14件
気管切開術:10件

 
  【論文発表】
  Kamakura T, Ishida Y, Nakamura Y, Yamada T, Kitahara T, Takimoto Y, Horii A, Uno A, Imai, T, Okazaki S, Inohara H, Shimada S. Functional expression of TRPV1 and TRPA1 in rat vestibular ganglia. Neurosci Lett 2013; 552: 92-97

Fukushima M, Kitahara T, Horii A, Inohara H. Effects of endolymphatic sac decompression surgery on endolymphatic hydrops. Acta Otolaryngol 2013; 133 (12): 1292-1296 (2013年12月)

Nishiike S, Okazaki S, Watanabe H, Akiduki H, Imai T, Uno A, Kitahara T, Horii A, Takeda N, Inohara H. The effect of visual-vestibulosomatosensory conflict induced by virtual reality on postural stability in humans. J Med Inv 2013; 60 (3-4): 236-239 (2013年8月)

Kitahara T, Fukushima M, Uno A, Imai T, Ohta Y, Morihana T, Kamakura T, Horii A, Inohara H. Long-term results of endolymphatic sac drainage with local steroids for intractable Meniere's disease. Auris Nasus Larynx 2013; 40 (5): 425-430 (2013年10月)

Uno A, Imai T, Watanabe Y, Tanaka H, Kitahara T, Horii A, Kamakura T, Takimoto Y, Osaki Y, Nishiike S, Inohara H. Changes in endolymphatic hydrops after sac surgery examined by Gd-enhanced MRI. Acta Otolaryngol 2013; 133 (9): 924-929 (2013年9月)

Imai T, Masumura C, Takeda N, Kitahara T, Uno A, Horii A, Nishiike S, Ohta Y, Shingai-Higashi K, Morihana T, Okazaki S, Kamakura T, Takimoto Y, Inohara H. Pseudo-anterior canalolithiasis. Acta Otolaryngol 2013; 133 (6): 594-599 (2013年6月)

Furukawa M, Kitahara T, Horii A, Uno A, Imai T, Ohta Y, Morihana T, Inohara H, Mishiro Y, Sakagami M. Psychological condition in patients with intractable Meniere's disease. Acta Otolaryngol 2013; 133 (6): 584-589 (2013年6月)

Okazaki S, Nishiike S, Watanabe H, Imai T, Uno A, Kitahara T, Horii A, Kamakura T, Takimoto Y, Takeda N, Inohara H. Effects of repeated optic flow stimulation on gait termination in humans. Acta Otolaryngol 2013; 133 (3): 246-252 (2013年3月)

Hio S, Kitahara T, Uno A, Imai T, Horii A, Inohara H. Psychological condition in patients with an acoustic tumor. Acta Otolaryngol 2013; 133: 42-46 (2013年1月) 堀井 新 特集 めまい−診断と治療 心因性めまい「Pharma Medica」31 (10): p. 45-49、2013年10月

真貝佳代子, 今井貴夫, 滝本泰光, 北原糺, 堀井新, 宇野敦彦, 西池季隆, 猪原秀典良性発作性頭位めまい症の診断のための問診の試作「Equilibrium Research」 73 (1):P.37-43、2014年2月

福嶋宗久, 北原糺, 堀井新, 道場隆博, 大園芳之, 今井隆介 :外リンパ瘻からの続発性内リンパ水腫形成を疑った2症例「Equilibrium Research」73 (1): P. 16-21、2014年2月

宇野敦彦、堀井 新、今井貴夫、大崎康宏、鎌倉武史、北原 糺、滝本泰光、太田有美、森鼻哲生、西池季、猪原秀典:内リンパ水腫診断における内耳造影MRIの有用性−造影剤投与法による比較と蝸電図・グリセロールテストとの比較 「日本耳鼻咽喉科学会会報」 116: p.960-968、2013年8月

鎌倉武史、石田雄介、中村雪子、山田貴博、北原 糺、滝本泰光、堀井 新、宇野敦彦、今井貴夫、岡鈴代、猪原秀典、島田昌一:前庭神経節におけるTRPV1、TRPA1受容体の発現について 「耳鼻咽喉科ニューロサイエンス」 27: p.58-61、 2013年

福嶋宗久、宇野敦彦、今井貴夫、猪原秀典、北原 糺、堀井 新
内リンパ嚢手術後のめまい発作抑制と前庭機能改善および内リンパ水腫改善
厚生労働省前庭機能異常研究班平成24年度研究報告書:152-153, 2013

宇野敦彦、今井貴夫、鎌倉武史、堀井 新、大崎康宏、滝本泰光、西池季、猪原秀典、北原 糺
内リンパ嚢手術前後の内リンパ水腫画像所見について
厚生労働省前庭機能異常研究班平成24年度研究報告書:154, 2013
古川雅史、宇野敦彦、今井貴夫、福嶋宗久、猪原秀典、堀井 新、北原 糺
難治性メニエール病の治療効果と心理面評価
厚生労働省前庭機能異常研究班平成24年度研究報告書:158, 2013

北原 糺、宇野敦彦、今井貴夫、猪原秀典、福嶋宗久、堀井 新
両側メニエール病の難聴進行耳への対処
厚生労働省前庭機能異常研究班平成24年度研究報告書:163, 2013

北原 糺、宇野敦彦、今井貴夫、猪原秀典、福嶋宗久、堀井 新
一側メニエール病の両耳移行に関する検討 厚生労働省前庭機能異常研究班平成24年度研究報告書:164-165, 2013
  【学会発表】
  Horii A. Imaging studies of intractable vestibular diseases: BPPV and Meniere’s disease. Plenary Session: Peripheral vestibular disease. Current and future perspectives, 29th Politzer Society Meeting, Antalya, Turkey, 2013年11月

Imai T, Kitahara T, Takeda N, Horii A, Uno A, Inohara H. Failure of liberatory maneuvers in anterior canal type of benign paroxysmal positional vertigo. Invited Session: Failure of liberatory maneuvers, 29th Politzer Society Meeting, Antalya, Turkey, 2013年11月

Horii A, Kitahara T, Uno A, Imai T, Inohara H. Intractable BPPV: long-term follow-up and  inner ear abnormality detected by 3D-MRI. Symposium: BPPV-Diagnostic Issues, 20th International Federation of Oto-Rhino-Laryngological Societies (IFOS) World Congress, Seoul, Korea, 2013年6月

Kamakura T, Ishida Y, Nakamura Y, Yamada T, Kitahara T, Takimoto Y, Horii A, Uno A, Imai T, Okazaki S, Inohara H, Shimada S Functional analysis of TRPA1 and TRPV1 channels in rat vestibular ganglia 36th Annual ARO Midwinter Meeting in Maryland, 2013年2月

古川雅史、北原 糺、伊東真人、宇野敦彦、今井貴夫、太田有美、森鼻哲生、笹井久徳、大薗芳之、猪原秀典、堀井 新
難治性メニエール病の手術または保存治療効果に与える心理面の影響
第114回日本耳鼻咽喉科学会総会、札幌、2013年5月

滝本泰光、石田雄介、島田昌一、北原 糺、今井貴夫、鎌倉武史、岡鈴代、宇野敦彦、堀井 新、猪原秀典
末梢前庭系におけるセロトニン受容体3の発現
第31回耳鼻咽喉科ニューロサイエンス研究会、大阪、2013年8月

北原 糺、今井貴夫、鎌倉武史、滝本泰光、大薗芳之、太田有美、森鼻哲生、猪原秀典、宇野敦彦、堀井 新
対側に無症候性内リンパ水腫を持つ一側メニエール病の両側移行に関して
第72回日本めまい平衡医学会、大阪、2013年11月

宇野敦彦、堀井 新、今井貴夫、北原 糺、鎌倉武史、滝本泰光、服部賢二、猪原秀典
内耳造影MRI検査による前庭水腫の評価について
第72回日本めまい平衡医学会、大阪、2013年11月

岩本依子、今井貴夫、北原 糺、堀井 新、宇野敦彦、太田有美、森鼻哲生、真貝佳代子、鎌倉武史、滝本泰光、西池季、猪原秀典
240Hz-VOGシステムによるbow-tie眼振の記録・解析
第72回日本めまい平衡医学会、大阪、2013年11月

増村千佐子、今井貴夫、北原 糺、岡鈴代、堀井 新、宇野敦彦、太田有美、真貝佳代子、森鼻哲生、猪原秀典
方向交代性下向性眼振の減衰型と持続型の鑑別に要する必要十分な眼振観察時間の検討
第72回日本めまい平衡医学会、大阪、2013年11月

真貝佳代子、今井貴夫、北原 糺、西池季、堀井 新、宇野敦彦、滝本泰光、猪原秀典
BPPVの問診による診断—外側半規管型と後半規管型の鑑別—
第72回日本めまい平衡医学会、大阪、2013年11月

伊賀朋子、北原 糺、今井貴夫、猪原秀典、堀井 新
神経耳科疾患におけるENG及び重心動揺について(最優秀ポスター賞)
第72回日本めまい平衡医学会、大阪、2013年11月

今井貴夫、北原 糺、太田有美、森鼻哲生、増村千佐子、岡鈴代、真貝佳代子、猪原秀典、宇野敦彦、堀井 新
減衰型、持続型の方向交代性下向性眼振の鑑別
日本耳鼻咽喉科学会大阪地方連合会第325回例会、2013年5月

福嶋宗久、大矢良平、稲守真璃、堀井 新
めまいを契機に見出された高齢者の中耳真珠腫例
日本耳鼻咽喉科学会大阪地方連合会第327回例会、2013年12月

大矢良平、稲守真璃、福嶋宗久、堀井 新
HIV感染者における突発性難聴、および顔面神経麻痺
日本耳鼻咽喉科学会大阪地方連合会第328回例会、2014年3月

北原 糺、堀井 新、宇野敦彦、今井貴夫、福嶋宗久、大康宏、猪原秀典
メニエール病が内リンパ嚢開放術に至る経過と結果
厚生労働省前庭機能異常研究班会議、2014年1月

北原 糺、福嶋宗久、道場隆博、大薗芳之、今井隆介、富山要一郎、西池季
大阪労災病院におけるストレス・ホルモン・マネージメント研究
厚生労働省前庭機能異常研究班会議、2014年1月

堀井 新
NHK関西ラジオワイド「季節の健康」(2014.2.5放送)
テーマ:慢性中耳炎