がんの看護(看護部)

1.看護部の活動 | 2.がん看護プロジェクト活動 | 3.外来科学療法室での看護師の活動


 1.看護部の活動

私たち、国立病院 大阪医療センター看護部では診療のモットーである「より多くの患者に、より安くよい医療を」をもとに患者さまがより良い医療を受けられることを目指し、支援しています。
当院の入院患者の約4割ががんの患者さまで、ほとんどの病棟で診断期から治療期、終末期までの患者さまの看護を実践しています。外来から入院、そして家庭や地域においても患者さまと家族が前向きにがんと向き合い、がんと付き合っていけるように看護を行なっています。
当院は高度総合医療施設として機能付けされています。その中で行われるがんの治療、検査、処置に対してクリニカルパスを用いて患者さま主体の看護、がんと共に生きる患者さまおよび家族とともにある看護を目指しています。家庭や地域においても患者さまおよび家族のニーズに応じたソーシャルサポートが受けられるよう、ソーシャルワーカーと連携をとりながら支援しています。
そして、がん患者さまおよび家族のQOLの向上を目標に医療チーム(医師、看護師、薬剤師、栄養士)で緩和ケアのカンファレンスを行っています。
看護部に平成14年度からがん看護専門看護師が採用され、院内組織において横断的に活動しています。主な活動内容は、がん患者さまおよび家族に対する看護、各病棟でのケースカンファレンスへの参加やがん看護についてのコンサルテーションです。また、平成14年7月に開設した外来化学療法室の専任看護師として看護にあたっています。看護師は、患者さまの不安や心配に耳を傾け、安全かつ少しでも快適に治療を受けていただけるように努力しています。

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 2.がん看護プロジェクト活動

看護部では当院が政策医療(がん)の基幹医療施設となった平成11年4月から政策医療(がん看護)プロジェクトを立ち上げました。プロジェクトメンバーは、がん患者さまが多く入院されている病棟の看護師・副看護師長・看護師長で構成し、平成14年度からはがん看護専門看護師も参加しています。がん看護プロジェクトでは看護、教育、研究、情報発信において、がん看護実践力の強化とがん専門教育の充実を目標として活動しています。がん看護に興味のある看護師が、自信をもって看護ができるよう継続した研修(がん看護教育プログラム)を企画、運営しています。
また、がん医療に取り組んでいる医療チームの学習会(化学療法セミナー・緩和ケアセミナー)にも参画し、看護師の専門性を模索しています。
 基幹病院として、近畿管内の国立がん医療専門病院および近隣の医療機関に対してがん看護の情報発信に努めています。定期的に「がん看護セミナー」を企画し、各施設の看護師の専門的知識を深め、がん看護を高める機会を提供しています。

《がん看護教育プログラム》
 Ⅰ 基本コース
   対象:卒後1~2年目の看護師
   目的:がん患者の看護が実践できる能力を習得する
   目標:1.政策医療(がん)における当院の役割を理解する
      2.がん看護における基本的な知識、技術、態度を習得する
   内容:がんの基礎知識、がん看護の基本的な考え方、
      ペインマネージメントについての講義

 Ⅱ 各論コース(平成14年度から開講)
   対象:卒後3~5年目の看護師でがん看護に興味を持ち
      継続して受講する意志のある者
   目的:がん看護に必要とされる専門的な知識・技術・態度を修得する
   目標:患者・家族のQOLに視点をおき、全人的アプローチができる
      看護師の役割モデルとなり、教育・指導ができる
   内容:概念・理論、各病期における患者の心理、ICにおける看護師の役割、
      がん治療に伴う看護、症状マネジメント、倫理的配慮、コラボレーション、
      家族へのケアについての講義と事例検討

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 3.外来科学療法室での看護師の活動

2002年7月1日に、国立病院大阪医療センターには外来化学療法室が開設されました。看護部では、専任看護師を配置しました。                   
外来においては、看護師は、患者さまが高度医療を受けながら、自宅で生活ができるように患者さまを支えることを目標としています。
外来通院をしながら、化学療法(抗がん剤治療など)を受けておられる患者さまに対して、外来化学療法室の看護師は、安全かつ少しでも快適に治療を受けていただけるように努力しています。