救急医療/災害医療

被ばく医療機関について

特に緊急被ばく医療に対する当センターの役割

大阪府には、熊取町と東大阪市に原子力研究施設および事業所があります。各施設直近の救命救急センターが初期被ばく医療を行い、当センターは2次被ばく医療機関としての役割を担っております。
当センターで入院治療を行うのは、汚染に伴う重篤な合併損傷の治療を要する場合、初期被ばく医療を受けた後も汚染が残存し、さらなる除染処置を要する場合そして、より詳細な被ばく線量評価が必要となる場合などです。
緊急被ばく医療を行う施設として、災害医療棟の地下1階に放射線災害医療処置室を設け、そのフロアで除染をはじめ、専門技能を習得した放射線科技師による被ばく線量測定、診察・処置など被ばく医療に関するすべての診療を行うことが可能です。当センターで被ばく医療を行う設備・備品としては、GMサーベイメーターはもちろんのこと、ホールボディカウンター・甲状腺被ばく測定装置・体表面モニター・核種分析装置・液体シンチレーションカウンター・ウォーターバスなどがあります。また多数被災者にも対応できるために防護服なども多数備えられておりますので、NBCテロや放射線災害などが発生したときには、当センターが拠点病院としての役割を果たすことになります。


 ●放射線災害対応施設


国立病院機構 初動医療班について

初動医療班とは、災害急性期(主に発災後48時間以内)に、情報収集をしつつ避難所等における医療救護活動を開始し、後発医療班の支援活動の立ち上げに寄与するため特に災害医療に関する高度な専門知識を有する者により構成される医療班のことです。NHO基幹災害拠点病院(当院を含む12病院)に2班、NHO災害拠点病院(22病院)に1班編成されています。

(国立病院機構本部HPを一部改編)

●国立病院機構 初動医療班について


目的 災害急性期(主に発災後48時間以内)に、情報収集をしつつ避難所等の医療救護活動を開始し、後発医療班の支援活動の立ち上げに寄与する
配置 ・NHO災害ブロック拠点病院に常時2班
・NHO災害拠点病院に常時1班
構成 医師1名、看護師2名、事務職1名、薬剤師1名、の合計5名
待機 理事長からの待機指示、又は東京において震度5強以上、その他の地域において震度6弱以上の地震が発生したとき
派遣 理事長からの派遣指示、又は医療救護活動を早急に実施する必要があるにもかかわらず、通信の途絶等により理事長の指示を待つ時間的猶予がないと院長が認めたとき
特徴 ・NHO医療班の中の精鋭チーム
 ・自己完結型の活動体制(移動/寝食/通信等)
 ・被災地域の情報収集を担う先遣隊
 ・医療救護支援活動が必要な地域を探索
 ・情報収集/探索活動の結果をNHO現地対策本部(NHO本部)に連絡、指示に従う
 ・後続医療班の到着まで診療を実施、引き継ぐ