標準仕様委員会
文部省がソフト有償化の条件として標準化を求めたことに応じて、大学医療情報ネットワーク運営委員会(UMIN)の中に「標準仕様委員会」を設けることになり、私が委員長を引き受けることになった。光栄だと言いたいが、憎まれ役を押しつけられたと言う方が当たっている。更地に家を建てるのならやりがいもあるが、すでに半分建っているのを変更して規格統1しようと言うのだからしんどい仕事である。ともかく医療情報部を担当する教授4名、大学病院の事務官2名、メーカーから3名の委員を選んで平成4年に委員会は発足し、その後、月一のペースで集まった。これは自発的な委員会であるから、文部省からは何の補助もなく手弁当の奉仕である。
最初に、標準化の対象となるものを整理することから始めた。一口に標準化といっても次のようにさまざまなレベルがある。
レベル 1 用語・コード体系の標準化
2 マスターテーブルの標準化
3 出力帳票の標準化
4 業務システムの標準化
5 データベースの標準化
6 システム間インターフェースの標準化
7 オペレーションシステム(OS)の標準化
ところが、これらの標準化対象のうち国立大学病院だけで決定できることは限られている。用語やコード、マスターテーブルは同じ標準化をするなら少なくとも日本の医療機関すべてで共通なものにしなくては意味が小さいし、データベース、システム間インターフェース、OSなどの問題は、国際規格を睨みながら検討しなくてはならない。従って、これらの標準化問題は、どのような組織が標準化を検討中で、どのような方向に動いているかを調査して、大学病院にお知らせすることがこの委員会の1つの役割となる。
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Michitoshi INOUE / President, Osaka National Hospital
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