キャンパスブログ

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災害訓練に参加して

_ _ _ 70回生 学生代表

平成29年1月27日、雪の降る冬らしい天候の中、独立行政法人国立病院機構大阪医療センターの災害訓練が開催されました。訓練内容は地震大国の日本で今後も予想される大規模な地震を想定したものであり、今年も私たち2年生が訓練に参加し、被災者役を演じました。私たちは災害訓練に参加するにあたり、災害医療についての講義を受け、学習を重ねたうえで訓練に臨みました。

訓練当日、各自が与えられた被災者の状態を理解し、臨場感をもって演じました。中には、被災想定に合わせた外傷のメイクを施し、訓練に臨んだ学生もいました。訓練が開始されると、多くの被災者がトリアージセンターで症状を訴えていました。そのような中で、看護師は一人一人の被災者に声をかけ、問診で状態を確認し、トリアージタッグをつけていきます。大勢の被災者がいる中、看護師や医師同士が声を掛け合い連携を取りながら冷静に即座に被災者の重症度を判断していく姿に憧れを感じました。そして、トリアージされた私たちはそれぞれのエリアへ運ばれていきます。エリアに運ばれた後は、迅速に医師や看護師が被災者の状態や訴えから症状や疾患を把握し、治療や看護が行われました。被災者役を経験して、周囲の状況が慌ただしいなか、何処へ運ばれ、どのような治療を受けることができるのか、何も分からない不安を感じました。また、治療や検査を受けるにも、被災者の割合が多く、硬い簡易ベッドで枕や毛布のないまま同じ体勢で待ち続けなければならない身体的・精神的苦痛を体感しました。しかし、医療者が傍にいて下さることや、気遣いのある優しい声掛けをしてくださることで不安は軽減され、安心感をもって落ち着くことができました。このように被災者の不安や苦痛が強い中、医療者の言動は良くも悪くも大きな影響を与えることを改めて実感することができる貴重な機会でした。訓練終了後はDMATの方にもご参加いただき、それぞれのエリアの様子や感じたことなどについて学生同士で意見を交換し、安心できる看護について考え、学びを深めました。災害時は普段の医療現場とは大きく状況が異なるため、慌ただしくパニックになることが考えられます。今回の訓練を通して、そのような状況でも医療者としての責任を持ち、落ち着いて被災者の救助ができるよう、日頃から知識や技術を身に着け、被災者に安心感を与えることのできる声掛けや看護を実践していきたいと思いました。

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