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第69回生 実習前演習におけるロールプレイングでの学習を終えて

_ _ _ 第69回生一同

平成28年12月14日、1月から始まる成人回復期実習と老年慢性期実習を前に、模擬患者役として本校の卒業生を招き、呼吸器疾患のある患者さんへの援助場面を想定したロールプレイングを行いました。

このロールプレイングを行う前には、基礎看護学実習での学びに加えて、疾患と病態を含めた視点から患者さんの状態をアセスメントして、援助することができるように看護計画を考えました。グループメンバーとも意見交換をしながら、患者さんの症状や個別性に合わせて計画を評価・修正し、柔軟に対応できるように準備しました。当日は代表の2グループがロールプレイを実施しました。

1グループは、排泄援助の場面で、患者さんの呼吸状態に応じて、車椅子か歩行でトイレまで移動する計画を立案し実施しました。実際に援助を行うと、思っていたよりも呼吸状態が安定していなかったことや、咳や痰の症状に気を取られ、ベッドから車椅子の移乗の時に、酸素の付け替えを忘れてしまい、患者さんの安全を守ることができませんでした。また、患者さんに何の目的で訪問したのか、今から何をするのかを伝えることができていなかったため、患者さんに不安を与えてしまいました。私たちは今回の体験から、患者さんに寄り添いながら症状軽減のためにできることを計画に加えることだけでなく、どんな時でも安全を確保できるように注意することを考えて看護することが大切だと感じました。さらに、患者さんの安心と主体性を引き出すために、看護の目的を伝えることが必要だと感じました。

また、2グループは、清潔援助の場面で、患者様の状態に合わせてシャワー浴または清拭を実施するという計画を立案し実施しようとしました。しかしその時の患者さんの希望は更衣のみであり、計画と異なった援助を実施することになったため戸惑ってしまい、しっかりと援助することができませんでした。私たちはこの体験から、患者さんの思いに寄り添い、患者さんの個別性を尊重しながら、複数の場面を想定して計画を立案することが大切と感じました。さらに患者さんは、軽い日常生活動作の時にも呼吸困難感を訴えられ、私たちが考えていた状態と違いました。患者さんの症状を予測し、症状を最小限にできるように援助を行う必要があると気づくことができました。模擬患者さんとして卒業生の方に来て頂いたおかげで、実際の患者さんの状態をより現実的に理解し、必要な援助を考えることができました。ありがとうございます。

2例のロールプレイング終了後に、2年生全員で意見交換を行い、変化する患者さんの状態や思いに合わせて援助の内容や方法を計画・実施することや、出現する症状を想定して症状に応じた看護を考えることが必要という学びを共有できました。実習では、これらの学びを活かして、患者様の安全安楽を第一に考えて援助していきたいと思います。

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