研修医日記(平成21年)

1月 松村宣政
・西野美穂
2月 布施野敦子
3月 楠岡良子 5月 朴澤憲和
7月 城 尚志 8月 角野喜則
・西田真理
9月 黒岩祐
・鳩岡正浩
10月 古林 雄平
11月 本行 一博・
松原 尚子
12月 松野 裕旨

平成21年1月

 初めまして。今月の研修医日記を担当することになった2年目の松村宣政です。時間が過ぎるのは早いもので、もう2年間が終わろうとしていることに驚きます。働き始めてからの2年間、心身共に健康で、毎日充実した日々を送れることに喜びを感じております。同僚や先輩が既に書かれており、重なることもありますが、自分なりに2年間を振り返って書きたいと思います。
①    3次救急研修と麻酔科研修
当院は3次救急研修も麻酔科研修とも必須であり、前者を3ヶ月、後者を2ヶ月ローテートすることになっています。病院によってはどちらか一方のみ3ヶ月というところもありますが、共に必須科目になっていることは一つの特徴であると思います。3次救急ではACLSなどの実践の場がたくさん経験でき、外傷患者さんをみる機会も数多くあります。救命医療の醍醐味を経験できると思います。麻酔科では挿管から術中管理、抜管に至るまで熱心なスタッフのもと数多く経験することができました。いい意味で任せてもらえるので緊張感を持ちつつ、自主的に実践させてもらえました。
②    当直制度
当院では2年目と1年目がペアになって当直をしています。最初の対応から初期判断まで任されています。各科のスタッフやレジデントの先生がバックアップしてくださるので安心して初期治療にあたっています。ただ、基本的にかかりつけの患者様のみなので、最初から診断がついていることがあり、その点がやや物足りないかもしれません。しかし、忙殺され、次から次にさばくということはないので一人一人じっくり考えながら診療できる点はいいことだと思います。
③    同僚の多さと立地
同期が18名と多いことも特徴の一つであると思います。同期が多いから症例がなくて困った経験は一度もなく、むしろ同じ科をローテートしている同期がいるおかげで彼らの姿が励みになったりといいことばかりでした。この2年間、すばらしい同期と巡り会え、院外でも楽しい時間を過ごせました。医者になりたての2年間を共に過ごした仲間は私の大事な財産となりました。立地についてですが、当院は大阪の中央区にあり、梅田・心斎橋・難波どこへ行くにも便利です。仕事との切り替えをするにはそういった環境も非常に重要であると思います。

  これを読まれる方はおそらく初期研修をどこでしようかと考え始めた医学部5年生や6年生であると思います。一つアドバイスできることがあるとしたら、そこに足を運んでみましょう。ホームページや風の噂では本当のことはわかりません。実際に行ってみてそこの研修医や研修を終えたレジデントをつかまえて話を聞くのが一番いいと思います。拙い文章ですが、少しでも病院選択のお役に立てたとしたら幸いです。

 はじめまして、大阪医療センター研修医2年目の西野実穂と申します。
あと3ヶ月足らずで2年間の研修医生活も修了というところまで来ました。この2年間はいつになく時間の流れが早く、本当に瞬く間の2年間でした。
大阪医療センターは私にとって社会人になって働く初めての病院であり、他の病院勤務は経験したことがないためもちろん厳密な比較はできずあくまで私自身が感じたことですが、この病院に来てよかったと思うことを何点か書かせてもらおうと思います。まず第一は、なんといっても素晴らしい仲間や指導医に恵まれたことです。
当院は研修医一学年18人と、市中病院の中では比較的研修医の数が多いという特徴があります。18人皆、出身もこれまでの人生経験も多種多様で、それぞれにいろんな考えや感性を持った人が集まり、日々机を並べて共に研修しています。仕事で落ち込んだりへこんだりすることも多い毎日の中、常に近くで励ましねぎらいの言葉を
かけてくれる仲間の存在は非常に大きく、精神的な支えでありました。と同時に仕事に臨む姿勢や患者さんへの接し方、医者としての人生目標など、日々さまざまな話をしていく中で、自分の中にはない視点や考え方にはたと気づかされたり、刺激を受ける部分も大きかったように思います。また仕事の時のみならず、毎月誕生日会
を開いたり海に出かけたりと、数々の楽しいイベントも共有し、文字通り苦楽を共にしてきました。このように単に同僚という枠組みを越えて何でも語り合える良き仲間、同志を持てたことは、本当に非常に大きな財産となりました。
また、各科をローテートしていく中で出会った指導医の先生方の存在も、同期同様、この2年間で得た大きな財産です。命に携わる職業であることへのプロ意識や責任感の強さ、日々情熱を持って全力で医療に取り組まれる姿には脱帽し、頭が下がる思いでいっぱいですが、そのぶん医師としても人間としても自分の未熟さや至らな
さを実感させられることも多々ある毎日であり、自分もいつの日か少しでも近づけたらと、向上心をかきたてられる、そのような先生方に囲まれて日々仕事できたことは非常に幸せなことであったと思います。
また、当院は女性医師への理解が深く、結婚・出産後も女性医師が働きやすい環境作りに病院全体で積極的に取り組んでいるのも一つの特徴です。そのため、年齢層も幅広くさまざまなバックグラウンドを持った女性医師が各科で多数活躍されており、女性の方であれば、同じ女性として自分の人生のロールモデルとなるような先生
にきっと出会えるチャンスがあると思います。
以上、拙い文章ですが病院選びで悩んでおられる方々等のお役に少しでも立てたら幸いです。興味のある方はぜひぜひ一度気楽に見学にいらしてみてください。

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平成21年2月

 はじめまして、大阪医療センター研修医2年目の布施野敦子と申します。
この病院の研修システムについては前に書いている同期がたくさん説明してくれていますので、感想だけを書かせていただきます。
2年前の病院見学の時期、大阪医療センターは若い先生が多く、熱心で楽しそうに働く様子を見て魅力的だと思いました。実際に働いてみてからもその時感じたとおりでした。レジデントも多く、スタッフも若い先生が多いことは自分とあまり年の変わらない先生達からの生きたアドバイスをたくさんもらうことができて、何より日々の実践に役立ちました。また魅力的な女性の先生が多く、それぞれの仕事に対する姿勢を見せていただけることは仕事と家庭の両立を考えなければならない女性医師にとって今後の働き方を考える上で参考にさせていただけると思います。病院見学の時、同期の数が多いこともの理由の一つでしたが、みんな尊敬できる人たちばかりで、楽しく仕事をすることを教えてくれたことはこの研修期間で得た最も大事な経験でした。たくさんの同期がいることで気の合う大事な友人を得ることができて、初めて社会人になり慣れない環境の中で苦労することも多い時期に大きな喜びでした。
大阪医療センターは市中病院と大学病院の中間的な性格の病院と言われ、大学病院のアカデミックな熟考を教えていただける科や、市中病院のたくさんの症例をこなす科がそれぞれ存在し、どちらのいい点も経験することができると思います。
他の病院については勤務経験がないため比較することはできませんが、研修内容の他に、大阪医療センターでは予想以上に素晴らしい出会いという特典があると思います。拙い文章で伝えることができないことも多いですが、研修病院の候補の一つに考えて下さっている方は、ぜひ見学に来て、研修医達から話を聞いてみてください。

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平成21年3月

臨床研修医 楠岡良子


 もう数か月でローテーター生活が終わろうとしていますが、私は大阪医療センターで研修施設に選んで良かったと思います。研修は消化器内科→外科→総合内科→小児科→麻酔科→救命救急科→産婦人科→精神科→地域という順番できました。
1年目は内科・外科を中心に研修し、病棟業務を覚えつつ臨床に必要な知識や手技を身につけていきます。本院は650床の規模の病院であるので、commom diseaseだけでなくやや珍しい病気も満遍なく経験できバリエーションは豊富です。また、スタッフとレジデントと研修医という体制で患者さんをみるので、しっかり守られた環境で安心と自信を持って医療に取り組むことができます。2年目は慣れてくるのもあり余裕も出てきます。2年目は1年目さんと2人で夜間・休日の当直をします。1次・2次救急の患者さんをみるのですが、ここでは問診、診察、診断、治療の流れの主導権を持ち中心となって進めていきます。しかし、基本的には院内当直の指導医の先生にコンサルトすることになっており、ここでも非常に守られた環境で仕事をすることができます。
救命救急科と麻酔科が両方必修になっているプログラムが本院の特徴の一つであり、この期間は非常に得るものが多かったと思います。救急救命科は3次救急を扱い、外傷・熱傷・中毒・窒息・溺水・熱中症・重症感染症などの症例が経験でき、BLS・ACLSの知識と技術を身につけることができます。麻酔科では挿管、Aライン、CVカテーテルなどの手技と術中管理を覚えます。どちらも集中的に数か月研修することで学ぶことが多かったです。
私の研修生活は病院の研修内容も大事でしたが、同期が多いというのもすごく大事でした。特に1年目は初めての臨床であり、自分の非力さや知識のなさになげいたり、つらいことが続いて起こったり、体力的にもしんどい中で精神的にもタフに仕事をこなさないといけません。1年目は3~5人の同期と同じ科をまわることになっているので、知識を共有したり、自分の患者さんのことで相談にのってもらったり、お互いの精神的なフォローができたりと助けられました。もちろん仕事中だけでなく、ごはんを食べに行ったり、イベントを開催したり、誕生日会をやったりと楽しい時間も共有しています。
今はもう後期研修を目前に控えて、周りも次の段階をみています。でも医師になって初めて経験したこの職場は本当に一生ものの人のつながりができて良かったと思います。初期研修先を選ぶにあたって、ポイントにするところは個々によって違うと思いますが、是非、仕事がのびのびできる自分にとってのいい場所を見つけてください。

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平成21年5月

初めまして、研修医2年目の朴澤憲和と申します。循環器科→外科→総合内科とローテートし、現在救命センターで研修中です。数年前、初期研修病院を探していた自分が読んでいた研修医日記を、こうして自分が書くことになろうとは…時の流れの早さを感じています。
この研修医日記では、当院の初期研修の良いところ、そうでないところを紹介していますが、歴代の先輩方が書いて下さったことに私も同感です。幾つか読み返していただければ、理解していただけると思います。こんな素晴らしい当院に、ぜひ見学にいらして下さいね…と、これで終わってしまうのも寂しいので、個人的な意見も少し書いてみようと思います。

 私が当院で研修して1番よかったのは、role modelとなり得る先生方と数多く出会えたことでしょうか。
「医者は検査データを良くするのが仕事じゃなくて、患者さんの状態を改善することが大切なんじゃないかな」- 検査データに振り回されていた自分を優しく諭して下さった循環器科の先生。
「最近忙しいけど、頑張ろうな」- 忙しい時も精力的に働き、私がしんどそうにしているとよくコーヒーをご馳走してくれた外科時代の指導医。
「脳卒中の治療を通じて少しでも社会貢献ができたらいいと思っている。」- 高い理想とプロフェッショナルとしての誇りを持った内科の先生。
「モニターじゃなくてちゃんと患者を見なさい」- 慣れない救急患者の対応で焦っていた自分に、一番大切なことを気づかせてくれた救急部の先生。

他にもしんどい時にフォローしてくれた同期など、当院での1年間は本当にいい出会いが多かったと感じています。

  この日記を読んでいるのは、おそらく初期研修病院を探している医学部高学年の方が大半だと思います。立地、給料、症例数の多さなど、病院を選ぶポイントは千差万別だと思います。ただし、情熱的かつ優しく、教育熱心な先生の多い当院での研修に少しでも興味が湧いた方は、一度見学にいらして下さい。私の拙い文章では伝わりきれない素晴らしい出会いがきっと貴方を待っています。
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平成21年7月

皆さんこんにちは
外科→総合内科→救命救急→消化器科→放射線科(選択)→精神科→循環器科(選択)とローテーションしてきました城です。
簡単に研修内容を紹介させていただきたいと思います。
最初に回った外科ですがまず基本的な病棟仕事を覚えることに一杯一杯でした。患者さんが急変しても何も出来なかったことを記憶しています。次第に業務に慣れてくると何をすべきかわかるようになり、雑務を含め本格的な医療行為を習得していきました。ある程度慣れてきても、緊急オペなど慌ただしい大変な日々でした。しかしその分医師としてのプロ意識を自覚でき、非常に良いスタートが切れたと思います。
総合内科では患者さんをじっくり診察して、じっくり治療方針を考えることが出来ます。総合内科⑤グループのすべての患者さんを受け持つため、勉強することは多く、その分浅くはなりますが内科的な幅広い思考力につけることができました。
救命救急科での診療は基本は上の先生がすべて行うため、研修医は無心で雑務をこなしていく毎日です。四日に一回無給の当直がありとにかく怒られまくられ精神的にも肉体的にもかなりハードです。ここが一年目最大の山場でしょうか。正月の期間は三次救急の当直に加え、本来なら免除される二次当直にも当てられる理不尽な制度もあり、睡眠時間もろくになかった印象です。三次救急の診療を真近でみれること自体は貴重な経験でしたが病院として制度的に改善すべき点が多いように感じました
消化器科は外科と内科の中間といったイメージで、内視鏡やエコーなどの手技と内科的な病棟仕事をどちらもこなす必要があります。忙しい毎日ですがそれに見合って得るものは多く、努力した分だけ成長できる科と感じました
内科外科救命を終わり、その後、放射線科→精神科→循環器科、とローテーションして今に到ります。今までの内科外科の知識に加え、画像診断の知識や精神疾患、循環動態の考え方など各科の専門知識を得ることで、医療技術や視野が広がり、患者さんに総合的にベストな医療を提供できるようになるはずです。
> さて最後に研修医の二年間で行う救急二次外来の当直の話ですが、基本かかりつけの患者さんを診察するため、一般病院の当直とは異なり初診の患者さんを診る機会は少なくなります。そのためプライマリとしては弱くなります。しかし多すぎて対処しきれないということはほとんどなく、目の前の症例について深く考えることはでき、悩む症例であればすぐに各科の上級医に相談できます。
全体な流れとしては通常業務で専門的な知識を学び、当直でプライマリを学ぶといった感じです
ざっと紹介しましたが、研修内容については以上です。大阪医療センターは医療レベルだけではなく人格的にも尊敬できる医師が沢山います。一度見学がてら遊びに来て下さい。丁寧に案内しますんで。

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平成21年8月

研修2年目となり、外科、総合救急部、総合内科、循環器科、麻酔科と必修科を経て、脳神経外科にて研修中です。
当院での研修について主観が入りますが特徴を簡単に
3次救急と麻酔科ともに研修が必須です(改定後どうかはわかりませんが)
当救命センターはいわゆるICU型の救急で、CPA・多発外傷・薬物中毒等を中心に初療~集中管理まで一貫して経験できます。さらにPCPSの導入や緊急開頭が必要な循環器や脳外科の症例も数多く、これらの科を志望する先生方には魅力的と思います。Criticalな症例のICU管理では多くの知識が必要になりますが、様々な症例と優秀なスタッフの指導の下に貴重な経験を積むことが出来ます。また、病棟での処置や手技も充実しており、積極的に参加すれば胸腔穿刺・ドレナージ・気管切開などの手技も数多く経験できますし、ACLSのリーダーを複数回経験できたのは大変有意義に思いました。麻酔科研修では術中管理、挿管手技の習得を目標に、周術期管理を数多く経験できます。 麻酔法の選択から、中心静脈の確保、各種薬剤の使用まで任せられる研修は、実践力を養うことができます。

時間外当直は1,2年目研修医が担当し、こちらではER型の救急を経験できます。
以前はかかりつけのみでしたが最近は腹痛、頭痛、発熱等の初診の方も受け入れています。感冒から急性心不全や脳梗塞まで、基本は診察から鑑別、初期治療まで自分たちで行いますが、コンサルト体制が整っており、安心して診療の経験を積むことができます。また、週2回外来当直の症例検討会(寺子屋)があり、複雑な症例の復習や共有の機会もあります。当直数も週1回程度で、負担になることはなく、日常の診療や勉強の時間が妨げられることはありません。

スタッフ・レジデント・同僚が同規模の市中病院に比較して豊富です
多くの先輩たちは自分のこれからを想像する参考にもなりますし、理想の医師との出会いもあると思います。レジデントが多いと手術などでの経験は少なくなりますが、それゆえ積極的にアピールする必要もあるので我流にならずしっかりした基礎を築くには適していると思います。また年齢が近い分、直接学ぶ事が多く、良好な研修環境を築けます。カンファレンスが多く、スタッフの前でのpresentationや、活発な議論は知識の整理や獲得に役立ちます。同僚研修医は16人(+歯科研修医1人)いて、経験が少なくなったり、馴れ合いになったりする悪い点もある一方、様々なbackgroundの研修医がいるので、良い刺激になったり、休日の融通や困ったときに助け合える環境が整っているのは心強いと思います。
その他、当センターが災害拠点病院で毎年大規模な災害訓練があったり、院内でICLSやBLSの講習会があったり、文献を多数図書室にて閲覧できたりすることも特徴ですし、各科後期研修が充実しているのも、今後専門研修が前倒しになる上で、重要になってくるかもしれません。他の先生方はわかりませんが、私にとってはミナミやキタといった関西を代表する繁華街が近く、ストレスを発散できる環境にあるのも有利な環境と考えています。
悪い点も挙げだすと多数ありますが、いい意味でも悪い意味でも本人次第で研修生活をアレンジできる環境が整っている病院だと思います。1回きりの研修生活を有意義に過ごせるように、少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
2009年 8月 国立病院機構大阪医療センター 研修医 角野 喜則


大阪医療センターで研修医として働きはじめ、約1年半が経ったところでこの研修医日記を書かせて頂いています。先輩方や他の研修医の先生方の研修医日記からこの病院の魅力や研修医生活が伝わるかと思いますが、私なりに大阪医療センターでの今までの研修生活で良かった点について書きたいと思います。

  1. 恵まれた環境
    当院は研修医数が16人と少し多いように感じますが、それぞれ個性のある研修医が集まり、互いに刺激しあい、時に一緒に学んだり、遊んだりととても楽しい研修医生活を送ることができます。また、レジデントの先生方も多く、アドバイスを受けながら自分の臨床能力を磨く環境にあり、自分なりに学べばそれに応える環境はあると思います。研修医として医師して初めて働くのはストレスも多く、わからないことばかりですが、その中でもストレスも少なく、教えてもらえる環境で研修できたことに感謝しています。
  2. 研修制度
    多少研修制度が変更されたので同じではないかもしれませんが、1年目は内科を合計6か月、外科を3か月、救急を3か月で基本的に3か月の周期で研修します。3か月あるので、じっくりと自分で調べながら余裕を持った研修ができます。また、救急と麻酔科が必修であり、全身管理に興味のある方にとっていい研修制度と思います。
  3. 最後に
    他にも、大阪医療センターならではの特徴や雰囲気はあるのですが、それについては一度見学に来ていただいて、私達研修医がどの様に働いているか見ていただくのが一番かと思います。興味ある方は是非一度見学にいらして下さい。

      西田真理

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平成21年9月

初めまして、研修医2年目の黒岩 祐です。
僕はこれまで消化器科→外科→救命→内科→小児科→地域医療(小児救急)→精神科と回ってきて、現在選択科である整形外科をローテートしているところです。
このページを見ている学生さんの中にはまだどこの科に行くか、あるいはどこの病院で研修するか決めていない方もいるかと思います。実際僕自身、数年前学生だった頃にはまだどこの科と全く決めておらず、様々な病院に見学に行っていました。そういった立場から病院をどう決めていき、実際この病院で研修できて良かったこと、不満なことを思いつくままに書き記したいと思います。
まず病院を見学する際に、僕はその当時、いつも研修医だった先生についてまわっていました。そうでないと実際に研修医の生活リズムが実感できないと思ったからです。病院の中には休む暇もなく、病棟を駆け回りほとんど話ができなかったところもあれば、逆に研修医室でゆっくりくつろぎながら話に耳を傾けていたところもありました。この病院の最初の印象は、比較的時間に余裕があり、聞きたかったことはほとんど聞けたため、自分にとっては程よい感じでした。また話していると、別の研修医の先生が会話の中に入ってきたり・・・、働き心地は正直良いなと思いました。研修スタイルの好みは人それぞれですので、一概にどちらが良いかはわかりませんが、研修医として働くわけですから何よりも必ず研修医の先生についてまわってほしいと思います。そして本音をズバリ聞き出して下さい。ただし既にこの科に進むと決めている方には、もちろんその科で見学して下さいね。

さて実際にこの病院に勤めていて良かったことは・・・
①医師の数が多い
まず同期の研修医が多いです。1年目では4つの科をそれぞれおよそ4人ずつ一緒に回ることになります。悩んだ際にお互い励ましあう、同期が、同じ科、にいるのといないのとでは大きな違いだと思います。仕事をひと段落終えるとすでに研修医室に誰かがいる・・・。とにかくにぎやかです。またレジデントの先生方が多いのも特徴です。比較的年齢が若いですので、話が合う、何でも相談にのってもらえる環境があります。
②当直制度
基本的に当院かかりつけの患者をみることになります。来院時は2年目、1年目の2人でみることになりますが、常時各専門の当直の先生がいらっしゃるので、どうしたらよいか悩んだ場合には即座に対応して頂けます。どんな患者を入院させるべきか、あるいはそうではないかの判断は勉強になります。
③立地、環境
谷町4丁目にあり、大阪城を間近で拝見できる、なかなかの立地条件です。キタにもミナミにも10~15分あれば行けます。ちょいちょい同期と飲みに行っています。
④3次救急
研修指定病院の全ての病院で設置されていない3次救急を研修できます。多発外傷、CPA、溺水、薬物中毒など2次救急では扱えないような症例が・・・来たら分かります。
不満なことは・・・。(直接聞いてください!)

以上拙い文章ではあり、ところどころ他の研修医の先生と重なるところがあったと思いますが、少しでも参考にしていただけたら幸いです。とにかくこの病院の研修医は教え好き、話し好きな先生ばかりです。とにかく1度、こちらに足を運んでみて下さい。


2年目研修医の鳩岡正浩といいます。これまで総合内科、外科、循環器科、小児科、麻酔科を回っていて現在救命で研修しています。振り返ってみると研修1年目はあっという間に過ぎてしまって、自分はどれくらいスキルアップしているのかと不安になることがよくありますが周りの人たちに支えられて無事に2年目の研修生活を送っているところです。
研修医日記を読む人はこれからマッチング試験を受ける方が多いと思うのでここでの研修内容について書きたいと思います。研修医がどれくらい手技をやらせてもらえるかというのは気になる所だと思いますがこの病院はレジデントの人数が多いためか研修医がやる手技の数はそれほど多くないと思います。症例は広く浅くというよりは狭く深く専門化されている印象で、プライマリケアを勉強するのという点ではあまり適していないと思いますが、個々の症例について時間を割いて取り組むことができるし、レジデントを含め年齢の近い先生が身近に多いので色々と相談しやすい環境ではあると思います。また救命の3か月間は外傷、熱傷の他に普段あまり病棟で目にしないような疾患をみることができましたが、反面雑用もかなり多くて手技をする機会もほとんどなくて少し残念でした。それ以外の科では雑用に忙殺されることもあまりなく教科書を読む時間も確保できます。研修生活では毎日知らないことが次々とでてきて、忙しさにかまけて調べることを先延ばしにしてしまうと3か月はすぐに過ぎてしまうので逐一教科書などを開いてみることは大事なことだと思いました。スーパーローテートの制度は色々と賛否両論あり個人的にはもっと自由に科や期間を選択したかったのですが、すでに志望科を決めている人にとっても他科の先生の考え方を勉強するにはよい機会になると思います。
 他の病院がどうっていうのは分かりませんがこの病院に興味を持たれた方はぜひ一度見学に来てみてください。

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平成21年10月

当院での研修医生活について。
研修医2年目 古林雄平

1年半研修が終了した時点での研修医の生活を振り返りたいと思います。
基本的に規模が大きい科が多く、大阪市内の中心部に位置しており、市の中心的な病院と言えると思います。そのため後期研修医(3~5年目医師)の数は多く、前期研修医(1~2年目)も各学年16名程度と非常に若い医師が多く、活気があります。同期が多い事も大きな理由となって、各科の研修は(科にもよりますが)それほど忙しすぎる事はありません。自由に使える時間が比較的多いため、耳学問だけでなく自分で学習したい人や、医学以外にも何かに時間を割きたい人には良いかもしれません。
ただし、少し上の学年の医師が非常に多いため、色々な経験を積むチャンスが少なく、相対的に雑用は非常に多い印象です。また、自分が主体的に診療にあたるという機会も少なく、積極性が無ければ2年間漫然と日々が過ぎ去ってしまいます。
院内の指導体制としては、各科スタッフは優秀な先生方や高名な先生が多数いらっしゃいますし、個人的に質問をすれば丁寧に教えて下さる方がほとんどです。人格的に優れた医師の方も多くいらっしゃいます。しかし所謂研修の有名病院と違って、そういった先生方のご指導を体系的に受ける機会が整備されている訳ではありません。そのため、やはり2年間を漫然と過ごしてしまう可能性は十分にあると言えます。
まとめると、病院としては非常に高度な先端の医療を行っているけれども、研修医として生活するのに良い環境かどうかというのには疑問符が付く、という印象です。当院の良い所を十分に活かせる自信があれば、充実した生活を送れるのだと思います。


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平成21年11月

はじめまして。研修医2年目の本行 一博と申します。この病院の研修についてですが、そのシステム・各科の特徴等については、既に他の先生方に大凡語り尽くされていると思います。そのため、今回は少し異なる視点からお話しさせていただくことにしましょう。

そもそも、初期研修の意義とは何なのでしょうか?
専門を決めるため・様々な科の視点から疾患を捉えるため・医療技術の基礎を身につけるため等、様々な答えがあるでしょう。いずれもその通りだと思います。しかし、実際に研修医として働き終盤を迎える今、一言で表すなら初期研修とは「人生のpriorityを決める過程」であると私は考えています。
働き始めると、多くの変化が訪れます。学生の頃にはなかった「仕事」が現れます。その一方で、「プライベート」という概念が明確なものになってきます。「責任」の重さを実感するようになります。また、科によって全く異なるpolicy・各科を構成する個人の実に多様なphilosophyを目の当たりにすることになります。賛否両論絶えぬ初期研修ですが、この点に関しては実に有意義であると私は思います。「こんな考え方もあるんだ!」という驚きの連続であり、それは医学に対する考え方に限りません。人生の師となる先生方の多いことは、この病院の大きな特長であると考えます。

仕事をしていると、時間の貴重さを思い知らされることが多々あります。あっという間に過ぎてゆく月日の中で、自分はどこへ向かうのか?達成したいこと・求めるものは何なのか?それらを紐解くための期間でもあります。恐らく、全てを手に入れることは困難でしょう。そのため、priorityを決めることが重要となります。医師としてのキャリア上の話だけではありません。今後のlife planは?そのために今、何をしなければいけないのか?何を優先するのか?
そういったことを考えることで、徐々に自身のスタンスがはっきりしてくることでしょう。
無論、正解はありません。しかし、他者の意見を参考にしつつも自身を見失うことなく、確固たるidentityを築いていってほしいと思います。

抽象的なことばかり述べてきましたが、どれだけ「頭ではわかって」いても、実際に経験しなければわからないことは実に多いものです。この日記を読まれている皆さんの多くは、研修先の病院について悩まれていることでしょう。先輩方の情報も参考にはなりますが、それよりも是非一度見学にいらしてください。見学と実際に勤務するのとでは大きな違いはありますが、「雰囲気」は重要な判断材料であると思います。気になることは遠慮なくご相談いただき、熟考の上で御自身に合った研修先を選んでください。
そして何より、何気ない日々を大切にして、豊かな人生を歩んでください。
Enjoy life, and good luck with your future!
本行 一博


松原 尚子

こんにちは。今は研修医2年目の秋、初期研修もいよいよ終盤を迎えつつあります。
振り返れば2年前の6回生のころ、研修医になることは楽しみであり、不安でもありました。先輩から伝え聞く、研修医生活の忙しさ、当直、休みのない日々。念願であった医師になれる喜びと同時に、こんな私に務まるのだろうかと何回も思ったものです。
実際始まってみると、やはりこの2年間は盆も正月もなく、今までの人生で一番忙しい時期だったように思います。しかし、休めるときには休み、体調を崩さないよう自己管理をするようになり(一度インフルエンザにかかり周りに迷惑かけたとこがありますが・・・)、充実した毎日を送っています。初めての当直の日、当直室のベッドでPHSを片手に眠れない夜を過ごし、翌日は日中ずっとぼんやりしていた記憶がありますが、今では当直中、ちょっとでも空き時間があると爆睡できるようになりました。
研修前と比べて言えることは、強くなった(身体も精神も)・どこでも眠れるようになった・よく食べるようになったことでしょうか。
まだ勤めだして2年ですが、いろいろ経験し、成長させてもらった大阪医療センターには大きな感謝と同時に愛着が湧き、ここで研修医時代を過ごすことができて本当に良かったなと思っています。
<理由>
①優秀で教育的なドクターが多かった(志望科でないと知っていても熱心に教育してくれ、科を問わず将来の理想像になる先生にたくさん出会えました。)
②同期のレベルが高い(モチベーションの高い人が多く、自分も勉強せざるを得ない環境がありました。)
③大学名で差別されない(基本的に阪大系列の病院ですが、働いている先生の出身校はわりとばらばらな気がします。)
④手技はわりとやらせて貰える(CVや胸腔ドレーン、気管切開など。三次救急のある病院ならではかもしれません。)
⑤後期研修医の先生が多い(初期研修医にとって学年が近く、話しやすい先生が多いと上の先生には出来ないようなくだらない質問も出来て、様々な場面で非常に助けられました。)
⑥雑務は大学病院より少ない(と言われている。実際はどうか比較できませんが。)  
一つ欠点を言うなれば、やはり規模大きい病院ですので疾患が専門的で偏りあるところでしょうか。
<初期研修後の進路>
初期研修医は一学年16人いますが、初期研修終了後、後期研修医として残る者は私どもの学年では6人です。後期研修から来られる先生もたくさんいますが、後期研修も当院で希望しているなら、初期研修から働いていた方が採用はスムーズだと思います。その他の者は、医局に入ったり、別の病院の後期研修に行ったりと割と自由です。

 最後に・・・
「三つ子の魂百まで」と言うことわざがあるように、医師として初めに働いた病院で身に付いたことは、良いことも悪いことも、医師人生の一生に影響すると思います。だからこそ、良い環境で研修することは意味があると思うのです。
みなさんと一緒に働けることを楽しみにお待ちしています!

 


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平成21年12月

研修医日記   

松野 裕旨

 こんにちは。研修医2年目の松野です。医学生の方の病院探しの一助になればと思いこの日記を書いております。今年から研修のカリキュラムが少し変わったりしてマッチングも大変ですね。どの病院で研修するかも迷うところが多いと思います。ひとえに病院といっても大学病院のような専門的な病気が多いようなところから小規模の市中病院(200床くらい?)まで色々だと思います。研修にあたって一番大切なのは自分がどのように研修に取り組むかの姿勢だと思いますが、ある程度は病院の研修システムも重要だと思います。私がこの病院のいい点をあげるなら、以下の3点になると思います。
・各科にはそこそこの人数の指導医、レジデント(後期研修医)がいるため、ある程度教えてもらいながら日々の研修をすることができる:
この病院は約700床で大学病院と市中病院の中間的な存在と思っていただいていいと思います。レジデントの先生が多いため、ちょっとしたことでも聞きやすいです。
・研修医の人数が16人:
この人数は多すぎず少なすぎずの人数だと思います。それぞれの出身大学もバラバラですし、楽しいですよ。
・研修医1年目1人と2年目1人で外来の当直をする:
当直回数は約4回/月で、2年間を通して(自分がどの科に研修していても)外来当直が当たります。基本的には当院にかかりつけの患者様が対象で、曜日や時期にもよりますがだいたい一晩(17時半~翌朝8時半)で5~10人くらい患者さまが来られます。1次、2次適応の患者様が対象で、歩いてくる方から救急車で来られる方まで初期対応は研修医が行います。研修医だけで帰宅させることもありますし、相談したい症例の場合などは各科の先生も当直しておられるため、電話ですぐにコンサルトも可能です。

 簡単に当院の良さをあげましたが、一番いいのは少しでも当院に興味があれば見学に来ていただくのがよいと思います。見学に来て研修医の話を聞いてみてください。当院には研修医室といって研修医だけの医局もありますので、気楽に遊びに来てください。
最後に、私はもともと消化器内科を考えており3年目には大学の医局に入ろうと考えていましたが、結局は消化器外科に魅力を感じ当院でさらに3年間、レジデントとして働くことにしました。一緒に働くことがあれば日々楽しく頑張りましょう。

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