研修医日記(平成22年)

1月 三浦弘之 2月 菊川久美子
菅原政貴
3月 松井浩史 4月 島田聡子
寺西理恵
5月 草野真悠子 6月 浦上希吏
岡橋一憲
7月 坂口大起 8月 宍戸裕二
9月 高島聡士
宮本麻美
10月 北方秀憲
林 覚史
11月 大島衣里子
田村 猛
12月 伊井千里

平成22年1月

研修医日記

                               三浦 弘之

当院での初期臨床研修の特徴として、病床数が多く、数多くの症例を経験することができること、また、それぞれの診療科の垣根が低く、コンサルテーションも非常にしやすい環境にあることがあげられると思います。この他にも、私が学生時代に見学に来た時にも感じましたが、実際働いてみてもつくづく実感するのが、「当院は医師・コメディカルの方々がとても親切で、非常にいい雰囲気の中で研修生活を送ることができる病院である。」ということで、この点も当院の魅力の一つであると思います。また、1次2次救急医療に関しては研修医1年目2年目が第一線となって診療にあたるため、問診から身体診察、各種検査、治療といった一連の流れも自然と身についてくると思います。それに、1次2次救急医療を研修医が中心となって実践していくなかでも、各診療科の当直の先生方が気軽にコンサルテーションに応じてくれるため、大きな不安を感じることなく診療に当たることができることも、研修環境として非常に恵まれていると思います。ぜひ一度見学にきてみてください。

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平成22年2月

研修医2年目の菊川久美子です。
2年間の初期研修も早いもので残り1か月半となりました。
振り返ってみると反省ばかりと自分の情けなさばかりを痛感した日々でした。初めは毎日の病棟業務をこなすことが精一杯で心身共に余裕がなかったと感じますが、2年間で少しは落ち着いて働くことができるようになったのではないかと感じる今日この頃です。
現在研修先で悩んでいらっしゃる学生さん、私も6回生の頃は、大学が九州だということもあり関西の病院に関しての情報をなかなか得ることができずにいましたが、「百聞は一見に如かず」というように、まずは実際に病院見学をしていただき、自分に合うかどうかを肌で感じていただくことが一番かと思います。この病院には研修医室があり、気楽に話を聞くこともできると思うので是非いらしてください。
研修内容に関しては、1年目は、内科(循環器、総合内科、消化器内科の内2つ)外科を主に研修を行います。Common diseaseを中心にさほど偏りなく症例を経験でき、豊富な知識をもった優秀なスタッフやレジデントの先生方のもと患者さんを診ることができます。
2年目からは1年目の先生とともに夜間・休日の時間外当直をまかされます。基本的には当院かかりつけの患者さんに限定されているため、本格的な初期診療とは異なりますが、内科当直・外科当直・心当直・脳当直の指導医へのコンサルトによるバックアップの基、「問診→診察→検査→診断→治療」の流れを自身で行うことができます。日頃の診療とは異なり、自分がメインで診察を進めていくため緊張感がありますが、一番勉強になり知識が身についたのではないかと感じます。
また、この病院の魅力のひとつとして女性医師が多く勤務していることではないかと思います。病院敷地内には保育所があるなど、結婚・出産後の女性医師に対する環境作りに積極的に取り組んでおり、多くの科で女性医師が活躍されています。結婚・出産を経験された先輩医師からのお話を聞かせていただくことは今後の自分自身の医師像を考える上で非常に参考になるし、ロールモデルとなるような先生を見つけることがきっとできるのではないでしょうか。
最後になりましたが、この場を借りて2年間の研修でご指導いただいた先生方、コメディカルの方々、事務の方々に深く御礼申し上げます。


今回の研修医日記を担当することになりました菅原政貴です。
同期やこれまでの先輩ドクターの執筆された研修医日記と内容は似通ったものとなりますが、私なりの視点でこれまでの研修を振り返り、また本院・大阪医療センターの研修医生活がいかほどであるか、またその特徴を皆様に配信したく思います。
ついこの間国家試験を受けたと思っていたら、もう2年が経とうとして独り立ち(シニアレジデント)までもうすぐだということに気付き非常に驚いております。研修医になりたての頃、2年目研修医の背中がとても大きく見えました。二年目研修医になろうとしているときにあの頃の先輩のように成長しているかとても不安を抱き、シニアレジデントの背中がもっと大きく見えました。その時に気付いたのは、一年目のときには目の当たりにするものほとんど分からず、先輩ドクターの背中がとりあえず大きいのはわかっていましたが、どこまで大きいのかはわかりませんでした。二年目になってそれが少し見えてきて、そして現在自身がシニアレジデントなろうとしています。自分がこれまで見ていた先輩ドクターの様になれるか不安を持っていますが堂々とありたいと思います。
この日記をお読みの方の中には就職先を考えている医学部の学生さんも多いのではないでしょうか。各々が研修病院を選ぶポイントは万別ですが、私が臨床研修病院として本院を選んだ理由としては、
① 市中の大規模病院であること(大学病院ではないこと)
私の場合は母校の大学病院にそのまま研修医として就職する同期が多く、中だるみになりそうであったという点が大きいです。
もちろん、大学病院では先端医療の一端に触れながらまた教育的な面も充実しているという利点もあります。本院の場合は市中病院でありながら、研究もさかんで大学病院に近いということが言えます。同僚は16名おり、全国各地の大学から集まってきます。各々育ってきた環境が違うため、考え方が多様であったり、トリビアに触れることが多く非常に刺激的です。先輩ドクターの数も多く、特にシニアレジデントの数が多いく学年が近いということで困った時の相談が気軽に出来ます。また他科との垣根が低いといことも気軽に相談ができるポイントでしょうか。
② 研修システム
私の場合、オリエンテーション(1カ月)→総合内科(3カ月)→循環器内科(3カ月)→外科(3カ月)→総合救急部(3カ月)→麻酔科(2カ月)→産婦人科(1カ月)→小児科(1カ月)→地域医療・開業医コース(1カ月)→精神科・舞鶴医療センター(1カ月)→選択科・循環器内科(3カ月)とまわってきて、現在は選択科・心臓血管外科(2カ月)研修中です。総合救急部の研修が3カ月あり、他の市中病院ではなかなか学べない3次救急・集中治療を学ぶことが出来るという点、地域医療の開業医コースでは後に述べますが研修医当直で初療に困った時の潜り抜け方や、患者さまの接する姿勢を開業医の先生方がモデルドクターとして見て学べる点、精神科で舞鶴医療センターに出向し精神科救急が学べる点が挙げられます。
先程少し述べましたが研修医当直は夜間・休日の産科以外の一次救急、二次救急の初療を研修医一年目と二年目のコンビで担当することになります。また、患者さまからの電話相談を受けるといったことも行います。場数はそれなりに踏めるのではないでしょうか。もし困った時は、内科当直、外科当直、循環器当直、脳当直などにコンサルトを立てることも出来ます。しかし、ER専属のドクターはいないため救急初療をその場で指導いただけることがないというのが欠点です。
③ 立地条件
私は現在本院の寮に住んでおりますが、大阪の中心部に低価格で住めるのはとても大きいのではないでしょうか。オフに梅田や心斎橋、難波まではすぐに遊びに出られるということは、仕事と遊びのメリハリがつけやすくするメジャーファクターです。

以上、拙い文章で私見が入った内容ではありますが述べさせていただきました。これが本院の特徴でしょうか。これをお読みの一般の方は本院の研修医が実際にどのように過ごしているかが垣間見えればと思っております。また、研修病院を探している医学部の学生さんは以上の内容ではまだ伝えたいことの半分にも満たないので、ぜひとも見学・実習に来ていただき雰囲気を味わっていただきたく思います。この記事をきっかけに本院を志願する学生さんが増えると幸いですが、一番大事なことは自らの意思・意欲があっての環境であります。それは本院で研修しても、研修しなくてもファンダメンタルなところです。それを忘れないでいただきたく思います。

2010/02/14  国立病院機構 大阪医療センター 臨床研修医 菅原 政貴


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平成22年3月

はじめまして。臨床研修医2年目の松井浩史と申します。
2年の研修生活もそろそろ終わりを迎えようとしており、時の流れの早さを実感しています。
この研修医日記をご覧になっているのは主に学生さんが多いと思います。また、諸先輩方や同期が当院の紹介をしてくれていますので、私が実際に当院に勤めてみて感じたことを書きたいと思います。
学生時代には座学とクリニカルクラークシップでの見学実習に終始し、手技をする機会は皆無に近い状態であると思います。その分どうしても手技自体に魅力を感じ、手技の多い病院をということでマッチング病院を選択する基準にすることもあるかと思います。
しかし学生時代も医師となっても座学は非常に重要です。国家試験の知識はさることながら、他人からの教示やパターン認識では自分自身の成長に限界があり、どうしても成書で勉強する必要があります。また実際に手技をやるにしても、その適応から準備物品、副作用からトラブルシューティングに至るまできちんと頭に入れた上で臨まねばなりません。そこでも座学は必須となってきます。先輩や同期がやっている手技を見て、次は自分でやってみる、そして誰かに教えることでその知識や技術を定着させていきます。
当院は手技の多い病院ではありませんが、自分のやる気次第で多くの手技を経験できます。また、座学の時間もとれないということはありませんので、きちんとした知識と技術を身につけることができます。
もしマッチングで当院を考えておられる方は是非一度見学にきて雰囲気を味わっていただければと思います。

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平成22年4月

島田聡子

今年度の研修医日記、最後になります。
私がこの病院に来たのがもう2年も前の事だなんて、月日の過ぎる早さを痛感します。この研修医日記を読むのは医学部生が多いであろうことを想定して、当院の特徴などについては同期や先輩方が詳細に述べてくれているので、2年間を振り返って私個人が思う研修システムと、当病院について述べたいと思います。
●研修病院に何をのぞむか?
私は、初期研修2年のうちは科を絞らず、大病院であること、救急を診られること、科や指導医の数が多いこと、そして雰囲気の良いところに行こうと考えていました。当院は、ある程度広く、そして専門分化された科が多く、指導医の先生方も質問すれば快く答えてくださいます。適度にfreeな時間がとれたり、また1日中バタバタと走り回ったり、いろいろな視点で医者の仕事や生活について考えることができました。なにより、見学に訪れた際の先輩方が非常に気さくで、仕事を立派にこなしていて、ここに来たい!と強く思えたのが大きかったと思います。
●今後の臨床研修制度について
これからは、今ほど広く研修に回らなくなるかもしれません。しかし研修2年の間にあらゆるメジャー科の診療を肌で感じることができるのは、私はよいことだと思います。卒業後すぐに入局してその科しか知らないまま、40年近く医者を続けることを思うと、広い視野と他科の上級医の考え方を若いうちに知って揉まれておく事は、きっと今後生きていく経験だと信じています。そういう意味でも、当院は研修医制度を古くから取り入れており、スタッフ医師、看護師などコメディカルの方々が研修医に慣れているので、何をしたらよいかわからない初期でも現場に入り込みやすく、加えて悩みを聞いてくれる看護師さんもいてとても助かりました。

研修について感じることは人それぞれだと思いますが、まずは実際見学にきて、生の声を見て聞いて感じてもらえれば、と思います。私は当院で研修できて本当に良かったと感じています。私は4月から大学に行くことになりましたが、同期は数人残りますし、いつでも見学にいらしてください


 はじめまして。今回研修医日記を担当させていただきます、2年目研修医の寺西理恵です。
私も初期研修病院を決めかね悩んでいた頃、この研修医日記を読んでいたのを思い出します。希望通りこの病院にマッチングし、研修が始まってから、あっという間にもう1年がたってしまいました。私はこれまで総合内科3ヶ月、消化器科3ヶ月、外科3ヶ月、小児科1ヶ月とローテートし、現在麻酔科研修中です。
これを読まれているのは多分、マッチングをひかえた医学部5年生6年生だと思います。当院での初期臨床研修の特徴は、今までも他の先生がいろいろ書かれていますが、私がこの病院を選んだ理由を挙げておきます。
・大きな病院でたくさんの科があり、医者の数も多い
私は学生の間に、将来進む科を明確に決めることができませんでした。そのためいろいろな科があり、選択でローテートできるというのが魅力的でした。またスタッフ、レジデントの数が多く、色々な先生に相談ができ、色々な考え方を学ぶことができます。
・研修医の人数が多い
1学年の研修医が16人、これは市中病院としてはかなり多い方になると思います。症例数が多いため、私は数が多過ぎると思ったことはありません。つらいときには相談しあい、励ましあい、そして助け合う、大切な仲間です。研修医医局という部屋があり、そこに1つずつ自分の机をもらえます。どんなに大変なときでも、そこに帰って同期と話すことで、ほっと一息つくことができます。
・抜群の立地
当院はまさに大阪の真ん中にあり、研修の合間に遊びに行くには非常に便利です。また大阪城や難波宮跡がすぐ近くにあり、緑に恵まれています。
他の病院の研修医と話す機会が少ないので、他の病院と比べることはできませんが、私は当院を研修病院に選んでよかったと思っています。ただ一つ言えることは、大切なのは「どの病院で研修するか」ではなく、「どういう研修を自分でするか」です。この1年は本当に、スタッフやレジデントの先生、先輩研修医の先生、同期の仲間、そしてコメディカルの方々や事務の方々にも助けていただきました。これからの1年も、頑張っていきたいと思います。


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平成22年5月

はじめまして、2年目研修医の草野真悠子です。
私は今まで総合内科、外科、消化器内科、小児科、麻酔科という順番でローテートを行い、現在、救命センターで研修中です。
早いもので研修医生活も2年目に入り、4月からは1年目の研修医の方々も加わり、ちょうど1年前を思い出し、また新たな気持ちで研修をしています。
6回生の夏まで、クラブに明け暮れていた私にとって、研修病院選びにはあまり時間をかけられませんでした。ただ漠然と、ある程度規模の大きな病院で、教えてもらう先生がたくさんいる方がいい。紹介状を書くより、もらう病院で研修をしたいと考えていました。
ですから、病院見学に行く時期も、通常よりかなり遅かったと思います。実際、大阪医療センターを見学に来たのも、試験のちょうど1カ月ほど前という、かなりギリギリのものでしたが、今では、ここの病院に決めてよかったと思っています。
確かに、他の研修医の先生方が書いているように、後期研修の先生方が多いため、他の病院と比べ、手技はやや少ないかもしれませんが、たくさん先生がいる分、違う考え方をたくさん学べるし、また、同期の研修医が多い分、しんどくても励ましあい、なんとか研修を続けていくことができているのではないでしょうか。同期と同じ科を研修するのは、本当に心強いし、学ぶこともたくさんあります。また、何より先生方が研修医に慣れておられるので、ローテートしていない科の先生であっても、とても親切に指導していただける点が、すばらしいと思います。特に、2年目研修医が担当する二次外来では、いろいろな疾患の患者さんが来るため、自分の未熟さを実感し、反省することも多々ありますが、コンサルトした際でも、丁寧に指導してもらえるので、本当に心強く、勉強になります。 これを、見ている学生のみなさんは、ぜひ当院の見学に来てください。


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平成22年6月

 初めまして。2年目研修医、浦上 希吏(きり)と申します。
昨年の4月1日に初期研修医として大阪医療センターに採用されてから、速くも1年2ヶ月が経とうとしています。現在は、総合救急部で研修中です。総合内科→循環器内科→外科→麻酔科→小児科とローテートし、忙しかったこの一年間を振り返ってみると、「あっという間だった!」や「よく頑張ってこられたなぁ・・・」という感慨と、「まだまだこれから。勉強すべき事が山積みだ!」という身が引き締まる思い、が交錯します。まさに、“光陰矢の如し”“少年老いやすく学成り難し”という先人の言葉を、噛みしめております。
さて、この研修医日記。初期研修病院を探している医学生が、読むことが多いのではないでしょうか。拙劣な文章ではありますが参考までに、私がこの大阪医療センターを選択した理由、そして実際働いてみて感じたことなどを、書いてみようと思います。

◆志望理由
見学で伺った某病院で、とても熱心なDrにお会いし、次のようなことを言われました。
「鉄は熱いうちに打つもの。研修医の間にこそ病気との向き合い方や考え方を、じっくり勉強してもらいたい。学生は手技をたくさんしたい!と思いがちだが、長いスパンで考えれば、手技は必要に迫られたくさんやる時期が必ずやってくる。しかし、疾患に対するアプローチの仕方や姿勢は、できるだけ早い時期に身に付けないといけない。そのためには、優秀なスタッフやレジデントが豊富な病院を選ぶべきだ。」と。
最終的に10病院ほど見学に伺いましたが、上記の助言を考慮した上で、以下の理由で大阪医療センターが最適な病院であると考えました。

  • スタッフやレジデントが豊富
  • common diseaseから専門性が高い疾患まで揃う、幅広い症例
  • やる気にあふれ、忙しいながらも明るくかつ楽しく働いている先輩研修医たち
  • 忙殺されることなく、適度な勉強時間の確保が可能

◆実際働いてみて
他病院の研修状況をあまり良く知らないため、とてもバイアスがかかった考えになってしまいますが、当病院の研修は「疾患への対峙の仕方」を「様々な症例を通じ、諸先輩方の教えを請いながら学べ」、期待を裏切らないものであると実感しております。
福利厚生面や研修制度・体制面で、改革すべき小さな点は幾つかあると考えますが、総合的には、大変充実した初期研修の2年間を過ごせると思います。

初期研修も残り8ヶ月余りとなってしまいました。「何科を専門とするのか」「後期研修先はどうするのか」「結婚は???(笑)」などなど、公私共に選択・決断を迫られる時期です。悩むこともたくさんありますが、15人の仲間と諸先輩方から刺激を受けながら、自分自身を叱咤し、これからも切磋琢磨していこうと思っています。

2010年5月末日 2年目研修医 浦上 希吏


はじめまして、研修医2年目の岡橋一憲と申します。消化器科→外科→総合救急部→循環器科とローテートし、現在耳鼻咽喉科を研修中です。ちょうど2年目の研修生活が始まったところですが、この1年間を通して自分なりに当院の特徴を簡潔に述べたいと思います。

  1. 立地条件
    最寄り駅が谷町四丁目で梅田にも難波にも近く、交通の便が良い。
  2. 研修医
    各学年16名と適度な人数であり、みんな仲が良い。
  3. スタッフ・レジデント
    スタッフ・レジデントが豊富かつ優秀で、多くを学べる環境が整っている。
  4. 手技
    大規模な病院である反面、市民病院や野戦病院と比較して手技を学べる機会は少ない。
  5. 当直
    一次・二次救急に関しては二年目が主当直、一年目が副当直として3~4回/月の割合で業務を行う。不明点があれば各科の当直上級医にコンサルトする。基本的には当院にかかりつけの患者さんであり、初診を扱う機会がほとんどない。
  6. 感染症
    関西では感染症の基幹病院としてHBV・HCV・HIVの症例が多く、感染症に対する認識が強くなる。
上記のように長所もあれば短所もあります。その上、当院での研修では自分次第でどのようにでもなってしまう可能性があります。自分が勉強したいと思えば可能性は無限に広がっていますし、楽しようと思えばいくらでもサボる事も可能だと思います。しかし、当院の研修医はみんな熱心かつ真面目であり、お互いに切磋琢磨しながら充実した毎日を過ごす事ができると確信しています。
最後に、文面でいくら語ってもこの研修医日記をご覧になっている学生さんに伝わっているのは微々たるものに違いありません。当院での研修を少しでも考えている学生さんは一度自分の目で実際の医療現場を見学しに来て下さい。私ながらこの稚拙な文章が当院での研修を考えている学生さんのお役に立てれば幸いです。
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平成22年7月

はじめまして、平成21年卒 研修医2年目の 坂口 大起 と申します。

まもなくマッチング試験の季節を迎えますが、医学部6回生の皆さんのほとんどは、まだまだ来年からの研修先を決めかねておられるのではないかと思います。僕自身、出身大学の大学病院と、当院を含めた市中病院をいくつか受験したあと、希望順位を提出するギリギリまで悩みに悩んだ記憶があります。
そこで、これまでも諸先輩方が記されてきたことではありますが、僕が考える当院での初期研修のおすすめポイントを列挙させていただきたいと思います。皆様の研修先選びの一助となれば幸いです・・・。

①メジャーな診療科全てをバランスよく研修可能!
研修医1年目にローテートする内科・循環器科・消化器科・外科・救命はいずれも多くのスタッフ・レジデントを抱え症例も豊富。内科では脳卒中・呼吸器・腎臓・糖尿病・血液を、外科では上部/下部消化管・肝胆膵・乳腺・呼吸器を同時に研修できます。グループごとに大学なみの高度な専門治療が行われていながら、グループ間の風通しは大学よりはるかによく、広い範囲を非常に効率よく研修することができます。同じように多くの科を研修させるために1ヶ月ずつといったような小刻みなローテーションを組む病院もあるようですが、それは短すぎます。やはりひとつの科の研修には最低でも2ヶ月は必要、3ヶ月あればより良いと考えます。

②当直は力試しの場!
当院の時間外外来は、研修医2年目と1年目が2人ペアになって診察します。我々研修医の上には内科・外科・脳・心当直が1人ずつ必ず待機して下さっているので、研修医だけで判断に困るということはありません。来院時にはまず研修医だけで診るので力量も試されますが、責任が研修医だけにのしかかることは決してありません。電話1本でみなさんすぐにかけつけてくれます。1次・2次救急が主ですが、受け入れるのはもともと当院かかりつけの患者さんなので、必ず何かしらの基礎疾患を抱えておられ、場合によってはひどく重症化していることもあるので、一般市中病院の1次・2次救急に比べて、勉強になる症例に出会う頻度が多いと思います。

③1学年16人の大所帯で切磋琢磨!
当院の研修医は1学年16人と多いですが、スタッフ・レジデントの先生の数も多く、上級医の先生の目が行き届かないということは決してありません。むしろ興味の向く先の異なる多くの同期がいることで、互いに自分の得意分野を教え合って成長していくことができます。そしてなにより、初めてのことだらけの初期研修を2年間乗り切る上で、同じ悩みや苦しみを分かち合う同期の存在は、何物にも代え難く大きなものです。

当院のセールスポイントを3つ挙げさせていただきましたが、結局のところ、初期研修を実りあるものにできるかどうかは、なんといっても皆さん自身の意欲、やる気にかかっています。目前に控えている国家試験は、長い長い医者人生のほんの入り口にすぎません。来春からフルスロットルで全力疾走できるよう、残りの学生生活を存分に満喫し、体力を十分に蓄えておいて下さいね。


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平成22年8月

今回の研修医日記を担当させていただきます、研修医2年目の宍戸といいます。
既に様々な先輩方がこの研修医日記で当院の初期研修を紹介しておられ、初期研修一般のことについてこれ以上私が述べることなど特にないように思います。そこで私が当院の特徴と考える、救命救急センターと外科に限定して研修医の視点で少し話をさせていただきたいと思います。救命医、外科医志望の方以外にはあまり興味のない話になるかもしれませんので、読み飛ばしていただいて結構です。

当院の救命救急センターは三次救急のみ(時に二次の依頼を受けることもあり)を扱っております。症例としては多発外傷の割合が多く、内因性疾患はやや少ないように感じます。ただ頭部外傷や一部の循環器疾患などを除けばほとんどすべての疾患を初期対応から診断、治療といった入院後の管理まですべて救命センターのDrが行っており、高度なICU管理を日常的に学べる場でもあります。そのような特徴もありますので、救命医志望の先生のみならず、他科志望の先生でも期間限定で当院の救命センターで働かれている方が多数おられます。またスタッフ、後期研修医(レジデント)、初期研修医(3ヶ月のローテート)を合わせると常時20人程度の医師が所属しており、当直帯はスタッフクラス、レジデントクラス、初期研修医の3人1組を基本とし日々交代で診療を行っていくという体制がしっかり整っていますので、いわゆる救命医の過剰労働が問題となるような病院ではありません。症例がほぼすべて三次救急ということもあり、初期研修医の段階では診療内容にあまり深く関わることはありませんが、興味のある方はレジデント以降のことも考え一度当院の救命センターを見学されてはいかがでしょうか。

次に当院の外科についてご紹介したいと思います。当院はがん拠点病院でもありますので、外科においても扱う疾患はほぼがんに集約されています。週に20~30件程度の消化器・呼吸器・乳腺領域のがん(一部良性疾患もあり)を手術しており、極稀に急性腹症などの緊急手術をしています。当院は比較的大規模な病院ですので当然経験できる手術症例も多く、その他術前・術後化学療法や終末期の患者さんも外科病棟で診ておりますので、がん治療に関して幅広い知識を身につけることができます。また単純に手技的なことだけでなく、クリニカルパス・SSI対策・栄養管理など外科において必須とも思われる分野においては、外科医師・外科病棟の看護師・その他コメディカルがそれぞれ十数人規模のチームに分かれて活動しており、定期的に検討会や発表会などを行い日々根拠に基づいた最先端の医療を患者さんに提供できるように励んでおられます。さらに当院外科は学会活動も非常に盛んに行っており、レジデントのような若い先生でも3年間で複数の論文を書き上げておられます。もちろん外科医であるためどの先生も手術に対するこだわりは強いのですが、決してそれだけに固執することなく、非常にアカデミックに医療を行っていることが当院の外科の特徴であると思います。そのようなアカデミックな外科に興味がある方は、是非当院の外科を訪れてみてください。

つらつらと書いてみましたが、結局文章で読むより一度実際見学に来ることが一番だと思います。「百聞は一見にしかず」、みなさんのご来訪をお待ちしております。

                       2010年8月 研修医2年目 宍戸裕二


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平成22年9月

研修医2年目の高島聡士と申します。

お忙しい中、この日記をご覧いただきましてありがとうございます。1年半前からこの国立医療センターで研修させて頂いておりますが、2年目になってもまだまだ未熟さを実感する毎日をおくっております。研修医の仕事としては、病棟の業務や検査・治療の補助、カンファなどがあり、遅くまで病棟に残っていることもしばしばあります。病院では当直明けには早々に帰宅できるように配慮していただいておりますが、時として気がつけば30時間~40時間続けて働いていたということもあります。このような生活を支えるための基本は何といってもバランスのとれた食事と便利な住居でしょうか。

病院には食堂が3か所ありますが、その中でのお勧め健康メニューをご紹介します。
①12階レストラン  焼肉どんぶり+人参ジュース
②1階レストラン   シーフードパスタ+人参ジュース
③2階レストラン   日替わり定食+サラダバー
というところになりますが、特に12階からは眺めがよく、大阪城公園や通天閣など大阪の名所を見通せる眺望が堪能できます。

次に住居ですが、研修医としてこの病院に来た初日に、寮に初めて案内された時のことが印象的です。最初に案内されたのは比較的築年数の浅そうなきれいなマンションでした。そこで寮の説明を聞きながら、こんなきれいなところで生活できるのかと、この病院のアメニティもたいしたもんだと感心しておりました。しかしすぐにそこは看護師寮であって研修医の寮ではないことが判明し、結局住むのは敷地の端にある旧病棟の病室を改造した部屋でした。部屋にキッチンもないこの寮は通称サティアンと呼ばれています。先ほど看護師寮を見たばかりで天から地に落ちたような落差がありましたが、今ではサティアンでの生活にも慣れ、朝のカンファ5分前に目覚めた時でも駆け込みセーフということがあったりと、この寮もなかなか捨てたものではないと思っています。

この病院の生活にもやっと慣れてきましたが、もう研修期間は残り半年になりました。今後学会発表や多数の症例レポートなどが控えており夜遅くまで残ることも多くなりそうですが、このような環境にお世話になりつつ今まで指導していただいたことや学んだことを活かして、残り半年を頑張っていきたいと思います。


今月の研修医日記を担当させていただきます宮本です。早いもので研修医になってすでに1年5ヶ月、研修生活も後半にさしかかりました。当院での研修一般についてはこれまでも多くの先生方が書かれているので、今回は自分が現在選択科目で研修させていただいている泌尿器科について書こうと思います。  

泌尿器科は前立腺癌、腎細胞癌、膀胱癌をはじめとする悪性の疾患から尿路結石や過活動膀胱等の良性疾患まで腎、尿路の疾患を幅広く診療する科です。外科医として手術を行う一方で化学療法やホルモン療法、その他泌尿器に関する分野は内科的治療もすべて泌尿器科医が行うことが大きな特徴です。泌尿器科はどこの病院でも比較的人数が少なく、アットホームな雰囲気が感じられるところが多いと思います。当院もスタッフの先生が4人、専修医2人と決して大きな医局ではありませんがその分科全体のまとまりは強いように感じました。3ヶ月研修して一番印象に残っているのが毎週水曜日に行うカンファレンスです。病棟の患者についてのカンファレンスはどこの科でもあると思いますが、当科は外来の患者についてもカンファレンスを行います。専修医、研修医のうちは病棟業務が仕事の中心となるので、経験できる症例に偏りがでてきてしまいがちですが、このカンファレンスによって外来初診から入院、退院後のフォローといった一連の流れを科全体で共有していくので非常に幅広い症例を学ぶことができます。また上の先生がどのように考えて診断し、治療方法を選択していくのかという過程を学ぶことができるのが若手の医者にとっては非常によい経験になると思います。岡部長を始め先生方がとても教育熱心なので研修医、専修医にも経験するチャンスはたくさんまわってきます。若手がやると手技はおぼつかないので時間はかかりますし、自分でやった方がよっぽど楽に違いないのにそれでも忍耐強く教えてくださる姿勢には感謝してもしきれない思いでいっぱいです。外科系を考えている先生方には当院泌尿器科での研修は非常におすすめです。

大阪医療センター研修医 宮本麻美

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平成22年10月

 研修医2年目の北方です。 医師免許を頂いてから1年半が経ち、その間ここ大阪医療センターで充実した研修生活を送っています。
私は、総合内科→外科→循環器科→麻酔科→小児科→総合救急部→地域医療→産婦人科とローテートし、10月からは選択科として麻酔科で研修します。  

 これまでの研修医日記でそれぞれ大阪医療センターの研修について書かれているので、研修のシステム・カリキュラムに関しては割愛させていただいて、私が感じているこの病院での研修のオススメポイントをご紹介したいと思います。

①同期の研修医が16人(平成22年現在)と比較的多いこと。
市中病院にしては同期の研修医の数は多いと思います。同期が多いと分からないことや困ったことがあったときに気軽に相談できる相手が多く、心強いです。
②学年の近い先輩医師が多くいること。
上級医にも親切な先輩はたくさんいらっしゃいますが、上級医にはなかなか(特に「しょうもない」質問の場合)聞きにくいものです。その点、学年の近い先輩医師はお兄さん・お姉さんのような感じで(それでも当然気を遣いますが)質問することができます。
③病院全体が教育熱心であること。
大阪医療センターの理念の中に「医学の発展に貢献するとともに良き医療人の育成に努めます。」とありますが、実際に教育熱心で面倒見の良いスタッフが多く、どの科に行ってもどの科を志望していても多くのことが学べます。

 その他様々な魅力が大阪医療センターにはありますが、実際に見て感じて頂くのがもっとも確実であろうと思います。
是非一度病院見学に来ていただき、仕事の現場の雰囲気を体感してみてください。


これを読まれる方が、一番関心のあることは、当院での初期研修に関してだと思います。医師になって1~2年目、一番重要な時期に、研修医がどのような研修を、どのように積んでいくのか。何を学び、何を感じていくのか。その生の声を期待される方もいるかもしれません。ですが、研修内容については多くの人がいろいろな紹介やアドバイスを分かりやすく書いてくれていますので、きれいさっぱり割愛します。バックナンバーその他で参考してください。本稿では、研修医の生活を紹介しようと思います。

<勤務について>
起床は7時~8時と、ローテートする科によって異なります。指導医よりも先に担当患者の状態を把握しておいた方がいいのかな、という気兼ね気概のある人は病院に早く来ていたりします。勤務中は、これまた科によってさまざまですが、座る時間もほとんどないほど忙しい科もありますが、いつでも一服できるくらいゆったりとした科もあります。研修プログラムとしては15時30分で初期研修医は勤務終了となっていますが、多くの研修医は自主的な研修として業務に従事し、17~21時くらいに終業となります。当院は22時が消灯で、何かしようと思ってもできなくなりますので、実質的な終業はそのあたりになります。主治医制の科では、担当Dr.は休日も患者の顔を見に来ます。当番医制の科や病棟のない科は休日は病院に来ないことが多いようです。研修医がひと学年16人いますので、当直は月に3回弱あります。交代は自由で無制限ですが、GWや年末年始は熾烈な当直争いが勃発します。

<待遇について>
給与はちゃんとあります。うれしいです。手当はいろいろあるみたいですが、賞与はなし。2年間で20日の有給休暇がありますが、実際に使うのは1週間程度のようです。選択研修科であっても、新婚旅行以外の理由で大きく休暇を取る人はいません。

<住むということ>
病院敷地内に初期研修医の住むスゴイ寮があります。16人中3人くらいしか入居継続していません。谷町4丁目は大阪市内ですので、外に探すと1Kで8~10万/月程度だそうです。病院近辺にはコンビニが多数点在していますが、大きなスーパーまでは自転車が必要な距離があります。オフィス街ですので、居酒屋やファストフードなどの飲食店はたくさんありますし、詳しい人に訊いたところでは、1~2駅ほど足を伸ばせば知られざるおいしいレストランがたくさんあるんだそうです。

<余暇をすごす>
人によって、要領や時間を作るのがうまい下手というのはあると思いますが、私は1年目は趣味をする時間はほぼありませんでしたが、2年目は時間のあるローテート科も多く、フラフラと街に出かけたりできるようになりました。月に1回程度スポーツをしたり、ジムに通ったりしている連中もいます。ただ、研修医は日焼けしやすい肌質になるため、後日ほぼ全例指摘されますので、重点的なケアが必要になるでしょう。

<イベント作ろう>
各科の歓送迎会,忘年会など、研修医は可愛がってもらえます。指導医がご飯に連れて行ってくれることもあります。研修医同士でも私たちの学年はあまり飲み会をやってませんが、下の学年は飲み会やイベント企画をしているようです。この分野に関しては、各研修医のバイタリティに任されているところが大きいです。皆さん、がんばりましょう。

<病気にもなるさ>
病気になっても心配要りません。時間外外来で同期の研修医が診察投薬してくれます。全身状態がよくなければ入院もできます。私自身も何度かお世話になりましたが、他の患者さんで忙しいにもかかわらず、嫌な顔をこちらに全く見せず、素早く診察して瞬間的に処方してくれましたね。

以上、まとまりのない内容でしたが、研修医の生活の側面を紹介してみました。なかなか充実した生活です。最後に繰りかえしになりますが、研修内容に関しては、他の方の日記を参考にしてください。必読です。  

初期研修医2年目 林覚史

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平成22年11月

初めまして、研修医2年目の大島衣里子と申します。
学生時代に私もこの研修医日記を読んでいたことを思い出し、いつの間にか日記を書く側になっていることを思うと、この1年半もあっという間だったなと感じます。特に研修1年目の外科研修や3次救急では学生時代に想像していた以上にハードな日々でしたが、指導医の先生方、先輩研修医や同期の仲間に助けられてここまでやってこられました。 大阪医療センターの主な特徴をいくつか挙げると、まず1つ目は大規模な市中病院のためメジャー科からマイナー科まで揃っており、志望科が決めている方もそうでない方も、初期臨床研修として選ぶことができる病院ではないかと思います。また、レジデント医師が多く、身近に相談できる先輩医師が多いのも魅力です。
また、2つ目は救急外来の当直です。大阪医療センターでは1次2次救急外来の初期対応を1年目、2年目研修医がペアとなって担当します。そのため、問診、診察、検査、診断までを、まず初めに自分で考えて行うことができます。治療に関して迷った時には、必ず各科の先生方が当直されていますので気軽に相談することもできます。
3つ目の特徴としては、結婚・出産後の女性医師も含めて、若手から科長クラスまで幅広い年齢層の女性医師が各科で活躍されていることです。そのような先輩医師の姿は目標になりますし、将来の自分の医師像を考える上でとても参考になります。
また、同期の研修医が16人と市中病院の中では多いのも魅力です。様々な大学から研修医が集まってくるため、研修医ルームはにぎやかな雰囲気です。熱心な研修医が多いことも刺激にもなりますし、お互いに助け合い励まし合える仲間がいるのは大切だと思います。 研修病院の選び方は難しいと思いますが、学生時代に実際見学に来て、病院や研修医の雰囲気を体験できたことは非常に有意義だったと思います。研修スタイルは人それぞれ違いますので、雰囲気のあった病院で研修をすることが、努力を継続できる秘訣ではないかと思います。以上、これから初期研修を受けられる方の一助になれば幸いです。興味のある方はぜひ一度見学にいらしてみて下さい。


こんにちは、大阪医療センター研修医2年目の田村です。初期研修もいよいよ終わりに近づき、焦りと不安に駆り立てられている今日この頃です。来年度からは当院の消化器内科で専修医としてさらに3年間研鑽を積む予定です。なので今回は当院の消化器内科について簡単に触れたいと思います。  
当院では消化管疾患、肝・胆・膵疾患のどちらにも偏らず、消化器疾患全般を網羅しています。消化器疾患でいえば消化管出血、急性腹症などの緊急症例から消化管癌などに対する放射線・化学療法なども積極的に取り組んでいます。内視鏡検査・治療の件数も大阪府内の病院の中でもかなり多いほうだと思います。専修医の先生方は朝から内視鏡室にこもりっきりで内視鏡検査や治療をこなし、そのほか病棟業務もしなければならないので多忙を極めています。肝胆膵疾患についても症例は多岐にわたっていて、急性肝炎や急性胆嚢炎、自己免疫性膵炎、悪性腫瘍などを経験しました。また学会発表の機会も与えていただき、貴重な経験になったと思います。  
当院での後期研修を希望したのは、やはりそのactivityの高さと質の高いカンファレンス、あとは医局の雰囲気の良さに惹かれたからです。外科との垣根が低く、蜜な連携があるのも魅力的です。当院の消化器内科で研修すれば間違いないと確信しています。消化器内科志望の方は一度当院での研修を考えてみてください

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平成22年12月

研修医2年目の伊井と申します。他の研修医日記に当院のセールスポイントは多々紹介されておりますので、まずはそちらをご覧ください。
私はこの病院に最初から脳神経外科の後期研修医に残りたいという気持ちで、初期研修医採用試験を受けました。というのは、私は「初期と後期は同じ病院でひとつながりに研修したい」という研修病院選択の条件を明確にしていたからです。

初期と後期を同一病院で研修するメリットは多くあります。

①新しい環境に慣れるストレスが軽減される  
初期研修中のローテーションだけでも、人間関係だけでなく電子カルテや病棟のルールなどシステム上でも新しい環境に慣れるというのはなかなかエネルギーを要します。その点、初期研修でよく知っている病院であればそのストレスは随分軽減されると思います。

②初期研修中でも、志望科に何らかの形で携わることができる  
私は最初から脳神経外科を希望する、と公言しておりましたので、ICUやエレベーターなど、先生方に会う度に声を掛けていただくことが多く、とても励みになりました。また、夜間など時間が空いたときに手術を見学させていただいたり、麻酔科のローテーション中には指導医の先生方が脳外科症例を選んであててくださったりと、本当に恵まれた環境と感じております。私の他にも、志望科の勉強会に呼ばれたり、検査を見学させていただいたりと空いた時間に志望科と関わる機会を持っている研修医は多くいます。

③多くの先生方と交流を持てる  
初期研修の最大のメリットは多くの科をローテートすることです。その中には必修として内科一般と外科、麻酔科、救急科などが含まれるため、回った科の先生とは必ず交流できます。学生時代はなかなか実感しないものですが、研修医にとってこれは大きな武器でもあります。  
たとえば、今度脳動脈瘤の手術予定の方が糖尿病があり腎機能がよくない、さらに過去に心筋梗塞を起こしている・・・さほど珍しくないシナリオです。このように全身に問題を抱えているとき、自分一人で全てを完璧にアセスメントするのはやはり厳しく、他科の先生に相談してすすめていくことになりますが、相談した先生がお互いよく知った先生であれば直接伺ってお話を聞いたりすることで自分の勉強にもなり、患者さんにも充分メリットが生まれると考えています。

④初期研修の仲間が多く後期研修医として残っている
初期研修は同期も多く、同じ研修医室で顔を合わすことも多いですが、後期の場合多くはそれぞれの医局にデスクをもち、他科の先生方や同期と会話する機会は少なくなります。後期研修は私もまだ未体験とはいえ、先輩方をみているとやはりその忙しさと責任の重さは初期研修以上であり、ストレスも多いのではないかと感じます。当院は後期研修医として残る研修医も多く、本年度は私を含め16人中11人が後期も当院で継続することとなり、大変心強いと感じています。

こんなところでしょうか。
まだ学生で志望科が決まっていないという方も多いと思いますが、もちろんローテートの途中に決まっても後期研修で残るという選択をすれば同じことですので、後期研修を見据えた初期研修病院の選択というのも、一つの提案として良いのではないかと思います。

以上長くなりましたが、一緒に働いてくださる初期研修医をお待ちしています。脳外科志望の方はもちろん、それ以外の方も是非一度見学にいらしてください。

伊井 千里

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