国立大阪病院 外科のご案内
集中治療部について
スタッフ1 スタッフ2
部長 木下順弘

大阪医療センターのICU(集中治療室:Intensive Care Unitの略)では、重症の臓器不全患者の診療および難易度の高い手術の術後管理を中心に診療している。昨年度は術後患者と重症の緊急患者を合わせ800名以上の入室があり、重症診療と専門看護を提供している。昨年10月に専従医が1名配置され、救急科専門医、集中治療専門医、外傷専門医などの資格と経験を活かし、できるだけ多くの命を救うことができるよう各科の医師や看護師、臨床工学技士、放射線技師、薬剤師などのコメディカルスタッフとも連携をしている。
ICUに入室する患者は院内発症の重症患者で意識障害又は昏睡、急性呼吸不全又は慢性呼吸不全の急性増悪、急性心不全又は慢性心不全の急性増悪、循環・呼吸についての厳重な監視を要する患者(急性冠症候群、急性肺動脈塞栓症、急性大動脈解離、重症不整脈など)ショック、重症感染症、敗血症、重篤な代謝障害(肝不全・腎不全・重症糖尿病など)、心肺蘇生後など、または侵襲度の高い手術の周術期、もしくは術後、呼吸あるいは循環について、厳重な監視を要する患者などである。

平成27年度
(1) ICU収容患者数(平成27年4月1日〜平成28年3月31日)
延べ患者数 3270名(1日平均 9.0 名)

(2) 診療科別収容患者数(総数 802名)前年度より108名増
診療科別の内訳
外科 246 名、心臓血管外科 162 名、脳外科 184 名、泌尿器科 20名、整形外科 33名、循環器科 68名、口腔外科 19名、婦人科 7 名、消化器科 9 名、感染症内科 11名、脳卒中内科 9 名、腎臓内科 9名、総合内科 9 名、その他

(3) 緊急入室患者数
287名(緊急入院も含む)

(4) 在室中の死亡
30名(死亡率3.7%)
大阪医療センターの集中治療部における研究はまだこれといった成果はあがっていないが、集中治療認定看護師の資格を有する人材とディスカッションしながら、学会などに情報発信をしていきたい。また集中治療に興味をもっている若手の専攻医や研修医、看護師の人材を育成するため、ICUで研修を受ける医師や看護師、救急隊員の教育、指導にもあたる。