国立大阪病院 外科のご案内
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Osaka National Hospital
〜疾患別の紹介〜
下部消化管(大腸がん・炎症性腸疾患)
■大腸疾患
 三嶋医長をリーダーに、池永、安井、宮崎(非常勤)4名の医師が大腸外科を担当し、大腸癌治療ガイドラインに準じた治療を行っています。4名とも大腸肛門病学会の専門医です。大腸癌手術、特に専門領域である直腸癌の手術経験が多く、大腸癌の累積手術数は4300例以上で全国トップクラスです。外科は手術が専門ですが当院の大腸外科は、手術から転移再発癌に対する化学療法まで一貫した専門診療を行っているのが特徴です。手術以外の治療オプションを多く持っているので、治療方針決定の際に手術に偏らない判断が可能となっています。
 内視鏡(腸センター)は消化器科が中心で、毎週外科と合同カンファレンスを行い治療方針の検討を行っています。手術の安全性を高めるために、専門医2人ができるだけ一緒に手術に参加し、短時間少出血手術を目指しています。95%以上無輸血です。結腸切除後の手縫い側々吻合では縫合不全は1%未満、癌の予定手術では最近6年間0例で、ドレーンも原則不要です。開腹手術でも腹腔鏡手術と同様のパスを使用し、術後2日目から麺類の食事を開始します。腹腔鏡手術は安井(内視鏡手術技術認定医)を中心に開腹手術の利点も取り入れたハイブリッド手術を行っています。結腸癌の約半数が腹腔鏡で行われています。直腸癌に対しては排尿・排便機能を温存する自律神経温存肛門温存手術が基本術式です。腹膜翻転部以下の直腸癌に対する低位前方切除術では器械吻合を基本とし、低位での縫合不全は5%程度(直腸全体では3%未満)ですが、一時人工肛門を含めた人工肛門造設率も5%未満と低いのが特徴です。池永を中心に、腹会陰式直腸切断術でも2時間未満、出血200ml未満の手術を目指しています。超低位の直腸癌であっても極力人工肛門を避けることが可能で、内括約筋を一部切除し肛門から歯状線に手縫いで吻合する肛門温存手術(一時人工肛門が必要)を行っています。永久人工肛門になった場合でも、ストマ専門外来でアフターケアを行います。
 大腸癌の多くは手術だけで治りますが、転移再発した場合もあきらめず、先進的なNCCNガイドラインを参考に生存を延長させる可能性の一番高い治療を行います。大腸癌肝転移の切除手術は400例以上、肺転移の切除手術は150例以上で5年生存率は30%です。骨盤内臓全摘術も50例以上行っています。三嶋を中心に手術だけでなく国内最高水準の化学療法(FOLFOXやFOLFIRI)や新規分子標的治療薬(アバスチン)も積極的に行い、FOLFOXも200例以上経験しています。緩和専門病棟はありませんが、癌サポートチームによるペインコントロールや精神療法を含めた緩和治療も行っています。
 外科の基本である開腹手術だけでなく、三嶋は総責任者兼化学療法とセカンドオピニオン、池永は手術責任者として手術の質の向上、安井は腹腔鏡手術責任者、宮崎は肛門(機能)疾患責任者、とそれぞれの専門分野でトップを目指し、情報を共有し大腸チームのレベルアップに努めています。
 全国規模の臨床試験にも積極的に参加し、よりよい医療の提供を目指しています。

・大腸癌切除標本写真1

・大腸癌切除標本写真2

・大腸癌切除標本写真3

・大腸ポリープの写真1

・大腸ポリープの写真2

・大腸ポリープの写真3

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